2015年立川駐屯地創立記念行事 『立川防災航空祭』(2015年9月19日)
毎年行っても特に何か変わりがあるでなし、単に「近所だから」という理由で行ってるだけな気もする立川だが、まぁそれでも今年は前の週に茨城県常総市で豪雨による鬼怒川堤防決壊という大災害があって自衛隊海保消防警察それに自治体の消防防災ヘリが総動員された姿を目の当たりにしていたので、オノレの防災意識を高める意味もあって出撃してきたわけであった。今年はちょっと早めの朝7時ごろに家を出て0820ごろ入場待ちの列につく。30分ほど待って列が動き9時前に入場。密かに貰えることを期待してたチヌークの体験滑走搭乗券は直前で品切れ(笑)。まぁちかたないね。
地上展示は13機種14機(うち3機は飛行展示後に地上展示)。今年は海自・米空軍・米陸軍から1機づつ、民間の小型機も3機が地上展示されたものの、やはり前週の災害派遣のあおりで機材のやり繰りが難しいのか陸自機の展示が少なく(チヌークは飛んだけど展示されなかった)、空自ロクマルも来ていなかったし、陸自や東京消防庁の各種車両もほとんど展示されていなかった。さらに格納庫内のコスプレ撮影や航空機整備展示も行われなかった(後者は去年もそうだったけど)ばかりか、飛行展示の華であるところの編隊飛行も行われず、全体的に縮小気味だったことは否めない。天気が良かっただけに編隊飛行がなかったのは残念でならなかったが、それ以外の飛行展示は予定通り行われてまぁ佳き哉。あと海保のシュペルピューマが飛行展示にだけ登場(顔見せ程度だったが)、海保が防災航空祭に参加したのは久し振りであった。
まぁそんなわけで今年の地上展示のメダマはこれ。昨年UH-60Aから機種改変した、US Army Avn.Bat.Japan(在日米陸軍航空大隊)のUH-60Lであらうか。「陸自の駐屯地祭なのに?」とか言ってはいけないw しかし例によってサービス精神旺盛な米軍はドアを開けて中をバンバン見せてるので始終人だかりが絶えず、写真はロクに撮れないのであった。もそっと細部とか押さえておきたかったんだけどなぁ。(^^;)
地上展示されていた陸自のロクマルは航空学校霞ヶ浦校所属。機種自体は特に珍しいわけではないが、例年ならロクマルは北宇キ宮から持ってくるので、やはり前週の鬼怒川に全力出動していたツケというわけなのだらうか。
先に書いたように、海上保安庁が立川防災航空祭に久々に参加した。ワタシが行った中では2002年にAS332Lが参加したのが最後で、次に2008年に行った時にはもう不参加だったので、ワタシ的には立川で海保機を見るのは実に13年振りなのだった。とはいっても飛行展示に先立つ航空機紹介の時に巡視船あきつしま搭載のEC225LPシュペルピューマMk.2+“あきたか2号”が観客の前で一回りして見せただけで、それが終わったらすぐにいずこかに飛び去ってしまったのだが、それでも立川で海保機が見れたということ自体が実に感慨深いモノであった。(^^;)
先に書いたようにプログラムは編隊飛行が行われなかったので、最初の『航空機エンジン始動 離陸』と『編隊飛行 上空通過』を除いた形で行われた。まずは『オープニングセレモニー』。毎度のごとくUH-1Jに乗って式典会場に登場した立川市長と駐屯地司令の有り難いお話をテキトーに聞き流す。ここらで小腹が空いたので次の『防衛大学校 ドリル演技』は見ずに売店で食い物を漁っていたら、今は亡きPC-VANのSIG「Skyer's Club」の仲間MM3氏に遭遇、そのまま拉致されてロープ際に戻り、同じくSIG仲間だったさとう氏と3人で『空挺降下』と『東京女子体育大学 新体操演技』を眺めつつしばし懐かし話など(笑)。
次の『航空機 飛行展示』でようやくヘリが飛び立った。まずは航空機紹介で主にこの後のプログラムで登場する警視庁、東京消防庁、陸上自衛隊、それに今回久し振り参加した海上保安庁のヘリを紹介し、続けて陸上自衛隊のOH-6D×2とAH-1S×2がそれぞれ機動飛行。そしてメインイベントの『災害救助活動展示』。今年は冒頭で高機動車がCH-47Jに吊られて登場したが、それ以外は例年とおおむね同じであった。最後の火災消火デモではバンビバケット(陸自名称「野火消火器材I型』)を吊った陸自のUH-1J×2と、胴体下部取り付け式消火装置(ファイアーアタッカー)を装着した東京消防庁のAS332L1が上空から水を撒いたが、大型のバンビバケットを吊った陸自のCH-47JAは上空を通過しただけで水は撒かず。拍子抜けであった(笑)。
今年の立川はこれでお終い。『大型ヘリコプター地上滑走』でチケットをゲトした幸運な来場者を乗せて行ったり来たりするチヌーク(今年はCH-47Jが1機のみ)を横目に眺めつつ、たまたま発車間際だった立川駅行きの臨時バスに飛び乗って14時ごろ会場を後にしたのであった。
【地上展示機一覧】
【陸上自衛隊】
UH-1J(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊第1飛行隊(立川)) ※『災害救助活動展示』後に展示
OH-1(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊本部付隊(立川))
AH-1S(東部方面航空隊第4対戦車ヘリコプター隊第1飛行隊(木更津)) ※『災害救助活動展示』後に展示
LR-2(第1ヘリコプター団連絡偵察飛行隊(木更津))
UH-60JA(航空学校霞ヶ浦校(霞ヶ浦))
《地上展示機以外》
CH-47JA(第1ヘリコプター団第1輸送ヘリコプター群第105飛行隊(木更津)) ※『災害救助活動展示』で使用
CH-47J(航空学校霞ヶ浦校(霞ヶ浦)) ※『大型ヘリコプター地上滑走』で使用
UH-1J(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊第1飛行隊(立川)) ※『オープニングセレモニー』『航空機 飛行展示』『災害救助活動展示』でも使用
UH-1J(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊第2飛行隊(立川)) ※『災害救助活動展示』でも使用
AH-1S(東部方面航空隊第4対戦車ヘリコプター隊第1飛行隊(木更津)) ※『航空機 飛行展示』でも使用
UH-1J(第1師団第1飛行隊(立川))
OH-6D(第1師団第1飛行隊(立川)) ※『航空機 飛行展示』と『災害救助活動展示』で使用
UH-1H(東部方面航空野整備隊(立川)) ※用廃機(格納庫内)
OH-6D(東部方面航空野整備隊(立川)) ※用廃機(格納庫内)
UH-1H(東部方面航空野整備隊?(立川)) ※用廃機(野外)
OH-6D(東部方面航空野整備隊?(立川)) ※用廃機(野外)
《各種車両》
航空高所作業台車(東部方面航空隊東部方面航空野整備隊(立川)) ※『災害救助活動展示』終了後に展示
野外炊具1号(改)と1t水タンクトレーラ(東部方面航空隊東部方面航空野整備隊(立川)) ※売店での調理で使用
高機動車(東部方面航空隊東部方面管制気象隊基地隊(立川)) ※『災害救助活動展示』で使用
救急車と救難消防車(立川駐屯地業務隊(立川))
NBC偵察車(化学教導隊(大宮))
軽装甲機動車(第1空挺団第1普通科大隊第3中隊(習志野))
【海上自衛隊】
SH-60K(第21航空群第21航空隊(館山))
【アメリカ空軍】
UH-1N(374th AW/459th AS(横田AFB))
【アメリカ陸軍】
UH-60L(US Army Avn.Bat.Japan(キャンプ座間))
【官公庁】
AW101-510“おおぞら1号”(警視庁航空隊(立川))
AS332L1“ひばり2号”(東京消防庁航空隊(立川)) ※災害救助活動展示後に展示
《飛行展示のみ参加機、その他》
EC155B1“おおとり5号”(警視庁航空隊(立川))
ベル412EP“おおとり8号”(警視庁航空隊(立川))
EC225LP Mk.2+“ゆりかもめ4号”(東京消防庁航空隊(立川))
AS365N3“つばめ5号”(東京消防庁航空隊(立川))
AS365N2“ちどり1号”(東京消防庁航空隊(立川)) ※実任務より帰投
EC225LP Mk.2+“あきたか2号”(海上保安庁第3管区海上保安本部横浜海上保安部(巡視船あきつしま搭載))
《その他》
東京消防庁や警視庁などの装備品とか
【その他民間】
セスナ172F(横田飛行クラブ)
セスナ172P(セスナ会)
パイパーPA-46-310Pマリブ(成美興業株式会社)
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