2014年立川駐屯地創立記念行事
『立川防災航空祭』(2014年9月28日)

2014年立川防災航空祭パンフレット

 今年の立川も特に何があるというわけでもなさそうだし、そもそも直前まで都合が合わず行けないはずだったのが、急遽行けることになったので出撃と相成ったのである。今年ものんびりと8時に家を出て9時15分ごろに駐屯地正門着。今年は例年になく入場に時間が掛かり、時間が遅かったことも相まってチヌークの体験滑走搭乗券は当然品切れ(笑)。まぁちかたないね。


 地上展示は12機種12機(うち3機は飛行展示後に地上展示)。今年は空自と海自から1機づつ、民間の小型機も2機が地上展示されたものの、常連だった第12ヘリ隊のUH-60JAは御嶽山噴火災害への災害派遣があったため不参加。さらに今年も米軍機は1機もおらず、キャンプ座間の在日米陸軍航空大隊(USARJ Avn.Bat.)が物販だけやっていた(爆)。どうせなら今年から配備されたUH-60Lを持ってきて欲しかったなりよ。また今年は例年E格納庫内で行われている「航空機整備展示」がなく(プログラムには記載されていたのに(´・ω・`))、また例年お子様コスプレの被写体になっている用廃のOH-6Dもいなかったので、格納庫内の航空機展示はナシということに。 ←航空ファン2014年12月号にOH-6Dの写真が載ってたのでワタシが見落としただけだった。(^^ゞ
 幸い天気は良かったのでプログラムは全て予定通りこなせたが、編隊飛行については運良く目撃できた予行に比べると機数が少なくちょっと寂しかった的。それでも飛んでくれただけでも去年よりははるかにマシなのであった。


 まぁそんなわけで今年こそ地上展示のメダマになるような展示機はいなかったわけである(走召木亥火暴)。強いて挙げれば警視庁航空隊のEC155B1“おおとり5号”で、8月に納入されたばかりのド新品。とはいえこの機種自体はすでに2007年から“おおとり1号”が運用されていて特に目新しいわけでもなく。(^^;)


 地上展示されていた第12ヘリ隊のCH-47J、特に取り立てて珍しいわけではないが、航空祭が終わって程なくして御嶽山に災害派遣され、テレビのニュースにこの機体そのものが映っていた。ご苦労様です。∠(゚゚ )


 先に書いたようにプログラムは0935から予定通り。入場してから航空機展示エリア手前に展示されている各種車両などをのんびり見ながら歩いていたので、今年も最初の「第1音楽隊 音楽演奏」は見られず。次の『オープニングセレモニー』は例によってUH-1Jに乗って式典会場に登場した偉いさんが登壇して有り難いお話をするというものであったが、昨年の教訓を活かしてこの段階でロープ際を確保しておく。(^^;)
 有り難いお話しをテキトーに聞き流せば(笑)、次は編隊飛行に向かう各機の離陸。続いて『防災装備品紹介』は概ね昨年と同じであったが、この後で重レッカを使ってOH-6Dを吊り上げて3トン半に載せるというアトラクション(違)をやってくれた。今年は見逃さずに済んで吉なり。
 ここで先ほど離陸した各機が戻ってきて『編隊飛行 上空通過』、これや、これが見たかったんや! でも総勢16機ってのは機数的に寂しいぞ。続いて『空挺降下』だったのだがジャンパーが一人だけだったので、こちらもちょっと寂しい。
 この後は『東京女子体育大学 新体操演技』であったのだが、時間的にここしかなかったので昼メシを調達しに売店地区に離脱してしまい未見である。いや演技のために出てきた美しいJDの姿はカメラに納めてあるのだが、演技をしているわけではない姿をお見せしても、ねぇ(汗)。なお今年はドリル演技はナシ。
 昼メシを食い終わった頃に編隊飛行の各機が着陸、続いて『AH-1S OH-1 AH-64D 飛行展示』。例年通りにまずは立川駐屯地界隈に所在する陸自、警視庁、東京消防庁の機体が1機ずつ紹介された後、2機のAH-1Sが機動飛行を行い、続いてAH-64Dが機動飛行。OH-1は飛ばないのかな、と思って見てたら次の『災害救助活動展示』の冒頭でちりっと飛んだ(笑)。その『災害救助活動展示』の内容はおおむね例年通り。首都直下型地震が起きたことを想定して、東京消防庁、国立災害医療センター、警視庁、陸上自衛隊が連携して、迅速なる被災者の救助や災害の鎮圧を行うという内容であった。


 AH-64D、UH-1J、OH-1の3機はプログラムが終了してから地上展示されたのであるが、そのための移動で入場者の目の前に降りてくれたので、実は一番迫力あるシーンはこの時だったりしたのだった。(^^;)


 今年の立川はこれでお終い。『CH-47 地上滑走』に行ったり来たりする2機のCH-47Jを横目に眺めつつ、プログラム終了後に展示された車両類をのんびり眺めながら1340ごろ会場を後にしたのであった。


【地上展示機一覧】

【陸上自衛隊】
UH-1J(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊第2飛行隊(立川))
 ※災害救助活動展示後に展示
OH-1(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊本部付隊(立川))
 ※災害救助活動展示後に展示
AH-1S(東部方面航空隊第4対戦車ヘリコプター隊第1飛行隊(木更津))
CH-47J(第12旅団第12ヘリコプター隊第2飛行隊(相馬原))
EC225LP(第1ヘリコプター団特別輸送ヘリコプター隊(木更津))
AH-64D(航空学校霞ヶ浦校(霞ヶ浦))
 ※災害救助活動展示後に展示

《格納庫内展示》
OH-6D(第11旅団第11飛行隊(真駒内))
 ※用廃機、お子さまコスプレの被写体

《地上展示機以外》
CH-47JA(第1ヘリコプター団第1ヘリコプター群第106飛行隊(木更津))
 ※地上滑走体験に使用
CH-47J(航空学校霞ヶ浦校(霞ヶ浦))
 ※地上滑走体験に使用
UH-1J(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊第1飛行隊(立川))
 ※飛行展示でも使用
UH-1J(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊第2飛行隊(立川))
AH-1S(東部方面航空隊第4対戦車ヘリコプター隊第1飛行隊(木更津))
 ※飛行展示で使用
AH-1S(東部方面航空隊第4対戦車ヘリコプター隊第2飛行隊(木更津))
 ※飛行展示で使用
UH-1J(第1師団第1飛行隊(立川))
 ※飛行展示でも使用
OH-6D(第1師団第1飛行隊(立川))
 ※飛行展示で使用
UH-1H(東部方面航空野整備隊(立川))
 ※用廃機、防災装備品紹介で使用
OH-6D(東部方面航空野整備隊(立川))
 ※用廃機、防災装備品紹介で使用

《各種車両》
1/2トントラック(東部方面航空隊東部方面航空野整備隊(立川))
航空高所作業台車(東部方面航空隊東部方面航空野整備隊(立川))
 ※災害救助活動展示後に展示
救急車と救難消防車(立川駐屯地業務隊(立川))
82式指揮通信車(第1師団第1偵察隊(練馬))
87式偵察警戒車(第1師団第1偵察隊(練馬))
偵察バイク(第1師団第1偵察隊(練馬))
 ※災害救助活動展示後に展示
化学防護車(B)(第1師団第1特殊武器防護隊(練馬))
除染車3型(B)(第1師団第1特殊武器防護隊(練馬))
浄水セット(逆浸透型)(第1師団第1後方支援連隊補給隊(練馬))
野外手術システム(第1師団第1後方支援連隊衛生隊(練馬))
野外洗濯セット2型(第1師団第1後方支援連隊(練馬))
特大型セミトレーラ牽引車+73式特大型セミトレーラ(第1師団第1後方支援連隊輸送隊(練馬)) ※防災装備品紹介で使用
油圧ショベル[グラップル装着](第1師団第1施設大隊(朝霞))
軽装甲機動車(第1空挺団第1普通科大隊第3中隊(習志野))
人命救助システムII型(所属部隊不明 ←チェックし忘れた(^^ゞ)
その他大勢(^^;)

【航空自衛隊】
UH-60J(航空救難団百里救難隊(百里))

【海上自衛隊】
SH-60J(第21航空群第21航空隊(館山))

【官公庁】
EC155B1“おおとり5号”(警視庁航空隊(立川))
EC225LP“ゆりかもめ4号”(東京消防庁航空隊(立川))

《飛行展示参加機》
AW139“おおとり4号”(警視庁航空隊(立川))
ベル412EP“おおとり7号”(警視庁航空隊(立川))
AS365N2“ちどり1号”(東京消防庁航空隊(立川))
AS332L1“ひばり2号”(東京消防庁航空隊(立川))
EC225LP“こうのとり7号”(東京消防庁航空隊(立川))

《その他》
警視庁や東京消防庁などの装備品とか

【その他民間】
パイパーPA-28-181アーチャーIII(JALフライングクラブ)
ソカタTB-10トバゴ(個人オーナー)

※オマケ画像はこちら


inserted by FC2 system