横田AFBオープンハウス
“フレンドシップ・フェスティバル2009”(2009年8月22日)


横田AFBオープンハウス“フレンドシップ・フェスティバル2009”パンフレット         ラプたん
 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!


 今年の横田は8月22日(土)23日(日)の2日間。例年通りのマターリ加減だらうと思っていたところ、前日になってビッグニュースが! なななんと今年は“ラプたん”ことF-22Aラプターが、折しも展開中の嘉手納から飛来してくれたというではないか! これは気合いが入らないわけがない!("`o')/
 ということで22日土曜日、0800には第5ゲートに着いていたのである。すでにゲート脇の国道16号の歩道には長蛇の列。幸い、さらに早く到着していたねこすけさんに見つかった(笑)おかげで、ゲートから10mくらいの好位置に付けることができた。有り難や有り難や。待つこと約1時間、0855にようやくゲートオープン、こんなに簡単でいいのか? というくらい簡単な手荷物検査を経て(事前にアナウンスされていた写真付き身分証の提示も求められなかった)、15分後にはエプロンになだれ込んでいたのであった(笑)。


 地上展示機は30機種40機で昨年より増えた(特にF-16が(笑))。メダマ展示はとにかくラプたん! 誰が何と言おうとラプたん! それ以外は全部添え物だぁ!!
(゚∀゚)ア-ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!


 ということでラプたん。嘉手納基地に展開中の 1st FW/94th EFS(Expeditionary Fighter Squadron=遠征戦闘飛行隊。本来の飛行隊名は FS だけだが、今回の嘉手納への派遣任務に際し臨時に付けられている)所属のF-22Aが2機展示された。後方とかインテーク内とかはさすがに見せてくれないが、いやまぁなんつっても世界最強であらう最新鋭戦闘機が間近で拝める機会など、アメリカが意地でも日本に売ってくれない(笑)現状ではそうそうあるもんではない。可能な限り舐め回すようにクローズアップを撮りまくる。
 キャノピーの金色のコーティングが濃いせいで、朝の低い光線の元では何か被せてあるように見えた。また機体塗装がメタリック風味なのは判るのだが、やはりどうにもつかみ所がない色である。しかもパネル単位でのタッチアップがけっこう目立つ。他にも、2機ともなぜか左翼だけフラップが下がっているとか、エレベーターは油圧が抜けると下げ舵になるとか、実機を目の前にするとそんなことがよく判るのであった。


 気を取り直して(笑)、他の展示機を。航空機展示エリアに足を踏み入れて最初に目に入ったのが、この韓半島の毒蛇の大群8th FW/80th FSのF-16CGが2機と51st FW/36th FSのF-16CGが4機も押し掛けてきているのである(笑)。そんなに週末はソウルより東京で遊びたいのかおまいらは!m9(^Д^)プギャー
 一方、三沢の35th FW/14th FSのF-16CJ/DJはちょっと離れたところにひっそりと(違)展示されていた。


 地元374th AW/36th ASのC-130Hは航空団司令機を展示。新型の機上自衛装置の出っ張りがあちこちにあるのだが、まだ中身は搭載されてないようだ。隣には我らが航空自衛隊第401飛行隊のC-130H。同じハークでも外見はだいぶ違う。もちろん部隊マークは今年春からの新しいものが描かれている。さらにその隣には353rd SOG/17th SOSのMC-130Pも展示。でも特に怪しい雰囲気は感じられなかった(笑)。しかしいくら横田でもハークが3機並ぶのは滅多にないと思はれ。


 昨年、塗りが地味になってしまって(´・ω・`)ショボーン となった、374th AW/459th ASのC-12Jであるが、今年は垂直尾翼のYJレターが復活していた。これはちょっと嬉しい。(*´∀`*)


 一方、横田フライングクラブのセスナ172は例年にないハデな塗り。アメリカ人が塗ったにしてはデザインセンスが日本人的だし(特にN5241Fのねぶた絵)仕上げが丁寧だなぁ、と思ってその場にいた日本人スタッフに聞いたら、これはメンバーが出したデザインを元に日本の業者に依頼して塗ってもらったのだそうだ。(^o^)


 18th WG/961st AACSのE-3B、機体そのものは見慣れたフツーのE-3Bなのだがシリアルナンバーを調べてビックリ。このS/N71-1407は生産ライン上でB.707-320Bから改造されて1977年に米空軍に引き渡された、最初の2機のE-3プロトタイプ(当時はEC-137D)の初号機だったのだ。つまり最古のセントリーというわけである。もちろん中身は時代に合わせてアップデートされているわけだが、こんな機体が30年以上も現役で飛べるとは。


 海兵隊からは岩国のMAG-12に配備されているVMFA(AW)-225VMFA(AW)-533のF/A-18D(N)が参加。VMFA(AW)-225のほうは色付き隊長機だったのに対し、VMFA(AW)-533のほうは色も素っ気もないイモ番機。しかも離れて展示されてたし、ひょっとしてこの両飛行隊は仲が悪いのか?(゚∀゚)


 航空自衛隊から参加の飛行開発実験団のF-2B、今年は迷彩塗装の量産初号機を持ってきた。迷彩の尾翼にADTWのマークは新鮮だが、やはり地味である(笑)。


 今年から百里の一員となったオジロワシのファントムも参加。とはいえここの部隊マークは変わらないので(変えて欲しくもないが)、部隊マークを見て時期を特定するということができないのは痛し痒し。


 同じく百里からの参加した百里救難隊。U-125Aは2009年納入の新品、UH-60Jは1991年に引き渡された初号機(ちなみにシコルスキー製)を持ってきた。その間18年の開きがあるコンビなのであった。
 H-60といえば、今回久しぶりに米軍/自衛隊のH-60系が4機並んだのを見たのだった。


 今年の地本は軽装甲機動車を展示して「自衛隊に 入 ら な い か」とやっていた。写真は朝イチで撮ったので人気(ひとけ)がないが、後で見たらお子さまの遊び場と化していた(笑)。


 展示機を一通り見終わって売店地区をウロウロしていると、屋内ステージから勇壮な和太鼓の響きが聞こえてきたので見に行ってみる。ちょうど横田サムライ太鼓(横田基地の米軍人・軍属のチーム)と八王子陣馬太鼓の演奏が行われていたのだった。中央でパフォーマンスをしつつ叩くスキンヘッドのオヤジは、知り合いの元空挺隊員に似てなくはないなぁ(ヒゲがないからもちろん別人だが)、とか思いつつ外に出てみると、今度は軍用犬の訓練展示をやるというので会場へ。
 3頭の軍用犬(いずれもジャーマンシェパード)とハンドラーの軍人2名、それにアメリカで訓練を受けた日本人トレーナーが登場。まず「いかに軍用犬が忠実に言うことを聞くか」を見せたあと、並んだ鞄の中から不審物を見つけだす展示を行う。見つけた“不審物”はあらかじめ見つけさせたいもの(麻薬とか火薬とか)の匂いを付けておいた犬用おもちゃのコングで、見つけたあとはご褒美としてそれを投げて遊ばせるのである。最後は不審人物が乗ったクルマを制圧するデモで、K9ユニット専用車が不審車両を停止させ、中の人物が銃を持って出てくると見るや軍用犬がK9ユニット専用車から飛び出して一人を制圧、もう一人は撃ち合いの末に制圧するという内容。これはなかなか迫力ある展示であった。


 エプロン地区のクルマの展示は今年はほとんどなく、“GUNFIGHTERS”がひとり気を吐いていた。もちろん美味しい光景付き、しかも一昨年より内容量1.5倍!である。(;´Д`)ハァハァ
 美味しいと言えば売店地区ではこんな光景も。基地内にある Yokota High School のチアガールがチアリーディングを披露して模擬店の客引きをやっていたのであった。(;´Д`)ハァハァ


 フライトのほうは例によってあまりなく、地元のUH-1NC-130Hがちょこちょこ飛んでいたくらい。もっともあまりの暑さに溶け始めた(笑)ワタシが1400過ぎに撤収したあと、1500過ぎにはU-2Sがフライパスしたそうな。もっと早く来てくれよぉぉぉぉ。orz


 ちょっとした実験。7月に買ったリコーのコンデジCX1(もう後継機CX2がアナウンスされてたり(~。~;))に搭載されている「ダイナミックレンジダブルショットモード」という機能を使って、C-5Bの機内から外を撮ってみた結果がこれ。うまく使えばラクして綺麗な写真が撮れそうだが、航空祭みたいに人がうじゃうじゃいるトコロでは使わないほうがいい鴨。(^◇^;)


【地上展示機と所属部隊一覧】

【アメリカ空軍】
C-130H(374th AW/36th AS[YJ]) ※374th AW司令官機
C-12J(374th AW/459th AS)
UH-1N(374th AW/459th AS)
F-22A(1st FW/94th EFS[FF]) ※2機、1機は1st FW司令官機
F-16CG(8th FW/80th FS[WP]) ※2機
C-17A(15th AW/535th AS[HH])
F-15C(18th WG/67th FS[ZZ]) ※2機
KC-135R(18th WG/909th ARS[ZZ])
E-3B(18th WG/961st AACS[ZZ]) ※飛行隊長機
F-16CJ/DJ(35th FW/14th FS[WW])
A-10A(51st FW/25th FS[OS]) ※2機
F-16CG(51st FW/36th FS[OS]) ※4機
C-5B(60th AW)
MC-130P(353rd SOG/17th SOS)

【アメリカ海兵隊】
F/A-18D(N)(MAG-12/VMFA(AW)-225[CE]) ※飛行隊長機
F/A-18D(N)(MAG-12/VMFA(AW)-533[ED])

【アメリカ陸軍】
UH-60A(78AvBn)

【航空自衛隊】
F-4EJ改(第7航空団第302飛行隊)
RF-4E(偵察航空隊第501飛行隊)
T-4(航空総隊司令部飛行隊)
C-130H(第1輸送航空隊第401飛行隊)
C-1(第2輸送航空隊第402飛行隊)
U-125A(航空救難団百里救難隊)
UH-60J(航空救難団百里救難隊)
F-2B(飛行開発実験団)

【海上自衛隊】
P-3C(第4航空群第3航空隊)
SH-60K(第51航空隊第513飛行隊)
LC-90(第61航空隊)

【陸上自衛隊】
UH-60JA(第12旅団第12ヘリコプター隊第1飛行隊)
CH-47JA(第12旅団第12ヘリコプター隊第2飛行隊)
OH-6D(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊本部付隊)
UH-1J(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊第2飛行隊)

【民間】
セスナ172(横田飛行クラブ) ※2機、元空軍のT-41Aメスカレロ

【展示機以外】
C-130H(374th AW/36th AS[YJ]) ※4機、374th OG司令官機含む

オマケの写真はこちら


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