NAF厚木日米親善桜祭り(2010年4月10日) 今年の米海軍厚木航空施設(NAF厚木)の桜祭り、4月10日という開催時期は「桜」を冠するにはいささか遅いのではないか、と思っていた頃がワタシにもありました(笑)。2010年の春は初夏になったと思ったら冬に逆戻りといった感じで天候がイマイチ安定せず、お陰で3月22日頃に開花した桜がまだ咲いていたので、今年もきちんと「桜とゲートガード」という写真が撮れたのであった。 地上展示機は例年とほぼ同じ14機種15機。メダマは13年振りに厚木に帰ってきたVFA-115“EAGLES”と、ようやくホークアイ2000を手にしたVAW-115(どっちも“115”やね)であらう。今年もフライトはないと思っていたのだが、なんとまぁ、あんな隠し球があったとは。やるな海自。( ̄ー ̄) そんなわけで主役のCVW-5の艦載機。VFA-102のF/A-18Fは2月に機体を最新のブロック2に入れ替えているので、パッと見にはあまり違いが判らないものの、塗り直したばかりでピッカピカである。VFA-27のF/A-18EはCAG機が整備中なのでイモ番機であったが、ブロック1の機体(ちなみにVFA-115の機体はブロック2)なのに垂直尾翼間の排気口はチムニーダクトになっていた。もちろん後付けなのだらうが、そうなるとプラモを作る時は再現したい機体のその部分がどっちなのか、要確認である。よく見えない所だけに面倒であることよ。VFA-115のF/A-18Eは、2月の来日時は前の所属航空団CVW-14(空母ロナルド・レーガン搭載時)の“NK”レターのままだったのが、デザインはそのままにレターを“NF”に変更しただけなのがウレシイ限り。機首のFDNY911顕彰マークもそのままである。CVW-5に残った唯一のクラシックホーネット、VFA-195のF/A-18Cは塗りが若干変わったそうなのだが、見た目では全く判らない(爆)。 エプロンの解放エリアのすぐ隣に、今年は正体不明の旅客機が3機。判ってみればなんのことはない、米海軍の輸送飛行隊、VR-58のC-40AとVR-59のC-9Bなのであった。米海軍の輸送飛行隊はここ数年ノーマーク化が進んでおり、機体側面の帯とBu.No.下4桁以外は部隊名やテールレターなど何も書かれていないので、こういった場で機体だけ見ても所属部隊などがさっぱり判らずマニア的には困ってしまうのである。それはともかく、C-40など間近で見る機会はそうないわけで、これはこれで珍しいかな、と。並んだ2機はBu.No.が2番違いなのに、片方の機体にだけウイングレットが増設されているのが興味深い。これがあるとなんだか最新の旅客機らしく見える(笑)。 海上自衛隊第51航空隊のSH-60Kは、左舷パイロンにはヘルファイアのランチャーを吊り、機内の対潜機器はすべて降ろし、開けた右舷のキャビンドアからは機関銃(ダミーか?)を突き出した状態で展示。不審船や海賊に対処する時の形態というわけなのだらう。SH-60Fも左舷ドアからAN-M3重機関銃を突き出していたが、米海軍が一般人に機関銃をどんどん触らせていたのに対し、我が海自はもちろん御法度である。まぁこれは仕方あるまいかなぁ。 お昼前にサプライズが。XP-1の1号機が着陸してきたのである。開場時から滑走路の向こう側に駐機する2号機が気になっていたのであるが、まさかここで1号機を間近で見られるとは。もうこれだけでこの日は行った甲斐があったというものである。しかも滑走路の向こう側とはいえ、1・2号機の揃い踏みまで!。・゚・(ノ∀`)・゚・。 グランド地区のゲートガードのうち、入口に一番近いA-4Eの塗りがガラリと変わり、現行のVFA-195塗装になった。機体をシェアしてた(笑)VFA-192がVFA-115と入れ替わって離日したので、VFA-195がA-4Eを独占することになったのだらう。それにしても、どうせだったらVA-195時代の塗装にして欲しかったようにも思うのだが、でもこれはこれで意外に似合ってるような気もする(笑)。また、昨年は機体そのものが未完成だったEA-6Bは、今年はきちんと完成していた(笑)。 【地上展示機と所属部隊一覧】 【アメリカ海軍】 【アメリカ海軍(展示機以外)】 【海上自衛隊】 【海上自衛隊(展示機以外)】 おまけ写真はこちら。 |