横田AFBオープンハウス
“フレンドシップ・フェスティバル2003”(2003年8月24日)


 今年も去年と同時期の、8月23日(土)24日(日)の2日間開催となったアメリカ空軍横田基地オープンハウス“フレンドシップ・フェスティバル”、今年も土曜日に行ってきた人からの展示機情報を見たのちに(笑)、あまりの暑さに死にかけた(爆)昨年の戦訓を生かして(笑)日曜日の午前中に出掛けてきたのであった(結果的には戦訓が生きたどころか昨年より悪い結果になったのだが)。8月中には日本を去るF-14Aが2機もいる、というのも早く行った理由である。なお今年もパンフを入手し損ねたのでパンフの画像はナシ。(^◇^;)


 地上展示機は25機種37機で、機数は昨年とほぼ同じ。メダマはやはり見納めであらうF-14Aか。あとはコーストガードのHH-65Aドルフィンとか、VAQ-133のEA-6Bとか、かなぁ(空軍基地なのに(^◇^;))。あ、VAQ-133は空軍と海軍の統合遠征飛行隊だから半分は空軍機かな(笑)。現地に着いて早々にStealthさんと落ち合って、展示機をのんびりと見て回ったのだが、横田のエプロンは東向きなため日陰が全くなく、歩いていただけでバテてしまった(爆)。例によってその後はビール!しかも今年は奮発して生ビール!いや〜美味かった!(^Q^) でもフライトはいつも通りだったので、ロクに見もせずにお昼には撤収してしまったのであった。


 8月中には日本を去るというウワサのCVW-5/VF-154のF-14A、2機も持ってきてくれて最後のファンサービス(?)。片や色つき隊長機、片や前脚カバーのモデックス「103」以外は全くのノーマーク。隊長機のほうは機首にイラク戦争時のスコアが描かれていたが、これはもちろん6月の飛行隊長交代式に合わせて再塗装されたもの。ワタシが行った24日には2機の間に銀色の騎士の像が立っていた。しかし機体の前に建てられたショップのテントは黒山の人だかりだったのに、肝心の機体の前はそれほどでもない、ってのはなんだかなー。げに凄まじきは物欲か。(^◇^;)


 1999年のHC-130H(見れなかった(;_;))以来のコーストガードからの参加機は、ハワイのCGASバーバーズポイント所属のHH-65A。コクピットにギャラリーを招き入れては記念撮影に応じていた。ドーファン自体は木更津で千葉市消防隊の機体や立川で東京消防庁の機体を見たりしてはいたが、なんたってアメリカ沿岸警備隊所属である。間近では滅多に見れないのである。ドイツレベル1/72のキットの資料用にディテール写真撮りまくり。(^o^)


 機体自体は珍しくないEA-6Bだが、所属がVAQ-133となればちょっと話が違う。ワタシ的にはお初の海空軍統合遠征飛行隊の所属機である。飛行隊は海軍の所属だが人員は海軍と空軍の混成で、それなのに海兵隊のMAG-12の指揮下でMCAS岩国に展開しているのだから話はややこしい(笑)。とりあえず隊長機の色つきマーキングのアップは押さえたものの、デジカメで隊長機の全景を撮り忘れたのはイタイ。(>o<")


 アメリカ空軍機の外来、8th FW/80th FSのF-16はLANTIRNの片割れ(AN/AAQ-14照射ポッド)を吊っていた。ブロック40(F-16CG)に機種改編かと思いきや、HUDや主脚カバーはブロック30のまま。つまりこの2機はブロック30プラスなのである。能力的には同じ8th FWの35th FSが装備しているF-16CG(昨年の横田で展示)と比べて遜色ないものではあるのだが、6個あるPACAFのF-16部隊の中でなぜ80th FSだけがブロック30を使い続けているのであらうか?
 F-16はほかにも51st FW/36th FSのF-16CGが3機とF-16DG、それに35th FW/14th FSのF-16CJが2機(1機は35th FWデモチーム機)展示されていたが、F-16だけで合計8機はちと多すぎ。(~。~;)


 今年の51st FW/25th FSのA-10Aは、片や7th AF司令官機、片や51st FW司令官機とエライさん乗機指定機の揃い踏み。A-10Aの7th AF司令官機はワタシ的にお初で、コクピット後方の胴体側面に36th FSの部隊マークなど描かれていたのが新鮮だった。ただ乗降タラップ格納部扉が開いていなかったので、裏のイラストは確認できなかったのが残念(51st FW司令官機のほうは開いていた)。


 アメリカ海軍からはおなじみCVW-5の所属機など。CVW-5/VFA-195のF/A-18C(N)は飛行隊長機とイモ番機であったが、飛行隊長機もジミな塗りで実に面白くない(爆)。CVW-5/VAW-115のE-2Cは新塗装のCAG機。全体的には先代よりジミなのでちょっと残念。HSL-51のSH-60Bはお馴染みのTA02“アニキ”。ハデハデ塗装もかなり薄汚れている(笑)。C-2AはCVW-9/VRC-30 det.4所属というところが目新しいものの、塗り自体は特に珍しいものではなかった(もっとも機体のローテーションに備えて塗りを変えただけで、本当の所属はまだキティホークのdet.5だったらしい)。


 フライトの方はロクに見ていないのでよくわからない(爆)。会場に着く頃に地元374th AW/459th ASのC-21Aがぶんぶん飛び回っていたほか、展示機を撮影中に374th AW/36th ASのC-130Eが3機デモフライトのために上がり、ワタシが会場を撤収する頃に空挺降下などやっていたようである。また今年も通常業務のフライトは見られなかったが、非公開のエプロンには地元のC-130Eのほか奥の方にチャーター便の民間貨物機が遠望できた(青い尾翼のB.747-400Fはワタシが撤収後、基地の外を歩いている時に上がっていった)。また、遠くのほうで陽炎にボヤけていたこの2機、調べてみたら手前がアメリカ陸軍OSAC/PATFD(運用支援空輸軍団/上級航空輸送飛行分遣隊)所属のC-20E、奥が92nd ARW所属のKC-135Rであった。こいつら、特にC-20Eをもっと近くで見たいと思ったのはワタシだけではあるまい。(^◇^;)


【地上展示機と所属部隊一覧】

【アメリカ空軍】
C-9A(374th AW/30th AAS)
C-130E(374th AW/36th AS[YJ] )
UH-1N(374th AW/459th AS)
C-21A(374th AW/459th AS)
F-16C+(8th FW/80th FS[WP] )※×2機、1機は狼マークが色つき
F-15C(18th WG/44th FS[ZZ] )※5th AF司令官機
F-15D(18th WG/44th FS[ZZ] )
KC-135T(18th WG/909th ARS[ZZ])
F-16CJ(35th FW[WW])※ 35FWデモチーム機
F-16CJ(35th FW/14th FS[WW])
A-10A(51st FW/25th FS[OS] )※×2機、7th AF司令官機&51st FW司令官機
F-16CG(51st FW/36th FS[OS])※×3機
F-16DG(51st FW/36th FS[OS])
C-12J(51st FW/55th ALF[OS])
KC-10A(60th AMW/6th ARS)

【アメリカ海軍】
F-14A(CVW-5/VF-154[NF])※×2機、1機はノーマーク
F/A-18C(N)(CVW-5/VFA-195[NF])※×2機
E-2C(CVW-5/VAW-115[NF])※ CAG機
EA-6B(MAG-12/VAQ-133[NL])※×2機、1機はVAQ-133隊長機
C-2A(CVW-9/VRC-30 det.4[NG] )※色つきマーキング
SH-60B(HSL-51[TA])※ショーバード“アニキ”

【アメリカ沿岸警備隊】
HH-65A(CGASバーバーズポイント)

【アメリカ民間】
セスナ172P(手前)&セスナ172RG(横田フライングクラブ)

【航空自衛隊】
F-15J(第7航空団第305飛行隊)
RF-4E(偵察航空隊第501飛行隊)
T-3(第11飛行教育団)
T-4(航空総隊司令部飛行隊)
U-4(航空総隊司令部飛行隊)

【海上自衛隊】
YS-11M(第61航空隊)

オマケの写真はこちら


 ということで、今年も暑さでヘロヘロになりつつ1200過ぎに撤収。速攻で青梅線〜南武線と乗り継いで1315頃武蔵溝ノ口駅に到着したら、ホームから階段を上がったトコロで猛烈に気分が悪くなって50分ほどへたり込んでしまった。恐らく熱中症にやられたのだと思うが、とにかくこれには参った。来年はちゃんと帽子を被ってビールは控えることにしやう。(>o<")


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