横田AFBオープンハウス
“フレンドシップ・フェスティバル2011”(2011年8月21日)


横田AFBオープンハウス“フレンドシップ・フェスティバル2011”パンフレット  今年の横田は8月20日(土)21日(日)の2日間。今年は東日本大震災の影響で春先の航空イベントがなかったので、首都圏ではこれが今年最初の航空イベントとなったわけである。とはいっても今年はラプたん来ないしメダマないなー、と思ってたらなんとまぁ、ストライクイーグルが来るというじゃないの。ならば行かねばなるまいて。土曜日は午前中家から出られない用事があったので日曜日に出撃したのであるが、天気は朝から雨。おかげで朝早くから出かける気力は失せたので(笑)0820ごろに家を出て、第5ゲートを通ったのが1000ごろ。雨のせいか空いていて入場待ち行列はほとんどなかったが、結局この日は一日中雨に祟られてしまった。土曜日は曇りではあったが雨はほとんど降らなかったのになぁ。(´・ω・`)


 地上展示機は28機種36機で昨年より若干減った。メダマ展示はなんといってもストライクイーグル! そしてワタシ的にはお初であるマリンコのKC-130Jであらうか。ほかにも子細に見ていくとそれなりに見るべき展示機はあったが、雨の中ではやる気も削がれようというモノ。フライトもなく残念感は否めないのであった。なお嘉手納と百里からは、今年は展示機が全く来ていなかった。


 入場してすぐ、エプロン入り口に差し掛かったらちょうどやっていた軍用犬の訓練展示。内容的には2009年に見たものと概ね同じだったようだが、何しろ気付いた時にはかぶりつきで見られる前列はギャラリーで埋まっており、雨が降ってるもんだからそれがみんな傘を差しているので、結局ほとんど見られず。(´・ω・`)


 気を取り直して、まずはストライクイーグル。イギリス・レイクンヒース基地の48th FWから韓国・群山基地に派遣されている、8th FW/494th EFS(Expeditionary Fighter Squadron=遠征戦闘飛行隊)所属機が2機展示された。00-3003はもともと494th FS所属機だが、垂直尾翼のフィンバンドは描かれておらず色彩的に物足りない(笑)。方や91-0309は姉妹飛行隊492nd FSからの借り物で、青のフィンバンドが描かれている。ただでさえ滅多に見られないストライクイーグルなのに、それがさらにレアな“LN”レターとあっては、雨をものともせずに来た甲斐があったというもの。CFTのパイロンなどハセガワ1/72のキットでは再現されていない部分を中心にクローズアップ写真撮りまくり。(゚∀゚)


 今年の横田はハークが3機並んだが、マリンコのハークをここで見たのは初めてかも知れない。しかもそれが最新型のKC-130J!MCAS普天間のMAG-36/VMGR-152所属機である。“KC”も“J”もワタシ的には珍しいので、こちらも写真撮りまくり。
 ついでに3機並んだハークの機首周りの考察など。


 今年もF-16は4機。一時期の隆盛は過去のモノか(笑)。韓国・群山基地の8th FWのF-16CGが2機、90-0703(35th FS)90-0714(80th FS)、三沢基地の35th FW/14th FSからF-16CJが2機(92-388692-3897)である。F-16CGのほうは2機ともLANTIRNポッドを吊っていたが、#714のほうのポッドは海軍で使われていたAN/AAQ-25のお下がりだった模様。F-16CJの2機はデモチームの使用機で、キャノピー下に書かれたパイロットネームはどちらも同じだった(笑)。


 51st FW/25th FS所属のA-10×2機はどちらも最新のC型。とはいっても外観だけではA型との違いは判らない(笑)。ラダードアアート(と言うのかな?w)は#685のほうだけに描かれていた。


 今年はマリンコのホーネットがいなかった。代わりに来たのがMCAS岩国のMAG-12に派遣されている海軍のレガホ。VFA-94所属のF/A-18Cが2機、派手な塗装のMAG-12司令官機(CAG機ではないw)とイモ番機が展示された。“Hobo”の所属機を見るのは初めてなので、派手な司令官機塗装を堪能す(笑)。イモ番機のほうは機首上面にIFFアンテナが付いていた。


 今年はなぜかマリンコの連絡機にお初が2機。MCAS岩国のUC-12WMCAS普天間のUC-35Dである。
 UC-12Wのほうは、遠目には去年までのUC-12Fと変わらないので特に気に留めていなかったのだが、近づいてみたらウイングレットがあるので気付いた次第。機首と尾部の両側面に突き出しているバルジは何だらう。ミサイル警報装置の受信部?
 UC-35Dのほうは、機体自体は陸軍のUC-35Aと同じなので、遠目には「UC-35Aもグレイ塗装になったのかしらん」としか思っていなかったのだが、近づいてみたら尾翼に「FUTENMA」と書かれていて驚いた次第。これはCT-39Gの後継機として2001年に配備されたものだが、配備後10年目にしてやっとお目に掛かることが出来た。


 空自機は、今年は珍しくイーグルやファントムがおらずF-2のみ。それも第3飛行隊のF-2Aである。横田で実戦部隊の所属機とかA型とかが展示されたのは初めてじゃなかろーか。ワタシ自身も第3飛行隊の所属機を見たのは5年ぶりであった。


 航空総隊司令部飛行隊のT-4の、エアインテーク脇に何やら青くて丸いマーク。説明板に描かれていたのと同じものらしい。整備小隊のマークなのか?


 エプロン地区のクルマの展示、今年は雨のせいかほとんど置かれていなかった。あの手のクルマは雨には弱いだらうし、仕方ないところであらう。もちろん去年のような美味しい光景など望むべくもなく。(´・ω・`)


 売店地区に設けられた、「トモダチ作戦」特設ブース。中では東日本大震災におけるアメリカ軍の支援内容を紹介する写真がずらりと展示されていた。テーブルの上には寄せ書きも。もちろん感謝の意を込めて一筆したためさせていただいた。(_ _")


【地上展示機と所属部隊一覧】

【アメリカ空軍】
C-130H(374th AW/36th AS[YJ](Yokota AFB)) ※374th OG司令官機
C-12J(374th AW/459th AS (Yokota AFB))
UH-1N(374th AW/459th AS (Yokota AFB)) ※2機
F-16CG(8th FW/35th FS[WP](Kunsan AFB, Korea))
F-16CG(8th FW/80th FS[WP](Kunsan AFB, Korea))
F-15E(8th FW/494th EFS[LN](Kunsan AFB, Korea)) ※2機
C-17A(15th AW/535th AS[HH](Hickam AFB, HI))
F-16CJ(35th FW/14th FS[WW](Misawa AFB)) ※2機、デモチーム機
A-10C(51st FW/25th FS[OS](Osan AFB, Korea)) ※2機
C-5C(60th AMW/22nd AS(Travis AFB, CA))

【アメリカ海兵隊】
F/A-18C(MAG-12/VFA-94(MCAS Iwakuni)) ※2機、1機はMAG-12司令官機

【アメリカ海兵隊】
UC-12W(H&HS Iwakuni (MCAS Iwakuni))
KC-130J(MAG-36/VMGR-152[QD](MCAS Futenma))
UC-35D(H&MS Futenma (MCAS Futenma))

【アメリカ陸軍】
UH-60A(78AvBn (Camp Zama))

【航空自衛隊】
F-2A(第3航空団第3飛行隊 (三沢))
E-2C(警戒航空隊飛行警戒監視隊 (三沢))
E-767(警戒航空隊飛行警戒管制隊 (浜松))
T-4(航空総隊司令部飛行隊 (入間))
C-130H(第1輸送航空隊第401飛行隊 (小牧))
C-1(第2輸送航空隊第402飛行隊 (入間))
T-7(第11飛行教育団 (静浜))

【海上自衛隊】
P-3C(第4航空群第3航空隊 (厚木))

【陸上自衛隊】
UH-60JA(第12旅団第12ヘリコプター隊第1飛行隊 (北宇都宮))
CH-47JA(第12旅団第12ヘリコプター隊第2飛行隊 (相馬原))
UH-1J(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊第2飛行隊 (立川))
OH-6D(東部方面航空隊東部方面ヘリコプター隊本部付隊 (立川))

【民間】
セスナ172(横田飛行クラブ) ※元空軍のT-41Aメスカレロ
富士FA200-160A(NPO法人スーパーウィングス)
パイパーPA-46-310Pマリブ(成美興業(株))

【展示機以外】
C-130H(374th AW/36th AS[YJ])
C-17A(3rd WG/517th AS[AK])
C-17A(60th AMW/21st AS)
C-12J(374th AW/459th AS [YJ] )
DC-8-62H/CF(ATI)

オマケの写真はこちらこちら


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