2002年航空自衛隊熊谷基地開庁記念行事(2002年4月6日)


2002年航空自衛隊熊谷基地開庁記念行事パンフレット表紙  毎シーズン、ブルーインパルスのファーストショーになるのが航空自衛隊熊谷基地の桜祭りである。しかし今年は桜の開花が異常なほど早かったため開庁記念行事としての基地公開となった。まぁ名目はなんであれ秋の航空祭がほぼ全滅だった昨年以来、実機に飢えていた(笑)ワタシとしては、たとえリモートショーになるとはいえ実機を見られる今年最初の機会を逃すものかとばかりに、ほぼ10年振りに熊谷へと出撃したのである。


 今年は珍しく4月6日の土曜日開催。家を出てからきっかり3時間かかって駐車場にクルマを駐めたのが0800頃。やはり桜の木はみんな見事な葉桜(爆)。ちょっとうたた寝してから0900頃いざ出撃である。とはいえここは飛行場ではないのでフライトが始まるまでは見るモノがない。とりあえずは正門近くに置かれている用廃機を見に行く。F-104J、F-86D、F-86F、T-33A、T-6Gが置かれていてお子さまの格好のおもちゃになっている。F-104Jは尾翼には第207飛行隊の部隊マークが描かれインテーク脇には'84戦競出場機に描かれていた“F-104 Brothers”のマーク入り。たぶん一番新しいのだらう、一番状態が良かった。F-86Dは第3航空団第102飛行隊の後期マーク。T-6Gは白で第14飛行教育団のマークが描かれているが本当の色は青。F-86FT-33Aは航空総隊司令部飛行隊のマークである。それぞれの機体には触られたくないところや危険なトコロにゲームキャラの「ピクミン」をあしらった注意書きが貼られていたがこれは今日のためだらうか(笑)。

 次にPXを覗いてみる。航空教育隊の今年の学生が入隊したばかりなので歓迎の文句が書かれた紙が貼られている。基地内でほぼ全ての買い物が賄えるようありとあらゆるモノが揃えられている。しかし学生だったらこんなトコロで迂闊なモノは買えないだらうな(笑)。

 PXを出て今度は並んだ露天を冷やかす。どこの基地祭でも売っているようなモノしかない。とりあえずカミさんへの土産に自衛隊オリジナル「ピクルスサブレ」を購入。その後午前の部のファンシードリルなど見つつ、またNIFTY模型フォーラム仲間のmotanさんと挨拶を交わしつつUH-60J@百里救難隊の救難展示を見る。今年は降りてくれなかったが、隣のセメント工場の煙突をかすめて(実際はちゃんと距離を取っているのだらうが、見てるほうからはかすめているように見えるのだ)ターンしてくる様は、余所ではまず見られない迫力満点のフライト。その後今は亡きPC-VANのSIG「SKYER'S CLUB」でお世話になったさとうさんご夫妻のレジャーシートにお邪魔して、stealthさんねこすけさん@酔っぱらい(爆)とも挨拶を交わしつつ、さとうさんご夫妻と犬猫話で盛り上がりながら飛行展示開始をマターリと待つ。


 1300時過ぎ、やっとリモートの飛行展示が始まる。しかし朝のうちは晴れていた空もこの頃にはドン曇り。飛んでくる機体がみんなシルエットになってしまう。最初はCH-47J@入間ヘリ空輸隊。しかし高すぎて何やってんだかよくわからない(爆)。続いてT-3×2@第11飛行教育団C-1×2@第402飛行隊F-15J/DJ各1@第204飛行隊と続く。いずれもフォーメーションを変えて何度かパスしていったがいずれも隣の工場の煙突を気にしてか高度が高め。つまらん。

 1430過ぎ、お待ちかねのブルーインパルスの登場。ワタシ的には1999年の浜松航空祭以来2年半振り。4機でリーダーズベネフィット→ラインアブレスト→左エシュロン→トレール→ダイヤモンドダーティパスを披露しそのまま帰っていった。この頃には雲がかなり厚くなってしまい白スモークが映えないことよ。機体は真っ黒に見えちゃうし。(-_-;)


 かくして1500前に行事は終了。速攻でクルマに戻りすぐに駐車場を出る。基地周辺でちょっと渋滞があったほかは割と順調に調布までは帰ってきたものの、ここでほんの1kmほどを進むのに30分以上かかるという異常なほどの渋滞にハマる。結局家に帰り着くまでに4時間近くかかってしまったのであった。


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