★使用キット:ハセガワ1/72 BT3 F-16Cファイティングファルコン & 00186 P-51Dムスタング“ブルーノーズ” ★使用デカール:エキスパートチョイスデカール 72-30 F-16C & P-51D“Cripes A'Mighty”,F-16C Wash.ANG 他 【2001年秋ごろ完成】 352nd FGは第二次大戦中のヨーロッパ戦線で519機撃墜をはじめ数々の武勲をたてた部隊で、所属するP-51の機首の青い塗り分けはあまりにも有名です。この部隊の伝統を引き継ぐヴァージニア州空軍192nd FW/149th FSのホームベースであるリッチモンド空港で2000年9月22日、352nd FGの戦友会が開催された際、149th FS所属のF-16Cの1機に第二次大戦当時352nd FGに所属したジョージ・E.プレディ少佐の最後の乗機の塗装を再現しました。ジョージ・E.プレディ少佐は26.83機撃墜のムスタングエースでしたが、第二次大戦末期の1944年12月25日に味方の対空砲火によって誤って撃墜され戦死しました。 F-16Cはそのままだとブロック25になるのですが作る機体はブロック30なので、F-16BのキットからF110エンジンの排気口を流用(F-16Bには絶対にF110エンジンの排気口を使わないのにパーツが入ってるんですよね〜(^_^;))、主翼端のミサイルランチャーをハセガワ1/72のウェポンセットVに入っているLAU-129A/A(AIM-9/AIM-120兼用)に交換、主翼前縁のアンテナを伸ばしランナーで自作し、機首まわりや垂直尾翼付け根のフェアリングにちょこちょこと出っ張りを追加してブロック30の最近の形態にしました。なお、この機体はF110エンジン搭載ですがS/N86-0267以前のブロック30初期型で、インテークはF100エンジン搭載機と同じNSIタイプなのでキットのパーツをそのまま使っています。また主翼端のAIM-120AはウェポンセットVのものを使っています。 今回使用したデカールにはF-16CとP-51D両方のマーキングが収められています。F-16C用のデカールはもともとレベルのキット(FSDと量産型の特徴が混ざった旧キット)用に作られているせいか、機首のレスキューアローと射出座席警告マークがオーバースケールになってますが、白で描かれたマークが他にないのでそのまま使っています。垂直尾翼付け根部分の青/赤/青の塗り分けは、赤部分、白帯、白星と「VIRGINIA」の文字がデカールになっていましたが、きちんと合うかわからなかったので星と文字だけデカールを使いあとは塗装しました。 P-51Dのキットにはプレディ少佐の3代目使用機のデカールが入っていますが、今回はとりあえず関係ありません(笑)。こちらはキットをストレートに製作しましたが、主脚カバーは『浅すぎてみっともない脚収納庫を隠すためにも閉じた方がいい』というMaj.AGGRESSORさん(Fも的に第二次大戦米軍機の偉い人(^o^))のアドバイスもあったので閉じました。また製作中にアンテナ支柱が時空の彼方に消えてしまったので自作しています(爆)。アンテナ線はキャノピーを貫いているところをうまく再現する自信がなかったので張ってません。 胴体のインベイジョンストライプはデカールのインストには『黒帯2本を描け』と書かれていますが、面倒だったので(爆)キット付属のものの下半分を切り出して使用しました。果たして白黒白黒白でいいんでせうか(後日知ったところではデカールのインストが正解みたいです)。(^_^;) 飾り台はA4サイズの画板を芯にして、1mmプラ板に飛行場のコンクリ面らしい塗装をしたものを貼り付け四方をプラ板で覆い、5mm角棒を巡らせたものに塗装しただけのものです。塗装はそこら辺に余っていた缶スプレーを使い、ツヤ有り黒にパールフレークをかけたところで自作したネームプレートのデカールを貼り、さらにクリヤーがけをしています。ネームプレートのデカールの“CRIPES A'MIGHTY”は、P-51用のデカールをスキャンして拡大したものを使い、ベースに白、次に“CRIPES A'MIGHTY”と文字類、最後にメタリックシルバーの順に印刷しましたが、シルバーの乗りがイマイチでスジが入ってしまいました。(-_-;) |