2013年立川駐屯地創立記念行事 『立川防災航空祭』(2013年11月10日)
今年の立川は特に何があるというわけでもなさそうだったので、まぁ行かなくてもいいかなと思ってはいたのであるが、前の週の入間があまり天気が良くなかったせいもあって何か物足りず。それに今年は(てゆーか今年から)JMCがないのでこの時期のんびりしているということもあって(だから艦これにはまってたりもするわけで(^^ゞ)、結局行くことに。朝7時半過ぎに茨城県南部で震度5弱を観測する地震があって「なんとタイムリーな」と思わないでもなかったりもしつつ、のんびりと8時過ぎに家を出て9時半ごろ駐屯地正門着。そんな遅いんじゃチヌークの体験搭乗券は当然品切れ(笑)。なおUH-1の体験搭乗はそもそも実施されなかった模様。
地上展示は10機種14機(格納庫内展示や用廃機も含む、うち4機は飛行展示後に地上展示)。今年は民間の小型機が一切おらず、もちろん米軍機もいなかったので、朝イチで見た地上展示エリアはスカスカだった。また朝の天気が悪かったせいで編隊飛行と空挺降下が早々と中止になってしまい、コブラさんたちなどは開場前にさっさと木更津に帰ってしまったりして、滑走路エリアには地元機も含めて1機も並んでいなかったので、なにやら異様にヘリの姿が少ない印象だった。(~。~;)
まぁそんなわけで地上展示のメダマになるようなのはいなかったわけで、何を取り上げていいモノやら(笑)。とりあえず、立川駐屯地が創設40周年ということで記念のマークを入れた機体が数機。確認できたうち、『防災装備品紹介』でトレーラーやトラックに乗せられたりしてた東部方面航空野整備隊のUH-1Hと第11飛行隊の部隊記号を付けたOH-6Dは用廃機であったが、入場したらすでにローターを回していた東部方面ヘリコプター隊第2飛行隊のUH-1Jはこの後プログラムのオープニングで偉い人を乗せて会場中央に飛んでいった。
機体自体はもはや珍しくはないけれど、立川では特別輸送ヘリコプター隊のEC225LPの展示は初めてだったらしい。遠目では白いシュペルピューマの姿に「をを、今年は海保も展示してくれたのか!」と思ったんだけどねぇ。
0935からプログラムが始まる予定だったが、最初の『音楽演奏(第1音楽隊)』はワタシが入場した時にはもう始まっていたようで、式典会場のあるアトラクション展示エリアにたどり着く前に終わっていた模様。次の『防災航空祭オープニングセレモニー』って何かと思ったら、UH-1Jに乗って式典会場に登場した偉いさんが登壇して有り難いお話をするというものらしく、それならいつもやってることだと油断していたら、講話の後で重レッカを使ってOH-6Dを吊り上げて3トン半に載せるというアトラクション(違)をやっていたのだった。しまった迂闊なり。><
次は今年初めて行われた『防災装備品紹介』で、東京消防庁と陸自が保有する防災関連の各種車両が式典会場に入場して一通り紹介された。その後に行われるはずだった『編隊飛行』と『空挺降下展示』は中止になってしまったので(泣)、次は『ドリル展示(高等工科学校)』。相変わらず一糸乱れぬ見事な動き。
『飛行展示(OH-1、AH-64)』でようやくヘリが飛ぶ(笑)。まず先に立川駐屯地界隈に所在する陸自、警視庁、東京消防庁の機体が1機ずつ紹介された後、OH-1が機動飛行らしきものを行ったが、例年同様あっけないもの。とはいえ、今年はさらにAH-64Dも機動飛行らしきものを行ったので、2機合わせてちょうどいい感じ(笑)。
本日のメインイベント、『災害救助活動展示』も内容はおおむね例年通り。首都直下型地震が起きたことを想定して、東京消防庁、国立災害医療センター、警視庁、陸上自衛隊が連携して、迅速なる被災者の救助や災害の鎮圧を行うという内容であった。なお今年の『新体操演技(東京女子体育大学)』はこの後で行われたが、時刻は昼近くになっていていい加減ハラが減っていたため売店地区へと走ってしまい、つまりは見ていないのであった。(゚∀゚)
会場内に陸自のチヌークの姿がなく、体験滑走はどうするんだと思っていたら、すべてのプログラムが終わった後に滑走路の向こう側で第106飛行隊のCH-47Jが2機、いつの間にかローターを回していた。あんなデカイのどこに隠してたんだ(笑)。さらに伊豆大島での災害派遣から帰投した第12ヘリコプター隊のCH-47JとJAが降りてきたのは嬉しいサプライズ。
今年の立川はこれでお終い。地上滑走体験に行ったり来たりする2機のCH-47Jを横目に眺めつつ、天気予報では午後は雨となっていたのにむしろ晴れ間すら出て来てちりっと暑くなってきた会場を、1330ごろ後にしたのであった。
【地上展示機一覧】
【陸上自衛隊】
UH-1J(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊第2飛行隊(立川)) ※HLTV(映像電送装置)付
OH-1(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊本部付隊(立川)) ※飛行展示後に展示
AH-1S(東部方面航空隊第4対戦車ヘリコプター隊第1飛行隊(木更津)) ※飛行展示後に展示
UH-60JA(第12旅団第12ヘリコプター隊第1飛行隊(北宇都宮))
EC225LP(第1ヘリコプター団特別輸送ヘリコプター隊(木更津))
AH-64D(航空学校霞ヶ浦校(霞ヶ浦)) ※飛行展示後に展示
《格納庫内展示》
AH-1S(東部方面航空隊第4対戦車ヘリコプター隊第1飛行隊(木更津)) ※航空機整備展示
OH-6D(東部方面航空野整備隊(立川)) ※用廃機、お子さまコスプレの被写体
《地上展示機以外》
CH-47J(第1ヘリコプター団第1ヘリコプター群第106飛行隊(木更津)) ※2機、地上滑走体験に使用
CH-47J(第12旅団第12ヘリコプター隊第2飛行隊(相馬原)) ※伊豆大島での災害派遣任務からの帰投機
CH-47JA(第12旅団第12ヘリコプター隊第2飛行隊(相馬原)) ※伊豆大島での災害派遣からの帰投機
UH-1J(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊第1飛行隊(立川))
UH-1J(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊第2飛行隊(立川)) ※オープニングセレモニーで使用
OH-1(東部方面航空隊第4対戦車ヘリコプター隊本部付隊(木更津))
UH-1J(第1師団第1飛行隊(立川))
OH-6D(第1師団第1飛行隊(立川)) ※飛行展示で使用
UH-1H(東部方面航空隊東部方面航空野整備隊(立川)) ※用廃機、防災装備品紹介で使用
OH-6D(第11旅団第11飛行隊(真駒内)) ※用廃機、防災装備品紹介で使用
《各種車両》
1 1/2トントラック w/1t水タンクトレーラ(東部方面航空隊本部付隊(立川)) ※防災装備品紹介で使用
野外炊具1号(改)と1t水タンクトレーラ(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊本部付隊(立川)) ※自衛隊缶詰試食会場で使用
10000リットル燃料タンク車(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊第1飛行隊(立川)) ※防災装備品紹介で使用
3 1/2トントラック(東部方面航空隊東部方面航空野整備隊(立川)) ※新旧並び、OH-6D積載
重レッカ(東部方面航空隊東部方面航空野整備隊(立川)) ※防災装備品紹介で使用
救急車と救難消防車(立川駐屯地業務隊(立川))
1/2トントラック(東部方面警務隊第126地区警務隊(練馬)、東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊本部付隊(立川)、東部方面航空隊本部付隊(立川))
3 1/2トントラック w/野外炊具1号(改)(第1師団第1飛行隊(立川)) ※防災装備品紹介で使用
軽装甲機動車(第1師団第1普通科連隊第5中隊(練馬))
高機動車(第1師団第1普通科連隊第5中隊(練馬))
化学防護車(B)(第1師団第1特殊武器防護隊(練馬))
除染車3型(B)(第1師団第1特殊武器防護隊(練馬))
浄水セット(逆浸透型)(第1師団第1後方支援連隊補給隊(練馬))
野外手術システム(第1師団第1後方支援連隊衛生隊(練馬))
1 1/2トン救急車(第1師団第1後方支援連隊衛生隊(練馬))
高機動車(第1空挺団通信中隊(習志野))
73式特大型セミトレーラ(教導隊第311輸送中隊(朝霞)) ※防災装備品紹介で使用
【航空自衛隊】
UH-60J(航空救難団百里救難隊(百里))
CH-47J(LR)(航空救難団入間ヘリコプター空輸隊(入間))
【官公庁】
AW139“おおとり3号”(警視庁航空隊(立川))
AS365N3“かもめ3号”(東京消防庁航空隊(立川)) ※飛行展示後に展示
《飛行展示参加機》
AW139“おおとり4号”(警視庁航空隊(立川))
ベル412EP“おおとり7号”(警視庁航空隊(立川))
AS332L1“ひばり2号”(東京消防庁航空隊(立川))
《その他》
AS332L1“はくちょう6号”(東京消防庁航空隊(立川))
東京消防庁などの装備品とか
※オマケ画像はこちら。
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