2002年立川駐屯地創立記念行事
『立川防災航空祭“SKY RESCUE 2002”』(2002年11月17日)

2002年立川防災航空祭パンフレット

 陸上自衛隊立川駐屯地はウチから電車と歩きでたった1時間半で行けるトコロにある。嗚呼それなのに、去年まではFも展示会に重なったり直前だったりでどーしても行けなかったのであった。しかし今年は展示会用の作品がすでに出来てしまっているので(もっともそれ以前に展示会に行けるかどうか不透明なのだが)、やっと立川に行くことができたのである。とはいえ当日の朝にチコ@バカ犬とゲンちゃんを病院に連れていったので(理由はコチラ)現地着が昼近くになってしまい、展示飛行はあらかた終わってしまっていたのであるが(泣)。
 行きはJR立川駅からバスを使ったのだが、正門至近のバス停が「立川警察署前」だということを知らずにかなりまごついた。正門が見えたのでそこで降りはしたが。『ハンターイ!』のデモ行進もあったが歩いているのは10人足らず、警護の警官の方が多かったみたいだ(爆)。


 地上展示は25機種26機(格納庫内展示含む、うち何機が飛行展示も実施したのかは不明(^◇^;))。このうち15機種がヘリコプターで、また14機種15機が民間機(消防・警察・海保・個人オーナー等)であるというのはここの特色のひとつであらう。後で聞くと飛行展示は盛りだくさんであったようなので、ぜひ来年は朝イチから来たいものである。


 というわけで、今回のワタシ的な一番のメダマは、警視庁航空隊のEH101-510“おおぞら”である。現在のところ世界で唯一の民間型EH-101である本機をぜひ1/72で再現しやう!と意気込んでディテール写真撮りまくり。しかしやっぱデカイ。とはいえ同じタービン3発ヘリであるCH-53Eスーパースタリオン/MH-53Eシードラゴンのような武骨な押しの強さはなく、胴体が縦長であまりゴツゴツしていない分ちょっとスマートに見えるようである。あるいはこれは塗りのせいだらうか。


 ワタシ的メダマのふたつめは陸上自衛隊のOH-1である。航空学校教育支援飛行隊(滝ヶ原)所属機が来ていた。平べったい胴体、タンデム複座にスタブウィングというスタイリングは攻撃ヘリのようであるが、やはり実際に見てみると攻撃ヘリの力強さはない(爆)。全体に丸っこいせいであらうか。これのキットは出ていないが、出たときのためにディテール写真撮りまくり。“備えよ常に”である。ヘ(^o^ヘ)(ノ^o^)ノ


 ワタシ的メダマ第3弾は海上保安庁と東京消防庁のAS332L1シュペルピューマ。海上保安庁のほうは第3管区海上保安本部羽田航空基地のMH805“わかわし”、東京消防庁のほうはJA9676“ゆりかもめ”が展示された。同じAS332L1でも両機の装備は全く異なっていて(任務が違うのだから当たり前だ)、また塗装も海保が白ベースなのに対し東京消防庁は赤ベースと対照的。また“ゆりかもめ”は胴体左右に装備された放水銃がものものしい。実は機体そのものも、海保は軍用型で東京消防庁は民間型という違いがあるのだそうだが、どこが違うのか外見からではよく分からなかった(ちなみに陸上自衛隊のAS332L1は民間型)。これも1/72で再現したいアイテムではあるのだが、細かい差違が多すぎるのとフィルムが心細かった(EH-101とOH-1を撮りすぎた(^◇^;))のでディテール写真はパス。


 メダマは更に続く。陸上自衛隊のLR-2もワタシ的お初。第1ヘリコプター団本部管理中隊(木更津)の所属機である。LR-1と並んで飛んでいる姿を見るとずいぶん大きく見えるのだが、地上で見るとキングエアの末裔だけにそれほど大きくは感じない。これはキット化されることはないだらうから、ディテール写真は特徴的なウイングレットなど少々にとどめる。海上保安庁のビーチB350と並んで欲しかったと思ったが、こちらは首都圏にはいないのでムリか。(^◇^;)


 展示飛行に参加した後地上展示に加わったCH-47J(CH-47JAでなかったのが残念)は第12旅団第12ヘリコプター隊(相馬原)所属機。ワタシ的には同隊所属機はお初。もちろん部隊マークは美味しくいただいた。一方、体験搭乗に使われていた2機のCH-47Jは第1ヘリコプター団第1ヘリコプター隊第2飛行隊(木更津)所属機だったのだが、後部ローターマスト側面に描かれている部隊マークが変更されていた。しかし飛んでいる場所が遠すぎて部隊マーク写真は撮れず。残念。


 地元立川に所在する東部方面ヘリコプター隊第2飛行隊のUH-1Jは部隊マーク入り。格納庫内展示の同隊所属UH-1Hにももちろん貼られていた。


 すでに一度見ている陸上自衛隊のUH-60JAであるが、東部方面ヘリコプター隊第1飛行隊所属機はお初。第1飛行隊機は機首と同隊側面に白い識別帯が入るだけなのでマーキング的にはイマイチ(爆)。UH-60つながりで言うと、海上自衛隊のUH-60Jは下総航空基地隊所属機で、これもワタシ的にはお初。


 立川に所在するもうひとつのヘリ部隊、第1師団第1飛行隊のOH-6DはNVG対応でFLIR搭載という重装備。テイルフィンには「D1」(Division 1=第1飛行隊)の白文字入り。これは展示機以外に見掛けた同隊のUH-1Jにも書かれていた。


 格納庫内では企業の展示ブースも。川崎重工業(KHI)、三菱重工業(MHI)、富士重工業(FHI)の航空関連3社のブースにはそれぞれが扱う機種の模型。KHIにはBK117C-2、XOH-1、EH-101が、MHIにはUH-60JAが、FHIにはこれから配備が始まるAH-64Dと、無人偵察ヘリのディオラマがそれぞれ展示されていた。また石川島播磨重工業(IHI)のブースには同社の前身が手がけた日本初のジェットエンジン「ネ20」の現物が展示されていてびっくり。こんなトコロでお目にかかれるとは。(゚〇゚;)


 冒頭に書いたように飛行展示はほとんど見られなかったのであるが、それでも見られた分についてはコチラ。会場のアナウンスもほとんど聞き取れない位置にいたので、まったく何をやってるのかわからなかった。もっとも“見れば判る”というようなモノ(ぶら下げたバケツから水を撒く、とか)はさすがに判るが。(^◇^;)


《地上展示機一覧》

【陸上自衛隊】
UH-60JA(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊第1飛行隊(立川))
UH-1J(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊第2飛行隊(立川)) ※部隊マーク入り(^^)v
UH-1H(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊第2飛行隊(立川)) ※格納庫内展示
LR-1(東部方面航空隊本部付隊(立川))
AH-1S(東部方面航空隊第4対戦車ヘリコプター隊第1飛行隊(木更津))
OH-6D(第1師団第1飛行隊(立川)) ※部隊マーク入り(^^)v
CH-47J(第12旅団第12ヘリコプター隊第2飛行隊(相馬原)) ※部隊マーク入り(^^)v
LR-2(第1ヘリコプター団本部管理中隊(木更津)) ※部隊マーク入り(^^)v
OH-1(航空学校教育支援飛行隊(滝ヶ原))
【海上自衛隊】
UH-60J(下総教育航空群下総航空基地隊救難飛行隊(下総))
【アメリカ陸軍】
UH-60A(第78航空大隊(キャンプ座間))
【海上保安庁】
AS332L1(第3管区海上保安本部羽田航空基地(羽田))
【東京消防庁】
AS332L1(東京消防庁航空隊(東京ヘリポート))
【警視庁】
EH101-510(警視庁航空隊(東京ヘリポート))
【その他民間】
ビーチクラフトA36(個人オーナー)
ベル206B(個人オーナー)
セスナ172M(朝日航空)
セスナ172P(個人オーナー[アメリカ籍])
グローブG109B(個人オーナー) ※2機
ホフマンH-36ディモナ(個人オーナー)
三菱MH2000(エクセル航空)
パイパーPA-28RT-201T(個人オーナー)
パイパーPA-46-36P(個人オーナー)
ロビンソンR44(個人オーナー)
シャイベSF25Cファルケ(個人オーナー)
※正門脇に展示されていた用廃機画像はコチラ


 今回はPC-VANの今は亡きSIG「SKYER'S CLUB」でお世話になったちのさんと携帯でやりとりはしたが結局会えず。松島に続いてすれ違い(笑)。ということで誰とも会わなかったのはなんとも久しぶり。


 帰りはJR立川駅まで歩く。20分かからず。次回からは行きも歩くことにしやう。(^o^)


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