横田AFBオープンハウス
“フレンドシップ・フェスティバル2015”(2015年9月20日)


横田AFBオープンハウス“フレンドシップ・フェスティバル2015”ポスター  19日の立川に続いて二日連続の航空祭行きとなった今年の横田基地友好祭。横田のほうも19日からやっており展示機の様子などはツイッターで把握できていたので、改めて気合いを入れて始発電車で出撃。二日目のせいか第五ゲート前に0631に着いたら行列が思いの外短くて最後尾はゲートのすぐ脇。そのお陰で入場は先頭集団で(笑)、0900過ぎに手荷物検査を通過したのであった。なお今年も身分証の提示は求められず。


 地上展示機は29機種32機で昨年より少し増えた。今年の展示機は「これだっ!」という目玉はなかったけど全体的に『ちょっと有り難い機体』が多かった印象が。プラウラーとか青帯のYS-11とか、おじさん的にはうっすらと視界がぼやけるようなのも(笑)。


 今年エプロンの航空機展示エリアの一番奥に鎮座ましましていたのはプラウラー。MCAS岩国にUDP配備されているMAG-12/VMAQ-3所属機である。なにしろ2011年に厚木からプラウラーが姿を消して以来、関東ではとんと見なくなったので懐かしさ全開(笑)。このいかにも1950年代の設計(元になったA-6の話ね)、みたいな丸っこい姿がたまらんのである。とはいえ機体各部の灯火類がLEDに換装されているあたりは2015年に運用されていることを実感させるものである。なお左翼下に吊っていた丸っこいポッドはたぶん初見だったが、ツイッターに写真を上げたらすぐにAN/ALE-43チャフポッドであると教えていただいた。有り難き哉ネットのチカラ。(^^)


 懐かし系展示は空自にも。今や空自にしか残っていないYS-11、赤帯のYS-11FCやグレーのYS-11EA/EBは入間で見られるが、展示されたのは青帯のYS-11P。美保基地からはるばるやってきてくれた第403飛行隊所属機である。もう飛行時間も残り少ないというのに、よくぞいらして下さった! かつては入間でも当たり前に見られた青帯のYS-11であるが、2001年に全て美保に移管されてしまったため関東ではレア物になってしまったのであった。ワタシが最後に見たのは1990年代なので(しかと記録に付けてないから正確には分からない(汗))、これまた懐かしさ全開なのだった。。・゚・(ノ∀`)・゚・。


 前回2014年には来てくれなかった、みんな大好きA-10が今年は帰ってきてくれた! しかもその前の2012年に来てくれたのはレア物のFT印だったので、OS印は2011年以来なのであった。今年は吊しモノがなかなかレア。翼下にAN/AAQ-28ライトニングII照準ポッド(ちなみにライトニングの綴りは“LITENING”である)を吊った姿はたぶん初見。ライトニングはC型で吊れるようになった新しめの照準ポッドで(最新型のAN/AAQ-33スナイパーXRポッドも吊れる)、このためA型で機首右側に半ば固定装備されていたAN/AAS-35ペイヴ・ペニー目標指示ポッドは外されている。
 余談だが、1/72のA-10AをC型に改造してスナイパーXRを吊ろうとした場合、ハセガワのウェポンセットやタミヤのF-16Cからの流用ではパイロンとポッド本体の間に挟むアダプターのパーツがないので(F-15/-16用パイロンと一体になっている)、このアダプターが独立したパーツになっているアカデミーのF-16Cから流用するのがよさそうな気がする(きちんと検証してないけど(^^;))。


 今年も展示されたオスプレイ。去年はMCAS普天間のMAG-36/VMM-265“Dragons”所属機が展示されたが、今年はMAG-36に所属するもうひとつの飛行隊、VMM-262“Flying Tigers”所属機が展示された(どうでもいいがこの二つの飛行隊、どちらもニックネームがセ・リーグの球団だ(笑))。今年も機内公開をしていたため大人気で人だかりが絶えず、マトモな写真は撮れないのであった。
 ちなみに、機内公開と言えば今年もE-3Cが機内公開をしており、もちろん写真撮影もOKであったのだが、行列が嫌いなワタシは結局並ばなかった。まぁ今年は待ち合わせもしてたしね。(^^;)


 F-16は今年も2機だけ。三沢の35th FW/13th FS所属の35th FW司令官機と、その上位組織5th AF司令官機が揃い踏みというのは実に有り難いのだが、前週の三沢航空祭で本邦初公開となったGBU-39 SDB(Small Diameter Bomb、小直径爆弾)などのレア物は吊ってきてはくれず、スタンダードなSEAD任務用兵装だった。残念。(´・ω・`)


 5月のNAF厚木春祭りで初めてお目に掛かったP-8A。厚木ではVP-45所属機であったが横田で展示されたのはVP-16所属機、それも色付きの飛行隊長機である。厚木ではVP-45の色付き隊長機はタッチアンドゴーをやっていて地上展示されなかったので、なんとも有り難いことである。(^^)v


 空自から参加のファントムはRF-4EJ。今年はあちこちの航空祭でF-4EJ改ではなくRF-4EJが展示されているようだけど、これは戦闘機型の飛行時間を少しでも温存しようということなのかしらん。なんか寂しい話じゃのぉ。(´・ω・`)


 昨年も展示されたのですでに新鮮味がなくなった(このゼイタク者!(^^;))空自のKC-767J、今年は601号機が展示された。写真を見ていて気付いたのだが、去年の602号機とは数字のフォントと部隊マークの色合いが違うのね。ちりっとググってみたら601号機も以前は602号機と同じフォントとマークだったので(ハセガワのキットだって同じだし)、最近変更されたのかな。


 今年の「空自横田まつり」は第5ゲートから入ってエプロン地区に入る手前の左側のスペースでやっていたが、展示されていたのは横田基地所属の軽装甲機動車が2台だけで去年よりささやかになった感あり。土曜日にはPAC3のM902発射装置も展示されてたそうなので残念なりよ。(´・ω・`)


 お昼は闇の陰謀団ご一行と落ち合って、「米軍基地の公開ならやっぱこれだね♪」なステーキを喰らいつつ談笑。途中から現役の特別職国家公務員の方も加わって、ハークの陰で業界ネタなど交えつつ小一時間(笑)。


 闇の陰謀団ご一行と分かれて売店でカミさんへの土産を物色し、さて帰ろうかと思った頃になってハークが2機離陸。この際だから恒例のパラシュートジャンプをちりっと見ようかと待ってたのだがなかなか戻ってこないので、シビレを切らして会場を後にしてしまった(笑)。ゲートの手前で出場の行列に並ぶ頃になってやっと戻ってきたが、すでにカメラも仕舞ってしまったので眺めただけw


 ところで今年はエプロン地区に入ってすぐの、例年売店がズラリと並ぶエリアのその売店の並びが変わっていて、中央をどどーんと広く取っていた。おかげで人の流れはよりスムーズになったようだったが、ドラッグカーなどの展示は端っこになってしまいよく見られず。もちろんお姉ちゃんの姿も確認できなかったのだった。(´・ω・`)


【地上展示機と所属部隊一覧】

【アメリカ空軍】
C-130H(374th AW/36th AS[YJ](Yokota AFB)) ※2機
C-12J(374th AW/459th AS (Yokota AFB))
UH-1N(374th AW/459th AS (Yokota AFB))
C-17A(15th WG/535th AS[HH](Joint Base Pearl Harbor-Hickam, HI))
HH-60G(18th WG/33rd RQS [ZZ] (Kadena AFB))
F-15C(18th WG/44th FS[ZZ](Kadena AFB)) ※2機
KC-135R(18th WG/909th ARS [ZZ] (Kadena AFB))
E-3C(18th WG/961st AACS [ZZ] (Kadena AFB))
F-16CM(35th FW/13th FS[WW](Misawa AFB)) ※5th AF司令官機
F-16CM(35th FW/13th FS[WW](Misawa AFB)) ※35th FW司令官機
A-10C(51st FW/25th FS[OS](Osan AFB, Korea)) ※2機

【アメリカ海軍】
P-8A(VP-16[LF](Kadena AFB)) ※飛行隊長機

【アメリカ海兵隊】
EA-6B(MAG-12/VMAQ-3[MD](MCAS Iwakuni))
MV-22B(MAG-36/VMM-262[ET](MCAS Futenma))

【航空自衛隊】
軽装甲機動車(航空総隊作戦システム運用隊 (横田)) ※飛行機じゃないけど(^^;)
F-2A(第3航空団第3飛行隊 (三沢))
F-15J(第7航空団第305飛行隊 (百里))
C-130H(第1輸送航空隊第401飛行隊 (小牧))
YS-11P(第3輸送航空隊第403飛行隊 (美保))
KC-767J(第1輸送航空隊第404飛行隊 (小牧))
RF-4EJ(偵察航空隊第501飛行隊 (百里))
U-125A(航空救難団新潟救難隊 (新潟))
UH-60J(航空救難団百里救難隊 (百里))
CH-47J(LR)(航空救難団入間ヘリコプター空輸隊 (入間))
T-4(中部航空方面隊司令部支援飛行隊 (入間))
U-4(中部航空方面隊司令部支援飛行隊 (入間))

【陸上自衛隊】
CH-47J(第12旅団第12ヘリコプター隊第2飛行隊 (相馬原))

【民間】
セスナ172H(横田飛行クラブ)
セスナ172M(横田飛行クラブ)
セスナ172N(個人オーナー)
富士FA200-180AO(個人オーナー)

【展示機以外】
C-130H(374th AW/36th AS[YJ](Yokota AFB)) ※36th AS飛行隊長機を含む
C-17A(3rd WG/517th AS[AK](Joint Base Elmendorf-Richardson, AK))
C-17A(62nd AW (Joint Base Lewis–McChord, WA))
C-17A(Ms.ANG 172nd AW/183rd AS (Allen C.Thompson ANGB Field, MS))
C-5B(60th AMW/22nd AS (Travis AFB, CA))
B757-2YO(C)(ATI [Air Transport International Inc.] )

オマケの写真はこちら。


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