NAF厚木日米親善春祭り(2014年5月3日) 今年のNAF厚木春祭りは大型連休後半の初日となる5月3日。連邦政府の軍関連の予算は昨年みたいな悲惨な事にはなっていないようで、今年もきちんと開催されて佳き哉。 地上展示機は昨年より増えて12機種20機。米海軍側のメダマ的存在はなんといってもVAQ-132のEA-18Gであらう。他にもHSC-12のMH-60SのCAG機が展示されたりイモ番機がガトリング砲ポッドを積んでいたり、VFA-195とVAW-115のCAG機の新塗装とか。一方、海上自衛隊側は久し振りにUS-1/-2がいなかったが(常駐のUS-1Aは実任務があったらしく、ワタシが基地を出たあとで着陸してきた)そのかわりにP-1が正式に展示機に加わった。 まずは地上展示機から。サソリ印のEA-18Gをここで見られるとは思わなかった。VAQ-132は米本土のNASウィドビーアイランドを拠点とするCVWP(混成電子戦航空団)から三沢基地に一時配備されている部隊。VAQ-141所属機とのそろい踏みは貴重かも。(^^)v 昨年は第7艦隊司令長官専用機しか展示されなかったHSC-12のMH-60Sだが、今年はCAG機と武装てんこ盛りのイモ番機の2機が展示された。グランド脇のハルゼー通りに展示されたCAG機のほうは塗装が変更され、隼(部隊のニックネーム“GOLDEN FALCONS”から)、星条旗、富士山、旭日旗(赤黄だけど)それに錦鯉をモチーフにした、日本を意識したデザインでかなり派手。てか配色のせいで目に優しくない(爆)。一方、エプロンに展示されたイモ番機のほうはフル武装状態。M197ウエポンコマンド/コントロールシステムとLAU-61C/Aロケット弾ポッドを左右に抱え、キャビンからはGAU-21重機関銃が突き出していた。MH-60Sといえばやっぱコレだよね。(^^)v VFA-195のCAG機は飛行隊長専用車とともに展示。CAG機は塗装が変更され、“CHIPPY HO!”が登場した1995年以来親しまれてきた垂直尾翼の「白頭鷲の横顔」がついに姿を消し、現行の部隊エンブレムに描かれた「ミサイルと爆弾を持った白頭鷲」になったのだが、ハッキリ言って地味になってしまったよ(爆)。そもそもがこの白頭鷲のデザイン、上の方がぽっかり空いていて垂直尾翼の形に合わないんだよね。(´・ω・`) VAW-115のCAG機も機材の入れ替えに伴って塗装変更。こちらは歴代一、二を争うくらいの派手さで佳き哉。特に垂直尾翼は4枚すべてに絵柄を入れる徹底ぶり(笑)。内側には「リバティーベルズ」とカタカナで書かれているのがご愛敬。ご丁寧にも水平尾翼直下に書かれたペイントクルーの名前も右側はカタカナだった。(^^;) 昨年は開放地区の隣で「事実上の展示機」扱いだった海上自衛隊のP-1、今年は展示機エリアの中央にP-3Cと並んでドーンと展示された。第51航空隊でのテストも進んでいるようで、一般人にここで見せても大丈夫と判断されたのだらう。お昼時の「事実上の展示飛行」もずいぶんと気合いが入っていた。機体の近くにいた中の人曰く「新車は気分がいいです」だって。(^o^) その隣のP-3C、翼下にハープーンの訓練弾を吊っていた。厚木ではあまりお目に掛かれないような気がする。ついでに、今年も展示されたYS-11Mであるが、後継機となるC-130Rの日本到着は予定より順調に遅れているようだ。でもYS-11の退役が遅くなることはないので、たぶん展示されるのは今年が最後。(´・ω・`) 今年も「事実上の飛行展示」は盛りだくさん。実任務から帰投したP-3Cが降りたのを皮切りに(水洗施設でシャワーを浴びるところは初めて見た(^o^))、P-1が上がってタッチアンドゴーまがいのこと(実際に滑走路に接地してないから(^^;))をしつつぐーるぐる回ってみたり、昨年同様CVW-5の各機が上がってみたりヘリがぶんぶん飛んでみたり。ヘリはこのあと救難展示みたいなのをしたらしいが、ワタシは空腹に耐えかねたのと草臥れたのとでグランドの売店地区に移動してしまったので見ていない(爆)。CVW-5の各機も昨年同様、戻って来たらタッチアンドゴーを披露しつつ降りたようである。さらにワタシが基地を出たあとの夕刻には、実任務で空自のC-130Hとか海自のUS-1Aとか米海軍のP-8Aとかが降りたり上がったりしたらしい。P-8Aは見たかったなぁ。(´・ω・`) 【地上展示機と所属部隊一覧】 【アメリカ海軍】 【アメリカ海軍(展示機以外)】 【アメリカ陸軍】 【海上自衛隊】 【海上自衛隊(展示機以外)】 【その他もろもろ】 |