2010年木更津駐屯地創立記念行事(2010年6月6日)今年の木更津は早い。暑い時期に開催されるのはワタシの記憶にはないが、この時期なら他の航空祭とバッティングする心配がないのでありがたい。0635出発で0749到着、したのはいいが入場待ちのクルマの列がない。一瞬「え゛、日付間違えた?」と思ったりもしたが、門のトコロにいた隊員に聞いたら「もう入れます」ということであった。あーびっくりした。中に入ってから案内に従ってクルマを走らせると、一昨年クルマを駐めた野球場の場所には新しい格納庫を作っているのでさらに奥へ奥へと進まされ、駐屯地の敷地の南西の角のほうにあるグランドまで連れて行かれてしまった。中之島大橋が見えるトコロまで入ったのは初めてであるよ。地上展示のため飛来した機体が滑走路に着陸進入するのを見ていると、マイミクTACCOさんに捕まり(笑)、そのまま連れだって会場へ。 地上展示は22機種26機(用廃機含む、うち9機は模擬戦終了後に展示)。ジェネアビの参加はなかったが官公庁機が3機、うち1機は海保のボンバル! これがここで見れるとは。模擬戦後には“キャリバーCH”や“ドアガン飛龍”も展示され、『アフガン仕様』とも噂される物々しい装備をじっくりと観察したのであった。(^o^) そのCH-47JA“キャリバーCH”、展示されたのは第103飛行隊所属機で、胴体左右と半開きの後部カードゴアに設置された12.7mm重機関銃M2もそのままだったので、此処を先途とじっくりと見て回る。機体各部に設置されたミサイル警報装置のレシーバーや、チャフ/フレアディスペンサーの取り付け基部、エンジン吸気口の防塵フィルター取り付け部分の胴体側に設置されたスライド用レールなど、隣に並んだ通常仕様の機体との違いを比較してみたり。なおこの機体は防塵フィルターではなく通常のフィルターを付けていたので、レール部分のディテールがよく判って良き哉。 その隣には第102飛行隊のUH-60JA“ドアガン飛龍”。この機体はキャビンに据え付けられた12.7mm重機関銃M2だけでなく、その前方のスライドドア部から5.56mm軽機関銃MINIMIも突き出しており、さながらハリネズミ(笑)。こうしてみると増槽は実に邪魔である。 同じく模擬戦後に展示された、第4対戦車ヘリコプター隊本部付隊のOH-1。機首上面には陸自公式ニックネーム“ニンジャ”にちなむと思われる『忍』の文字。でも飛んでる時にはこの文字は描かれてなかったような希ガス。 東日本にただ一機存在する、航空学校霞ヶ浦校所属のAH-64Dであるが、一昨年とは機体が入れ替わって8号機になっていた。霞ヶ浦以外でも飛んでホスイなぁ。とりあえずスタブウイング端のスティンガーランチャーなど撮ってみたり。これってイギリス陸軍機と陸自機だけの装備だし。 格納庫内の車両展示、今年は4台もあって気合いが入っていた(笑)。第103特殊武器防護隊の化学防護車(B)と除染車3型(B)に、中央即応連隊所属の96式装輪装甲車と軽装甲機動車が、屋根の上の機銃(除く除染車3型(B))も物々しく展示されていた。なお、別の格納庫には第1空挺団所属の軽装甲機動車も展示されていたが、こちらは機銃を外していた。化学防護車(B)と除染車3型(B)は午後になってデモっていたが、場内をウロウロしていたら肝心なところを見逃してしまった。(~。~;) ワタシ的には実は初めて間近で見る海保の固定翼機。いきなりきましたボンバルたん! 昨年3月に羽田航空基地に配備されたばかりの最新鋭機、DHC-8-315“みずなぎ”MA722である。うーん、スマートでカコイイ! 機体の前では海上保安庁の中の人が、子供を見るとパンフやノベルティを配って「海上保安官を や ら な い か ?」と熱心に勧誘していた(笑)。 例によって今回も来賓席と演壇から離れた場所(しかも横手)に、TACCOさんや「闇の陰謀団首領」(笑)井上孝司さんと陣取ったため、創立記念式典で何をやってたかよくわからんちん。陸上自衛隊高等工科学校生徒による「ドリル演技」(ファンシードリル)も遠くの斜め後ろから見る羽目に。これは正面で見ないとあまり面白いもんではない(笑)。 【地上展示機一覧】 オマケの写真はこちら。 帰りは1320頃に駐車場からクルマを出す。駐めた場所が場所だけに、出るのに1時間もかかった2005年度の時みたいだったらヤダなー、と思っていたが、案外すんなりと正門から出ることができた。木更津金田ICから東京湾アクアラインへ。今年も昼飯を食い損ねたので海ほたるに寄り、フードコートであさり丼定食を食す。(゚д゚)ウマー 浮島ICから下道をちんたら走って1540RTBしたのであった。 |