★使用キット:ハセガワ1/72 K132 F-15Jイーグル“築城304SQ. 20thアニバーサリー” ★使用デカール:Rose Ridgeデカール D20429 204SQ F-15 10th Anniversary +キット付属+NBM21(一部コーションデータ) 【2007年5月16日完成】 ハセガワ1/72の新版イーグルは、新版キット発売直後の1988年にC型を1機作ったことがあっただけでしたが、その時の印象は「なんて作りにくいんだ」というものでした。以来なんとなく作るのを避けていたのですが、今回4機量産をしてますますその感を強くしました。少なくともこれは量産するモンではありません(爆)。なお、使用キットが作ったマーキングと全く関係のないものになっていますが、これはこの作品の場合デカールは別に用意してあるので使用キットはF-15Jであれば何でも良かったんです。で、たまたまこの使用キットはスペシャルマーキング用デカールが入っていないものだったので使っただけなのです。(^◇^;) まぁそれはともかく、とりあえず4機とも基本的にキットをストレート組みしています。胴体背面のエアブレーキを閉じた状態にしているのは、実機も駐機中は基本的に閉じているというのもさることながら、これを開けるとデカール貼りが面倒になるからです。またこの機体はMSIP機なので、インテーク下のJ/ALQ-8の逆L字型アンテナを自作したほか、機首下面のブレードアンテナをプラ板で作り直し、機首付け根左右の全温度センサーブロープも自作しています。逆にHUDはキットのままですが許されよ。 このキットのハイライトのひとつ、アイリスカバーを外した状態の排気口は、組立前に内部の白を塗ったあとでタミヤのウェザリングマスターBセットの「スス」を擦り付けてやりましたが、簡単な割には思ったより雰囲気が出て良き哉良き哉。ついでに可動部直前の部分には、やはりウェザリングマスターDセットの「青焼け」と「赤焼け」を使って焼けた感じを表現しています。しかし、この部分にはこんなに気合を入れているのに、機体側の無塗装部分はただメタリックカラー(クレオス#103「ガンステンレス」とガイアカラー#009「ブライトシルバー」を混ぜたもの)を塗っただけというのはいかがなモノかと。(^。^;)ヨホホホ デカールは、「Rose Ridge ART Shop」からこの日のために(笑)取り寄せたもの。このスペシャルマーキングは、実機写真を雑誌でリアルタイムに見て以来『いつか勝負せねばなるまい』と思っていたわけですよ。それがデカールになっているんですから入手しないわけにはいきません。しかも、このリリース元である「スタジオローズリッジ」の主催者は、この実機の塗装デザインを手がけて実機に塗装した元204Sq.の渡辺氏ご本人です。たとえデカールがMDプリンタ製であろうとも、ますます期待は高まるわけですよ。(^o^)/ 実際に塗装の段になると、まずマスキングが大変です。それ用にテンプレートも用意されてましたが、それだけでは足りないのでデカールそのものをクリヤーファイルに入れて、その上からマスキングテープを貼って切り抜いたりもしました。主翼前縁から胴体中央にかかる黄色は、デカールになっている白い羽や金文字の「10」との兼ね合いもあって位置決めが難しく、結局羽のデカールを貼ってから豪快にタッチアップをする羽目に。それでも実機とはかなり違ってしまいました。(´・ω・`) デカール自体は、渡辺氏が「アレは初期の製品だからウェーブの硬いクリヤーデカールを使ってたんですよ」と仰る通り、マークソフターの類を寄せ付けない硬さに難儀しまくり。スジボリに沿ってナイフで切り込みを入れても、それでもすっきりとは馴染んでくれませんでした。あと、写真ではよく見えない主翼の影になる胴体側面から垂直尾翼にかけてのあたり、デカールが実機とかなり違ってるみたいなんですけど・・・?(^◇^;)>渡辺さん なおブログに上げたリアルタイム製作記はこちら |