2004年百里基地航空祭(2004年9月26日)
ということで、やっとのことで航空祭。地上展示機としては17機種35機(サンダーバーズ8機とブルーインパルス7機、格納庫内展示4機とエアロック含む)が展示された。今年はなんと陸自機と海自機ナシ、米軍機はサンダーバーズ以外展示されたのはナシ。昨年に輪を掛けた寂しさよ。しかも期待していた空自50周年記念塗装機は地元の3機以外全くナシ!オーマイガー!40周年記念だった10年前の百里はスペマー大集合で欣喜雀躍、狂喜乱舞したものだったがのぉ・・・。_| ̄|○ 格納庫内展示は例年通り。第204飛行隊はここにスペマー機を使うか(怒)。エアロックのピッツも格納庫内に物販のテントと並んで置かれていた。またエプロン南側と地上展示機の後方には、展示飛行用(朝イチのローパスのみ、地上ではVADSが模擬射撃もやってたらしい・・・音だけ聞こえた(泣))の第501飛行隊のRF-4E/EJや第204/305飛行隊のF-15J/DJ、百里救難隊のUH-60JとU-125Aが並んでいた(U-125Aは飛ばなかったが)。 格納庫内の航空機用エンジンやパイロットの個人装具などの展示や、兵装展示のF-15Jの脇に置かれた兵装類、コクピット公開のRF-4EJの脇に並べられていた偵察ポッドも例年通り。エプロンに展示された第3高射隊のペトリオットシステムや移動管制隊の移動式管制塔、第401基地防空隊の81式短距離地対空誘導弾(短SAM)やスティンガー、20mm対空機関砲(VADS-1)といった装備や支援車両などは写真を取り忘れた(爆)。 今回のワタシ的メダマは、やはりなんといっても10年振りのサンダーバーズである。例え飛ばなくても(泣)。1〜6番機に加え予備機が単座、複座それぞれ1機づつの計8機でエプロンに並んでいた。ブルーインパルスと並んで展示されるのは今日と10月3日の浜松基地航空祭だけなので、この天候が実に恨めしい。一度空自の燃料補給車が3番機に横付けされてホースが繋がれたりもしたのだが、結局1500過ぎにお帰りになるまでピクリとも動かなかった。_| ̄|○ それに匹敵するくらいのメダマは、今年限定の航空自衛隊創設50周年記念塗装機。それなのに、嗚呼それなのに、何故に地元機しかいないのであらうか(泣)。しかも第204飛行隊のF-15Jなんて格納庫内でコクピット公開に供されているので撮りづらいったらない。一方第305飛行隊のF-15Jは朝イチで飛んだらしい。一緒に展示されていた胴体下の600gal.タンクのパイロンに百里基地のURLが書かれているが、確かにこんなトコに書いたらこうやって機体から外して展示しないと見てもらえないだらう。あと1機、第501飛行隊のRF-4Eは横田でじっくり見たのでスルーさせていただいた(笑)。 地上展示された第12飛行教育団のT-7はワタシ的にお初。ディテール写真撮りまくり、と言いたいところだが、どうせハセガワもフジミもキット化なんてしやしないだらうし、こんな天気ぢゃあまり撮る気にもならないし、静浜に配備されれば珍しくもなくなるんだらうし、であまり撮らず。そういや静浜といえばT-3が来てなかったな。 地上展示された第3飛行隊のF-2Aは主翼下にASM-2×4。ようやく搭載状態が見られた。まぁそれだけなのであるが。(^◇^;) 地上展示された第305飛行隊のT-4の、機首のピトー管には照る照る坊主が下がっていた。第305飛行隊のベースオペレーション前にも巨大な照る照る坊主が下がっていたのだが、結局効果はなかったのだった。。・゚・(ノД`)・゚・。 格納庫内で兵装展示をしていた第305飛行隊のF-15Jは、機首に“305SQ”と書かれていた。はてそんな機番あったかしらん? と思ってよくよく見ると、元々の機番“905”の一部を隠して“305”に見せていたのだった。 飛行展示を行った(らしい(爆))第501飛行隊のRF-4E/EJは昨年同様観客から見える全機が機首にシャークマウス入り。さらに今年はインテークベーンに1機に一文字づつ『孝・礼・信・忠・勇・優・仁・義・烈』などの文字が入っていた。戦競塗装などでよく使われる、「南総里見八犬伝」でお馴染みの八文字『仁義礼智忠信孝悌』とは微妙に違うのだがどんな意味があるのだらう。 サンダーバーズの支援で飛来したアメリカ空軍のC-130 2機。うち1機はお馴染み横田の“YJ”(第374空輸航空団第36空輸飛行隊)のC-130Eだったが、もう1機はなんと“HH”。ハワイ州兵空軍第154航空団第204空輸飛行隊のC-130Hがわざわざやって来たのだ。もちろんワタシ的にお初である。駐機しているのに気付いた時は遙か彼方の撮影しにくい場所にいたのだが、程なくして離陸してくれたので美味しくいただくことが出来た。(^^)v 駐車場からエプロンに向かう途中で見つけた、基地の片隅に置かれた第204/305飛行隊の3機のT-4。中の1機のシリアルナンバーは『26-5680』。せっかく百里にいる#680なのだから、ぜひラダーに赤のダンダラ模様をキボンヌ。 飛行展示は、なにしろ基地に到着した時間が時間だったのでほとんど見られず(号泣)。我々が着いてから百里救難隊のUH-60Jが救難展示と機動飛行をやったが、悪天候のためエアロックのアクロは1430過ぎにずれ込み、ブルーインパルスと肝心のサンダーバーズはキャンセルと相成ったのであった。ヽ(`Д´)ノウワァァン!! 【地上展示機と所属部隊一覧】 【航空自衛隊】 【アメリカ空軍】 【民間】 もうなーんも飛ばないと諦めのついた1330頃、「ブルーインパルスは1400頃、サンダーバーズは1500頃帰投」というアナウンスを背にエプロンを後にする。駐車場に向かいだしてすぐ、エプロン南端を見渡せるトコロまで来るとブルーの皆さんが転がってきたのが見えた。すでに一眼レフはカメラバッグに仕舞い込んでしまったのでデジカメで撮影。ブルーインパルスは3機+2機+2機のフォーメーションで上がり、それぞれが上空をスモークを引きながら1回パスして松島へとお帰りになった。 駐車場に着くと、お帰りのためエンジンを回し始めたサンダーバーズの爆音とともに、エアロックのナレーションが風に乗って聞こえてきた。デジカメ片手に滑走路南端の脇まで移動。そんな位置なので、せっかく飛んでくれたロック岩崎のピッツを間近で見られるのはプロシジャーターンの時だけ(笑)。しかもカメラがデジカメなので写真は撮れなかったに等しいのであった(爆)。 そうこうするうちにサンダーバーズの帰投の時間。1機づつ目の前まで転がってきたのはいいのだが、“くの字”前で誘導路ギリギリまでフェンスが迫っているのを嫌ったか、あろうことか滑走路上を転がってきたので遠いことよ。しかも2機づつペアを組んでエンドに待機したのでてっきり編隊離陸するんだろうと思ってたら、1機づつまっすぐ上がってそのまま戻ることなく三沢にお帰りになってしまった。アクロやらないとなったらもう何にもやる気ないのかな。ヽ(`Д´)ノウワァァン!! ということで、サンダバの皆さんを見送って駐車場を出たのが1600過ぎ。飛ばないので来場者の皆さんも早めにお帰りになったと見えて、駐車場をスイスイと出てそのまま東に向かい、途中の道もすいすい走って東関道に乗る。千葉のネズミ帝国あたりまでは渋滞知らずで、習志野PAでラーメンをすすってからPAISUKE兄ィに宮前平駅で降ろしてもらったのが1850頃であった。ということで、ある意味去年以上に不完全燃焼で終わってしまった今年の百里なのであった。ヽ(`Д´)ノウワァァン!! |