横田AFBオープンハウス
“フレンドシップ・フェスティバル2002”(2002年8月25日)


 昨年は梅雨のさなかに開催されたアメリカ空軍横田基地オープンハウス“フレンドシップ・フェスティバル”であったが、今年は夏も終わりつつある8月24日(土)と25日(日)の開催。土曜日に行ってきた人からの展示機情報を見たのちに(笑)、日曜日の昼過ぎにマターリと出かけてきたのであった。なお今年はパンフを入手し損ねたのでパンフの画像はナシ。(^◇^;)


 地上展示機は30機種37機で、先月の松島を見てきた後だと実に多く感じる(爆)。メダマはワタシ的にお初のレーダーハリアーか(空軍基地なのに(^_^;))。他は・・・ないなぁ(走召木亥火暴)。現地に1300過ぎに着いたら『航空機展示エリアは午後2時で閉めさせていただきます』というアナウンスが。“そらアカン!”と水分補給もせずに急いで展示機を撮りまくってたら、撮影が終わった時にはもうヘロヘロ。なんか何しに行ったのやらって感じ。途中でわざわざ連絡いただいてお会いしたstealthさんともゆっくりとお話が出来ず申し訳なし。でもその後のビールは美味かったな〜!そっか、このために行ったのか!ヽ(^o^)ノ


 ハリアーは横田の常連なれどここ数年は姿を見せていなかったのだが、久しぶりに来てくれたと思ったらレーダーハリアーであった。アメリカ海兵隊31MEU/HMM-262(Rein)(元部隊はVMA-214(WE))のAV-8B+である。ワタシ的には秋の量産テーマをハリアーにしようと準備しているところだったのでちょうど良いって感じ。機首周りを中心にディテール写真撮りまくり。


 アメリカ空軍機の外来、8th FW/35th FSのF-16CG(8th FW司令官機)の塗りは、最近流行っているらしい部隊のモチーフを尾翼に大描きするというもの。8th FWのニックネームは“Wolf Pack”(オオカミの群れ)であるので尾翼には大きくオオカミの顔が描かれている。もっともこの顔、リアルに描かれているのはいいのだがモノトーンで描かれているせいもあって、どうもイマイチ精悍さに欠けるような気もする(NIF仲間のPAISUKEさん曰く『シベリアンハスキーにしか見えないだろう。とりあえず“チョビ号”と命名する』だそうな)。(^_^;)
 F-16はほかにも8th FW/35th FSのF-16DG51st FW/36th FSのF-16CGF-16DGが展示されていた。


 同じく外来、2機のアメリカ空軍18th WGのF-15Cは、今年も所属する44th FSと67th FSからそれぞれ1機づつが展示されていた。なお44th FS所属機は横田に司令部を置く5th AF(第5空軍)司令官機に、67th FS所属機は同隊の隊長機に指定されている機体。


 昨年の初日にはいなかった、外来のアメリカ空軍51st FW/25th FSのA-10Aは、ワタシ的には去年の厚木以来となるもの。2機のうち1機(#253)は25th FS隊長機に指定されている機体で、もちろん乗降タラップ格納部扉の裏にはイラストが描かれていた。


 展示された地元374th AW/36th ASのC-130E(374th AW司令官機)も含め、5th AF司令官機のF-15C8th FW司令官機のF-16CGには“LET'S ROLL”ステッカーが貼られていた。これは航空団司令官以上のエライ人の乗機に指定された機体には皆貼られているのであらうか。松島に展示された35th FWのF-16CJはデモチームの機体であったが貼られていたが、この場合は塗りが35th FW司令官機と同じだからだらうか。


 ハリアー以外のアメリカ海兵隊からは、岩国基地のMAG-12にローテーション展開しているVMFA-122のF/A-18C(N)VMFA(AW)-225のF/A-18D(N)が2機づつ。VMFA-122の1機(DC01)は色付きの隊長機。VMFA(AW)-225の1機(CE08)はアジア地域での演習参加記念か何かだらう、国旗やらなんやらのステッカーをべたべた貼ったスペシャルなポッドを吊っていた。


 アメリカ海軍からはおなじみCVW-5の所属機など。VF-154のF-14Aは副隊長機でブラック(てゆーかダークグレー)テイルの新塗装。VS-21のS-3BはCAG機であったが塗りは去年と変わらず。ほかにVFA-27のF/A-18C(N)VAQ-136のEA-6BHSL-51のSH-60Bも展示されていたが、3機ともイモ番機で塗りには特に見るべきところもなく。


 海上自衛隊第21航空群第121航空隊のSH-60Jは、海自の塗装様式の変更に伴ってテイルブームの部隊識別帯が消されてしまっていた(泣)。幸い第61航空隊のYS-11Mのほうはラクダマークが健在で、ノーマーク化は実戦部隊だけらしい。


 なにしろお昼過ぎに行った上にパンフを入手し損ねたので、ほとんどない展示飛行の内容が皆目わからない(爆)。着いたらUH-1Nがなにやらぶんぶん飛んでいたがあれは何をやっていたのだらう。唯一見られた飛行展示は、やはり例年と同じ地元374th AW/36th ASのC-130Eによる空挺降下と短距離離陸のデモ。なお今年は通常業務のフライトは見られなかったが、非公開のエプロンの奥の方にチャーター便の民間貨物機が4機ほど遠望できた。


 【2002年9月22日追記】
 21日発売の航空雑誌各誌によると、この日展示されたKC-135はR型ではなくT型、C-141はB型ではなく最新のC型だったそうです。う〜む、前もって判ってればもうちょっとよく見てきたんですが(爆)。


【地上展示機と所属部隊一覧】

【アメリカ空軍】
C-9A(374th AW/30th AAS)
C-130E(374th AW/36th AS[YJ] )※374th AW司令官機
UH-1N(374th AW/459th AS)
C-21A(374th AW/459th AS)
F-16CG(8th FW/35th FS[WP] )※8th FW司令官機
F-16DG(8th FW/35th FS[WP])
HH-60G(18th WG/33rd RQS[ZZ])
F-15C(18th WG/44th FS[ZZ] )※5th AF司令官機
F-15C(18th WG/67th FS[ZZ] )※ 67th FS隊長機
KC-135T(18th WG/909th ARS[ZZ])
E-3B(18th WG/961st AACS[ZZ])
A-10A(51st FW/25th FS[OS] )※×2機、1機は25th FS隊長機
F-16CG(51st FW/36th FS[OS])
F-16DG(51st FW/36th FS[OS])
C-12J(51st FW/55th ALF[OS])
KC-10A(60th AMW/9th ARS)
C-141C(AFRC 452nd AMW/729th AS)

【アメリカ海軍】
F-14A(CVW-5/VF-154[NF])
F/A-18C(N)(CVW-5/VFA-27[NF])
EA-6B(CVW-5/VAQ-136[NF])
S-3B(CVW-5/VS-21[NF] )※ CAG機
SH-60B(HSL-51[TA])

【アメリカ海兵隊】
F/A-18C(N)(MAG-12/VMFA-122[DC] )※×2機、1機はVMFA-122隊長機
F/A-18D(N)(MAG-12/VMFA(AW)-225[CE] )※×2機
AV-8B+(31MEU/HMM-262(Rein) [ET])※ex.VMA-214[WE]

【アメリカ民間】
セスナ172RG(横田フライングクラブ)

【航空自衛隊】
F-15J(第7航空団第204飛行隊)
T-4(第7航空団第204飛行隊)
C-1(第2輸送航空隊第402飛行隊)
T-3(第11飛行教育団)
U-4(航空総隊司令部飛行隊)
U-125(飛行点検隊)

【海上自衛隊】
YS-11M(第61航空隊)
SH-60J(第21航空群第121航空隊)

オマケの写真はこちら


 暑さでヘロヘロになって1500過ぎに撤収したら、ゲートを出たトコロで『青梅線は事故のため上下線とも運転がストップしております』というアナウンスが(爆)。仕方がないので16号線沿いにある模型店でも覗いてこようかとテクテク歩いたらこれが遠いんだ(笑)。しかも着いたら入口に『見るだけの人お断り』などというタカビーな張り紙が。ムッとしたので入らずに回れ右をして帰りましたとさ。(-_-;)


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