2004年入間基地航空祭(2004年11月3日)実に7年振りとなる入間である。過去には駐車場を設けたこともあった入間だが、もはやそれは望むべくもないので素直に電車に乗って出撃。0610ごろに家を出て、渋谷〜池袋経由で0800過ぎに稲荷山公園駅到着。以外と早い。駅のコンビニで昼食を仕入れたあと、なんとはなしに人の流れに付いていっていつもの稲荷山門ではなく北門の入場待ちの列につく。待っている間、どんより曇った空をYS-11EBらしき機影が離陸していき、天候確認のT-4が何度か過ぎていく。0840ごろ入場開始、5分も歩かずすぐにエプロンに入る。やっぱ入間基地は狭い(笑)。 地上展示は17機種19機(機内公開の機体を含む、うち1機は飛行展示も実施)に加えて格納庫内展示が1機とブルーインパルスが7機(展示飛行は6機)。空自機以外は海自のSH-60Jが1機だけという寂しさ。メダマはようやくまとめて見れた航空自衛隊創設50周年記念塗装機ということになるだらうか。なんたって今年限定のマーキングなのだから、今年見れないともうチャンスはないのである。一方飛行展示はC-1×9機の大編隊飛行や機動飛行がなかったのが残念。メダマは久しぶりに晴れた空の元で飛べたブルーインパルスか、お帰りの際にハデにやってくれたF-15J&F-2Bといったところか。 というわけで50周年塗装機。地元入間のC-1、U-125、T-4、CH-47Jに加え、三沢のF-4EJ改、百里のF-15J、静浜のT-3、浜松のKV-107IIA-5、美保のT-400、築城のF-1と計10機も集まってくれた。先月の百里では地元しかいなかったのだが、やはり観客動員数が桁違いの首都圏の航空祭だとアピール度も違うというわけなのであらうか(笑)。ワタシ的に今回のスペマー合戦の中で完成度が高いと思っている築城のF-1を見れたのは収穫であった。(^^)v 今年も入間には岐阜のF-2Bが展示された。試作機塗装のF-2はワタシ的にはお初なのでウレシイ限り。でもどうせF-2Bなら松島の50周年記念塗装機を見たかったとか思ってみたり。 公開地区の外、エプロンの一番南の端にYS-11EAとEC-1がひっそりと置かれていた。怪しい機体なのでぜひ間近で見てみたいのだがな〜。 格納庫内で展示されていたT-4はジャッキアップされていた。脚の出し入れをデモったと見える。またその脇には入間基地に所属する機体のエンジンや、パイロットが装備するサバイバルキットの中身、救命ボートやパラシュートなどが展示されていた。 航空総隊司令部飛行隊のT-4、今回確認できただけで14機もあった。意外と数があるのだなぁ。 飛行展示は、朝イチの天候確認の結果オープニングフライトは航空総隊司令部飛行隊のT-4×2のGCAアプローチによる航過飛行のみとなる。その後晴れ間が出てきたのでプログラム通りとなり、まず飛行点検隊のYS-11FCとU-125各1機の航過飛行、次いで第402飛行隊のC-1×3とU-4×1による航過飛行とちょっとした機動飛行の後、陸上自衛隊第1空挺団(習志野)の隊員による空挺降下。つまりC-1は第1空挺団の隊員を乗せたままレベルオープナーなんてやってたわけである(驚)。再び航空総隊司令部飛行隊のT-4×4が編隊航過飛行と機動飛行をやっている合間に、百里救難隊のUH-60Jによる救難展示が行われたが、いつもはブンブン飛ばしてくれる機動飛行はやらずにあっさりと終了。着陸後機体の周囲に隊員がわらわらと群がっていたがなんかあったのだらうか。入間ヘリ空輸隊のCH-47Jによる吊り下げ飛行は、結局何も吊り下げることなく終了。なんだったんだろ。 ブルーの演技が始まった直後から外来機の帰投準備が始まるのはいつもの通り。F-4EJ改、F-1、T-3以外の外来機がブルーが降りた後で次々と離陸していく。U-125AとSH-60Jが1回パスしてくれた以外は、みんな上がるとそのまま帰投。 《地上展示機一覧》 ★=航空自衛隊創設50周年記念塗装機 F-2Bの帰投を見届けて1600過ぎに基地を後にする。最後まで粘っていた観客も一気に帰りだした。かなりの人数が一気に稲荷山公園駅に向かうわけであるから、電車に乗るまでさぞかし時間がかかるだろうと思っていたのだが、1本見送っただけであっさりと1620発急行池袋行きに乗れてしまった。さすが西武鉄道。所沢で各停に乗り換えて秋津で下車、ちょっと歩いてJR武蔵野線新秋津駅から府中本町〜武蔵溝ノ口〜宮崎台と帰ってみたら1800前に着いてしまった。武蔵野線経由のほうが乗り換えが多いのに早いというわけなのだった。次回から考えてみやう。 |