横田AFBオープンハウス “フレンドシップ・フェスティバル2007”(2007年8月26日)
今年も残暑厳しい時期の8月25日(土)26日(日)の2日間開催となったアメリカ空軍横田基地オープンハウス“フレンドシップ・フェスティバル”。今年も特にこれといったトピックスがないので、例によって出だしは昨年の使い回しである(爆)。今年は土曜日は用事があって行けなかったのだが、PAISUKE兄ィ、あいぼりいさん、ねこすけさんからの入電で状況を聞いていたので、なんとも気合いが入らないこととなったのである(笑)。そうは思いつつも、やはり実機に触れる機会はそうあるでなし、15日に買ったデジ一眼のテストも兼ねて日曜の朝から出撃、0930ごろに基地に突入したのであった。
地上展示機は20機種28機で、まぁこんなもんかな。しかしメダマらしいメダマもなく(今年はU-2Sすらいない(-_-;))、強いて上げれば岩国からのVAQ-141のEA-6Bくらい。なので今年もあんまし書くことないような気がする響子の五郎。
空軍基地なのでとりあえず空軍機から。韓国・烏山[オーサン]基地(決してカラスヤマでもオサーンでもない(笑))の51st FWの偉い人指定機が新塗装でお目見え。36th FSのF-16CGが51th FW司令官機、25th FSのA-10Aが51th OG司令官機と25th FS飛行隊長機である。51th FWのシンボルである馬のマークとチェッカー模様を前面に押し出しているのはいいのだが、おかげで“OS”のテールレターが消えてしまっている。まぁ、あの半島でテールレターを付けた米空軍部隊は、ほかに“WP”(群山[クンサン]の8th FW)のF-16しかいないから支障はないのかな。
374th AWには、つい先頃C-21Aに代わってC-12Jが配備されたのだが、そのC-12Jが“YJ”レターを付けてお目見え。前任のC-21Aはレターを付けていなかったのだが、付けてたほうがやっぱ地元っぽくて良き哉良き哉。
久しぶりに展示されたC-17Aはハワイ・ヒッカム空軍基地の15th AW/535th AS所属機。地元ハワイANGの154th WGと機体をシェアしているので、胴体にはPACAFとANGの両方のクレストが描かれている。またエンジンカバーには15th AWと154th WGのクレストが描かれているのだが、154th WGのほうはハワイらしいデザインで良き哉良き哉。
海軍からはMCAS岩国のMAG-12にローテーション配備されたVAQ-141のEA-6Bが参加。昨年のVAQ-130同様ハデハデなCAG機で、MAG-12の前に配備されていた大西洋艦隊CVW-8のテールレター“AJ”や、搭載空母名“USS THEODORE ROOSEVELT”を書いたままなのがウレシイところ。機首右側面にはディズニーアニメ「Mr.インクレディブル」のマークが書かれているが、これは何故?
海兵隊からは同じくMAG-12に配備されているVMFA(AW)-224のF/A-18Dが2機。ダブルナッツ(MAG-12司令官機)のほうは機首に偵察カメラを搭載したATARS仕様。模型のマーキング資料にするべくデジ一眼でクローズアップを撮りまくる。デジタルになると、こういう写真をフィルム代を気にせず撮りまくれるのが有り難いところである。
航空自衛隊から参加のRF-4Eは、2週間後の百里基地航空祭に向けてのシャークマウス仕様。最近流行のカッティングシートではなく、水性塗料を用いての塗装仕上げである。両翼下に吊ったバゲージポッドは、3年前の航空自衛隊創設50周年記念塗装機のために塗った『見敵必撮』塗装。まだ使ってるのね。(^^;;
同じく空自、百里救難隊のUH-60Jはワタシ的にはお初な新塗装機。残念ながら最近の新造機ではなく塗り替えだが、従来の“イエローホーク”と比べると迫力が違う。そのぶんマーキングが地味になってしまったのは残念だが。
海上自衛隊から参加のP-3Cは新塗粧機だが、とうとう第51航空隊もノーマークになってしまった(号泣)。これで部隊マークが残っているのは下総の第206教育航空隊だけになってしまった。海自のオライオン部隊といえば、かつては「世界一ハデ」と言われたものだったがなぁ・・・。orz
陸上自衛隊から参加のUH-60JAは、北宇都宮の第12ヘリ隊所属機。なぜに近所の立川からではないのだらう。まぁ、ワタシ的にはお初なので良しとす。(^^)v
フライトの方は例によって例の如く地元機のみ。459th ASのUH-1Nによるリペリング降下、同じく459th ASのC-12Jによるフライパス、そして36th ASのC-130H×2機による空挺降下くらいであらうか。このハークが降りたときに何かやったのかもしれないが、降りてくる前の1330ごろに基地を後にしたので知らないのは昨年と同じなのである(笑)。
エプロン地区には飛行機だけでなくクルマも展示されている。この「Dr.ROBERT'S RACING“THE GUNFIGHTERS”」というのはシンボルマークに“ガトリング砲を抱えて乱射するスプーク”を使っているあたり、オーナーか誰かエライ人がかつて空軍のF-4Eを飛ばしてぶいぶい言わしていたのだらうと推察される。それにしても、飛行機のイベントに来てこんな光景を目にできるとは思わなかった。(*´∀`*)
何気に今年はアメリカ空軍創設60周年の年。エンジンやプロペラのワークショップと思しき格納庫の片隅で、それを記念したパネル展示が行われていた。ま、正直あんまし面白いものではない。(^^;;
【地上展示機と所属部隊一覧】
【アメリカ空軍】
C-130H(374th AW/36th AS[YJ] )
C-12J(374th AW/459th AS[YJ])
UH-1N(374th AW/459th AS)
C-17A(15th AW/535th AS[HH])
F-15C(18th WG/44th FS[ZZ] )※2機
KC-135R(18th WG/909th ARS[ZZ])
F-16DJ(35th FW/13th FS[WW])
F-16CJ(35th FW/14th FS[WW])
A-10A(51st FW/25th FS[OS] )※51st OG司令官機&25th FS隊長機
F-16CG(51st FW/36th FS[OS])※51st FW司令官機
F-16DG(51st FW/36th FS[OS])
【アメリカ海軍】
EA-6B(MAG-12/VAQ-141[AJ])※CAG機
【アメリカ海兵隊】
F/A-18D(CR)(MAG-12/VMFA(AW)-224[WK])※MAG-12司令官機
F/A-18D(N)(MAG-12/VMFA(AW)-224[WK])
【アメリカ陸軍】
UH-60A(78AvBn)
【航空自衛隊】
F-15J(第7航空団第204飛行隊)
C-1(第2輸送航空隊第402飛行隊)
RF-4E(偵察航空隊第501飛行隊)※シャークマウス
T-4(航空総隊司令部飛行隊)
U-4(航空総隊司令部飛行隊)
U-125A(航空救難団百里救難隊)
UH-60J(航空救難団松島救難隊)※青塗装
【海上自衛隊】
P-3C(第51航空隊第511飛行隊)※ノーマーク
LC-90(第61航空隊)
【陸上自衛隊】
UH-60JA(第12旅団第12ヘリコプター隊第1飛行隊)
OH-6D(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊第1飛行隊)
UH-1J(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊第2飛行隊)
【民間】
セスナ172(横田飛行クラブ)※元空軍のT-41メスカレロ
【展示機以外】
C-130H(374th AW/36th AS[YJ] )※うち2機は飛行展示
KC-10A(所属不明)
DC-8-62CF(エア・トランスポート・インターナショナル)
L-100-30(リンデン・エアカーゴ)
オマケの写真はこちら。
この日はエプロン地区に入って程なくしてねこすけさんに捕捉されたが、しばらく立ち話したあと“ブヒ”に向かった彼と別れてひたすら展示機撮り。クソ暑かったこの日、帰宅するまでに水やらお茶やらを500mlペットボトルで6本飲んだのだが、基地に入ってすぐに用を足したあとは一度もトイレに行かなかった。みんな汗になってしまったのであらう(笑)。とりあえず熱中症にはならずに済んでよかったよかった。(^o^)
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