横田AFBオープンハウス “フレンドシップ・フェスティバル2016”(2016年9月17日)
2016年秋の航空祭シーズン、ワタシ的幕開けを飾るのは横田である。仕事が変わって初めての航空祭出撃だったわけだが、不思議なことに平日どれだけ疲れてても始発電車に間に合うよう起きられるとか、電車で座れても平日と違って全然眠くならないとか、自分が好きなことに関するイベントに行くときの気分の高揚感ってのは大したモンだと改めて思ってみたり。やはりマニアのパワーは偉大だw
ともあれ、始発で出て拝島から歩いて(牛浜からだと朝メシを確保できるコンビニがあるか判らなかったので)第5ゲート前に着いたのが0640ごろ。天気は予報がいいほうに外れて晴れてきた。佳き哉。待機中に見ていたツイッターで、先に中に入って取材していた石川潤一さん(@oldconnie)が「(前日夕方に降りてきた)オーストラリア空軍のKC-30Aが展示されている」とツイートしているのを見れば、いやが上にも期待が高まろうというもの。p(^^)q
0800過ぎにゲートオープン。入場チェックで初めて身分証の提示を求められたものの、写真付き住基カードで問題なく通過しエプロン地区入り口まで行ってまた足止め。他の基地でもこんな入れ方をしている所があるけれど、これゲートの外に溢れる人を少しでも減らそうということなのだらう。ということで0900までそこで待ってから入場したのであった。
地上展示機は31機種33機で昨年とほぼ同じ。今年の展示機のメダマは上で書いたとおりオーストラリア空軍のKC-30A!これは望外のサプライズ!ヽ(´▽`)/ ほかにもぁゃιぃMC-130JとかスペマーのF-2Aとか関東地区初展示のF-15J近代化改修機とか横田基地消防隊に配備されたストライカーとか、なかなか見所の多い展示機なのであった。
なお例によって飛行展示が始まる前に基地を出てしまったので、そっちは見てないのである。(^。^;)ヨホホホ
ということでまずは、前日に飛来したという情報はつかんではいたものの、展示されるとは思っていなかったオーストラリア空軍No.33Sqn.のKC-30Aである。まさか日米以外の空軍の機体、しかも日米が採用していないレアな機種がここでこんな間近に見られるとは。お尻のARBS(Airbus Military Aerial Refuelling Boom System、エアバス社製フライングブーム式空中給油装置)を中心に写真撮りまくりである。もっとも、機体のベースとなったエアバスA330-200は日本の航空会社が採用してないので、ハセガワが1/200で出すことなどまずないし、ドイツレベル1/144はA330-300なので胴体長などが異なるため、キットが出る気配はまずないのだけれど、まぁ珍しいので。(^^;)
しかしせっかく他に米空軍のKC-135Rと空自のKC-767も展示されてたのだから、この際3機を並べて3ヵ国の“タンカーミート”を演出しても良かったんでないかい?と思わないのでなかったなりよ。
こちらも横田初お目見えのぁゃιぃMC-130J。同じくぁゃιぃMC-130Hと並べて展示されたのでいろいろ見比べてみたり。とはいえJ型のほうは塗りと機首下面の出っ張り以外はノーマルとあまり変わり映えがしないので(しかも機首下面の出っ張りについては帰ってから気付くという体たらくw)、もっぱらよりぁゃιく見えるH型のほうを見ていたり。H型の機首左側には何やらスコットランドの戦士っぽいノーズアートが。また、主翼下の空中給油ポッドは、新型のJ型が旧型のポッド、旧型のH型が新型のポッド(空自のC-130H空中給油・輸送型と同じ)を吊っていたのがいとをかし。
展示された米空軍の戦闘機はOS印のF-16が2機だけで、WW印やWP印のF-16も、はたまたZZ印のF-15もいないという寂しさ。しかもそのF-16の吊しモノも寂しいし。F-16の片割れが7th AF司令官機だったというのがまだ救いかな。(´・ω・`)
もうひとつのOS印はみんな大好きA-10C。今年は2機ともラダードアアートが描かれていた。また翼下にはAGM-65マーヴェリックの訓練弾を吊していたというのもなかなかレア。とはいえ塗装は禿げちょろげだし、かなり草臥れていたのも確かなんで早くキレイにしてあげてくだちい。
航空自衛隊機のメダマはなんといっても第3飛行隊創設60周年記念塗装機のF-2Aである。見れても入間かなと思っていたのでこれはウレシイ。迷彩の境目をピクセル風に塗り直し(濃いほうのディープオーシャンブルーを薄いほうのシャロウオーシャンブルー近似色で塗り重ねたっぽい感じ)、尾翼には部隊マークの武者絵を赤で大描きというシブイ感じのデザイン。でもデカールにはしにくそうだからハセガワはどうするのかな?(^^;)
小松の第306飛行隊からはF-15J近代化改修機が参加。百里の第305飛行隊が新田原に移動したことで、関東ではまだ展示されたことのない小松の“改”が期待されたが、その期待通りに展示されていと嬉し。どうせ第306飛行隊なら統合電子戦装置搭載改修機が見たかったなどとゼイタクを言ってはいけない。(^^;)
ファントムは3機目の青迷彩RF-4E #905。去年の百里で見た1機目の#901と比べると塗装が少々雑な感じで、注意書きの周囲には地の迷彩色が残っている。1文字ずつ周囲を塗り消していくなんてこと、そうそうやってられないってことかぬ。(^^;)
Yokota Air Base の消防隊にもついにストライカーが。大型機ばかりの基地柄(なんて言葉はないが)に合わせて屋根に取り付けられた放水銃が大型機対応になっているのは自衛隊向けとは異なる部分。つか航空自衛隊だって入間なんかこういうのでもいいんじゃね?
【地上展示機と所属部隊一覧】
【アメリカ空軍】
C-130H(374th AW/36th AS[YJ](Yokota AFB)) ※2機、うち1機は374th AW司令官機
C-12J(374th AW/459th AS (Yokota AFB))
UH-1N(374th AW/459th AS (Yokota AFB))
C-17A(15th WG/535th AS[HH](Joint Base Pearl Harbor-Hickam, HI))
KC-135R(18th WG/909th ARS [ZZ] (Kadena AFB))
A-10C(51st FW/25th FS[OS](Osan AFB, Korea)) ※2機
F-16CM(51st FW/36th FS[OS](Osan AFB, Korea)) ※7th AF司令官機
F-16DM(51st FW/36th FS[OS](Osan AFB, Korea))
MC-130H(353rd SOG/1st SOS(kadena AFB))
MC-130J(353rd SOG/17th SOS(kadena AFB))
Striker(Yokota Air Base Fire Department)
【アメリカ海軍】
P-8A(VP-5[LA](Kadena AFB)) ※飛行隊長機
MH-60R(HSM-51[TA](NAF Atsugi))
【航空自衛隊】
軽装甲機動車(航空総隊作戦システム運用隊 (横田))
※飛行機じゃないけど地元なんで(^^;)
F-2A(第3航空団第3飛行隊 (三沢)) ※飛行隊創設60周年記念塗装機
F-15J改(第6航空団第306飛行隊 (小松))
C-130H(第1輸送航空隊第401飛行隊 (小牧))
U-4(第2輸送航空隊第402飛行隊 (入間))
T-400(第3輸送航空隊第41教育飛行隊 (美保))
KC-767J(第1輸送航空隊第404飛行隊 (小牧))
RF-4E(偵察航空隊第501飛行隊 (百里))
UH-60J(SP)(航空救難団百里救難隊 (百里))
CH-47J(LR)(航空救難団入間ヘリコプター空輸隊 (入間))
T-4(中部航空方面隊司令部支援飛行隊 (入間))
【陸上自衛隊】
UH-1J(第1師団第1飛行隊 (立川))
UH-60JA(第12旅団第12ヘリコプター隊第1飛行隊 (北宇キ宮))
CH-47JA(第12旅団第12ヘリコプター隊第2飛行隊 (相馬原))
OH-6D(第12旅団第12ヘリコプター隊本部附隊 (相馬原))
AH-1S(東部方面航空隊第4対戦車ヘリコプター隊第1飛行隊 (木更津))
【オーストラリア空軍】
KC-30A(No.86Wg./No.33Sqn.(RAAF Base Amberley, QLD))
【民間】
セスナ172H(横田飛行クラブ)
セスナ172M(横田飛行クラブ)
セスナ172H RAM(AOPA-JAPAN via. (株)インプレッシア)
ビーチクラフトE33ボナンザ(AOPA-JAPAN)
【展示機以外】
C-130H(374th AW/36th AS[YJ](Yokota AFB))
C-12J & UH-1N(374th AW/459th AS[YJ](Yokota AFB))
KC-135R(AFRC 452nd AMW/912th ARS(March ARB, CA))
B757-2G5(C)(ATI [Air Transport International Inc.] )
オマケの写真はこちらとこちら。
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