2013年百里基地航空祭(2013年9月8日) サンダバが飛べず涙を飲んだ2004年以降、百里航空祭の当日は晴れか曇りであったのだが(前日とか前々日とかに大雨やら台風やらってのはあったけど)、今年は9年ぶりに雨に祟られてしまった。実を言うと天気予報で悪天候は予想されていて、それ故に出撃をためらっていたのだが、前々日に見たジブリの「風立ちぬ」のあまりのアレさ(主に主人公役の声優のせいw)に「これは実機を見なければ気持ちの整理が付かない」と思って行く事にしたわけなのだった。(゚∀゚) 今年は正直言ってメダマになるような展示機はない(爆)。強いて上げれば第302飛行隊の戦競塗装機くらいか。予算削減のあおりで米軍機も来ないし(ここらへんも出撃をためらっていた要因のひとつ)。地上展示機は14機種27機(緊急発進デモ用展示と格納庫内展示含む)で、種類、数ともにほぼ例年通りではあったものの、内容は去年とほとんど変わりなく(爆)。しかも米軍機いないし。エプロンの北端に1t炊事車、81式短距離地対空誘導弾(短SAM)、ペトリオット(PAC3)システム、20mm対空機関砲(VADS-1改)といった装備が展示されていたのは例年通り。一方、格納庫が1棟工事中で使えないせいで格納庫内展示は2棟だけで、しかも機種はF-4EJ改とF-15Jのみでの航空機搭載兵装紹介とコクピット見学だけ。例年行われていたエンジンとかパイロット装具の展示や脚の上げ下げデモは行われず。 ということでいちおうメダマは302sqのF-4EJ改戦競塗装機。伝統の「風林火山」をあしらった炎をインテークベーンに描き、機首には「ファントムにはこれ!」のシャークマウス。願わくば302sq伝統の「爆闘」もどこかに入れておいてほしかったぞ。(^◇^;) 唯一飛行展示も行った百里救難隊のUH-60Jは自己防衛能力を向上させたいわゆるSP(Self Protection)機。隊員さんに聞いたところこの機体は昨年10月ごろに配備されたそうであるが、去年の航空祭には間に合わなかったのだらう。もちろんワタシ的にはお初だったので、後方に駐機していた非SP機との違いなどをじっくりと観察してみたり。(@_@) はるばる美保から参加の第41教育飛行隊のT-400はコクピットにキティちゃん。陸自のトロ、海自のリラックマに対抗してのことか!?(゚∀゚) その海自から唯一参加の第203教育航空隊のP-3C、もちろんコクピット内はくったりと脱力(笑)。この機体、機番の「29」を利用して航空祭を言祝いでいたり(笑)。 飛行展示のスケジュールはパンフレットの画像をご覧戴くとして、それがほぼ全て中止になったのは前述の通り。悲しい。実に悲しい(号泣)。各飛行隊ともシミュレーションテイクオフが精一杯。そんな中で百里救難隊だけは渾身の救難展示を見せてくれたのが救いであった。キャビンドアにはこの日未明に決定した東京オリンピックを祝う紙が貼られてたあたり、仕事が早い(手描きだけど(笑))。 南門を入ってすぐのところにある『ファントムの墓場』、今年は機数が減ってはいたものの(昨年いた#302はゲートガードになったし)、中に#401がいたのにはちょっとびっくり。ついに400番台にも用廃機が出てきたのね…。(´・ω・`) 【地上展示機と所属部隊一覧】 【航空自衛隊】 《格納庫内展示》 《展示機以外》 【陸上自衛隊】 【海上自衛隊】 オマケの写真はこちら。 昼前頃から雨が酷くなってきたので心が折れて(笑)、ブルーインパルスのウォークダウン―シミュレーションテイクオフは見ないで帰ることに。時間が早いので『道の駅いたこ』に寄り道して鯨カレーだのねぎ鯖だのの缶詰を買い、スク水スイマーの大群の攻撃を躱しつつ(笑)東関道〜首都高と走って1621にRTBしたのであった。 |