2008年入間基地航空祭(2008年11月3日) あまりの人出の多さに『人間航空祭』などと言われる入間航空祭。今年は23万人も集まったそうだ。いちばん混むときはラッシュ時の駅の階段かというくらいの込み具合になる入間など、一度行ったら2〜3年は行きたくなくなるのだが、今年は何しろ空自の航空祭に行ってないので小型ジェット機の乱舞もブルーインパルスも見ていない。ということで昨年に続いての出撃となったのである。 地上展示は18機種19機(機内・コクピット公開4機を含む)に加えて格納庫内展示が2機、それにブルーインパルスが7機(展示飛行は6機)。今年は燃料費高騰の影響か、空自機以外は海自と米海兵隊から1機づつ来たのみで、去年より地上展示機も飛行展示機も減ってしまったのが残念。飛行展示は一日じゅう曇り空で映えないことこの上ない。前日も翌日も晴れたってのにのにのに。orz というわけで、今年のメダマは地元・第2輸送航空隊の創設50年を言祝いで登場したスペシャルマーキング機。当初はこんなぶっ飛んだデザインだったのだが、出来上がってみたら機体塗装をデザート迷彩風にして(通常の迷彩色の緑を黄土色に、下面のガルグレーをライトブルーに変更)、白いエンジンポッドに記念の文字を入れるという常識的なものになった(笑)。50周年といえば同じく地元の飛行点検隊も創設50周年。記念塗装機は作らなかったようだが所属全機に記念ステッカーが貼られていた。 さらに50周年といえば今年は航空救難団も創設50周年なので、地元の入間ヘリ空輸隊所属のCH-47Jとゲストで来た百里救難隊所属のU-125Aも記念塗装機。ノーマル塗装のUH-60JとKV-107IIA-5にも記念ステッカーが貼られていた。また美保基地の第41教育飛行隊所属のT-400も、尾翼に『ゲゲゲの鬼太郎』を描いた美保基地開庁50周年記念塗装機、さらに静浜基地の第11飛行教育団所属のT-7も静浜基地開庁50周年記念塗装機であった。T-400は空自機に初めて公式にマンガのキャラクターが描かれた(非公式なら前例がある)ということもあって見てみたかったので(鬼太郎自体にはそんなに興味はないが(笑))有り難かったが、T-7のほうは1ヶ月前の木更津航空祭でじっくり見たので、今回はさらりと流してしまった。(^^;; 記念塗装機はまだ続く。三沢基地の第8飛行隊所属のF-4EJ改は、第8飛行隊F-4運用終了記念塗装機、通称『黒ファントム』である。実を言うと今年はこれ目当てで入間に来たようなモンなのである(笑)。 KV-107IIA-5は浜松救難隊所属の最後の1機。今年度じゅうには退役するということなのでもう見納めであらう。記念塗装とかしてくれるとウレシイのであるが、10月22日にラストフライトを実施したMU-2Aもノーマル塗装のままだったので望み薄だらうな。 小牧基地第401飛行隊所属のC-130Hを間近で見たのは久しぶり。しかもイラク派遣仕様の“青ハーク”である。実はワタシ、青ハークを見たのは初めてなのであった。ここで見られるとは。(^^) 格納庫内にはT-4が2機。手前の機体は機体じゅうの点検パネルが開けられて臓物をさらけ出しており、奥の機体はジャッキアップされ動翼の動きや脚の出し入れをデモっていた。去年と置かれている場所が逆である(笑)。またその脇には入間基地に所属する機体のエンジンやパイロットの装備品、さらに災害救助時に使用するツール類などが展示されていた。 飛行展示は次の通り。 ブルーの演技が終わると会場を埋め尽くした観客が一斉に帰り始めるので、ようやくロープ際まで出られるのである。ここで帰投する展示機を見送るのがお約束。てことで、自分がいた位置から撮影できた帰投する展示機はこちら。バートルが飛ぶ姿もこれで見納めなんだらうなぁ(涙)。F-15J、F-4EJ改、F-2Bは当日は帰投せず、最後にブルーインパルスの帰投を見届けてお開きとなった。 《地上展示機一覧》 入場してすぐC-1の記念塗装機を撮っている時、警備のために立っている隊員に向かって「写真を撮るのでどいてくださーい」と呼びかけるマニアっぽい男二人連れ。隊員が「すいません、そういうわけにはいかないのです」と断ると「あいつ使えねーなー」などとぼやいているので、思わず「アンタたちそういう無茶を言うもんじゃない!」と一喝してしまった。そういう一般人の要請に対し、その場でしゃがんでくれたりする隊員もたまにはいるが、何しろ彼ら隊員はそこにいることが業務なのだからその場から離れるわけにはいかないというのに。ったく、マニアの風上にも置けないヤツらである。プンプン。(`、´メ) ブルーの帰投を見届けて1600過ぎにエプロンを後にする。西武鉄道の客さばきの巧さはさすがのもので、ラッシュ時並みの群衆(しかも平日のラッシュ時にはほとんどいない幼児連れや大荷物を持った人なども多数いるのに)を遅滞なく捌いてくれるので電車にもすぐに乗れるのである。往路とは逆の行程を辿り、途中溝ノ口で寄り道をして1830ごろ帰宅。これで今年のワタシ的航空祭予定はすべて終了なのであった。(^o^) |