2005年館山航空基地祭
『ヘリコプターフェスティバル in TATEYAMA』(2005年10月2日)

2005年館山航空基地祭パンフレット

 最近プラモや食玩で回転翼機ばかりいじくっているせいで、妙に自分の中の回転翼濃度が上がっている昨今、今まで行けそうで行けなかった(主に遠いせいで(笑))館山航空基地祭に行くことにした。なにしろ海自の航空基地祭は初めて行くのである(そもそも海自の基地祭には厚木ちびヤンしか行ったことないし)。もう気合い入りまくり、当日の10月2日は家を出たのが0437。館山航空基地に行くのは初めてなので、どのくらい時間がかかるか分からず早めの出撃となった。
 東名川崎IC→首都高→京葉道路→館山道と順調に走り、木更津南ICでR127にいったん降りてまた富津中央ICから富津館山道路に乗って(早よ繋がっておくれ)さらに南下。終点の富浦ICで再びR127に降りたのがまだ0700前。いくらなんでも早過ぎ(爆)。とりあえず那古船形駅前を通って海岸沿いの道に抜け、途中の7-11で朝食&昼食の買いだし兼時間潰し。ゆるゆると基地に向かって正門に着いたのが0740ごろ。つまり上を走れば都心経由でも3時間弱で来られることが判明したのであった。正門を過ぎた道路脇で待機すること30分、ようやく門が開いて中に入り、駐車場にクルマを駐める。前から15台目くらいかな(爆)。0830ごろに手荷物検査が始まりようやくエプロンへ。この時間でも駐車場はまだまだ余裕があった。次回はもうちょっと遅く出よう(笑)。


 地上展示は11機種12機(うち1機は飛行展示も実施)のみ。加えてエプロンに13機(うち7機は体験搭乗に使用)、4棟の格納庫内に7機(うち1機は装備品展示)が確認できた。地上展示機のメダマはなんといっても最新鋭機のSH-60Kであらうが、ワタシ的には老い先短いS-61A-1のほうがむしろメダマなのである。さらに意外だったのは八戸航空基地隊のUH-60Jとアメリカ海軍のHH-60Hであった。一方フライトのほうはさっぱり。これほど飛ばないとは思わなかった。orz


 というわけでワタシ的に一番のメダマ、ここ以外ではあまりお目にかかれないS-61A-1である。なぜメダマかというと、SH-60Kはこの先しばらくはイヤでも見れるわけだが、S-61A-1はあと数年で姿を消すからである。地上展示されたのはしらせ飛行科の#8186(ちなみに元HSS-2Bの#8156)。ようやくペンギンマークを見ることができたのだった。他に体験搭乗には第101航空隊の#8185が使用されたが、こちらは初めからS-61A-1として生産されたオリジナルである。


 そのS-61A-1にも負けず劣らずのメダマは、第51航空隊に配備されたばかりのバリバリ新鋭機SH-60Kである。遠目ではSH-60Jとそう大きく変わらないように見えるが、近づいてみればやはり一回り大きくなっているのがよく判る。一番変化がよく判るのが機首とメインローター先端形状であるが、コクピットの主計器盤はでっかいCRTが並んでいるし、大きくなったキャビンドアから見る機内もちょっと広くなっているのが判る。胴体左側のバブルウィンドウは大型化され、ウェポンパイロンはAGM-114ヘルファイアが搭載できる大型のものが付いている。でもなんでこのパイロン上面だけグレイッシュブルーなんだろか。


 近所の厚木や下総にもいるにも関わらず、なぜか八戸からはるばるやってきた八戸航空基地隊救難飛行隊のUH-60J。クルーがせっせとパッチを売っていた。H-60繋がりでいうと、唯一の米軍機であったHS-14のHH-60HはWINGS亡き後間近で見られる機会が激減したので実に有り難かった。


 格納庫内ではエンジンのエアインテークを外した状態の第121航空隊のSH-60Jとともに、SH-60J/Kの装備品やエンジンなどを展示。早々とSH-60K用のAGM-114MヘルファイアII空対艦ミサイルが展示されていたのにはワロタ。


 飛行展示はもともとほとんど予定されていないのだが、プログラムにあったレッドスバルのFA200が単機で飛び回った以外は、体験搭乗のSH-60JとS-61A-1が飛んだだけ。レッドスバルのフライトはそれなりにスゴイのだが、ショーン・タッカー、ユルギス・カイリス、今は亡きロック岩崎(涙)などのdでもないぶっ飛んだフライトを知ってしまった身には物足りない。「AH-1戦技飛行」というのもプログラムには載っていたが、体験搭乗の機体を眺めたら速攻撤収してしまったので見ていない(爆)。何も飛ばないのに2時間も待ってられるか(爆)。見た人によるとAH-1Sは飛来せず(相浦でコケちゃったからなぁ)、地上展示のOH-1が帰投時にちょっとブンブン飛んだそうな。


《地上展示機一覧》

【海上自衛隊】
SH-60J(第21航空群第121航空隊(館山))
S-61A-1(しらせ飛行科(館山))
SH-60K(第51航空隊第513飛行隊(厚木))
UH-60J(第2航空群八戸航空基地隊救難飛行隊(八戸))

《格納庫内展示》
SH-60J(第21航空群第121航空隊(館山))※装備品展示

【陸上自衛隊】
OH-1(航空学校教育支援飛行隊(滝ヶ原))
CH-47J(第1ヘリコプター団第1ヘリコプター隊第1飛行隊(木更津))
UH-1J(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊第1飛行隊(立川))
OH-6D(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊本部付隊(立川))

【アメリカ海軍】
HH-60H(CVW-5/HS-14[USS KITTYHAWK](NAF ATSUGI))

【海上保安庁】
AS332L(第3管区海上保安本部横浜海上保安部(巡視船しきしま搭載))

【民間】
富士FA200-180エアロスバル(レッドスバル・アクロバットチーム)※2機

※展示機以外に見かけた機体はこちら
※基地のゲートガードはこちら


 体験搭乗は抽選とのことだったので、老い先短いS-61A-1の列に並んで待つことしばし、でも結局外れてしまった。ま、その分飛んでいるS-61A-1を眺められたから良しとしやう(涙)。抽選が外れた後、喫煙スペースで一服するあいぼりいさんとお会いして話しているといつの間にか脇にさとうさんが立っていたので(笑)、3人でしばし歓談。てゆーか、展示機を一渡り眺めたらもうやることがなかったというわけで(爆)。


 そんなわけで1230ごろに撤収、基地を出たのが1300前。往き道をそのまま走ったつもりが那古船形駅近くで道を間違え、そのままR127の旧道を北上する羽目になる。バイパスに合流後、少し戻って富浦ICから富津館山道路に乗ったわけだが、この時なんと料金所のETCゲートのバーが開かないという貴重な体験をしてしまった。フロントガラスまであと5cmというところでなんとか停まれたが、もうちょっとスピードを出していたら危ないところであったし、ボンネットの高いクルマやワンボックスだったらすでにぶつかっていたわけである。なにより後続車がいたら確実に追突されていたであらう。桑原桑原。((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
 その後はスムーズで渋滞もなく、館山道〜アクア連絡道〜東京湾アクアラインと走って「うみほたる」PAでちょっと休憩。折しも10月1日に日本道路公団民営化で誕生した『「東日本高速道路株式会社」発足記念イベント』なんてのをやっていて、ワタシが着いた時には大塚製薬が「メトロミント」「カロリーメイト缶コーンスープ味」の試供品を配っていたり、うみほたるのマスコットキャラ(今回見た青いのは「海ほたるくん」、他にピンクのが「海ほたるちゃん」というらしい。まんまやん(笑))の着ぐるみがうろついてたりしていた。あとゲーセンのクレーンゲームに、今話題の『のまネコ』ぬいぐるみが入ってたり。うみほたるで撮った写真はこちら
 それでもまだ時間があったので、アクアライン〜首都高神奈川線〜第三京浜と乗り継いで港北ニュータウンに向かい、模型屋のハシゴをして夕飯時には帰りましたとさ。(゚∀゚)


inserted by FC2 system