★使用キット:ハセガワ1/72 K110 F-15Jイーグル“航空自衛隊40周年” ★使用デカール:キット付属+NBM21(一部コーションデータ) 【2007年5月16日完成】 ハセガワ1/72の新版イーグルは、新版キット発売直後の1988年にC型を1機作ったことがあっただけでしたが、その時の印象は「なんて作りにくいんだ」というものでした。以来なんとなく作るのを避けていたのですが、今回4機量産をしてますますその感を強くしました。少なくともこれは量産するモンではありません(爆)。 まぁそれはともかく、とりあえず4機とも基本的にキットをストレート組みしています。胴体背面のエアブレーキを閉じた状態にしているのは、実機も駐機中は基本的に閉じているというのもさることながら、これを開けるとデカール貼りが面倒になるからです。またこの機体は非MSIP改修機なので、機首下面に並んだブレードアンテナのうち小さい2枚を切り飛ばし、同時に前脚収納庫直後の丸い台座に載ったアンテナも台座ごと切り飛ばしています。また機首付け根左右の全温度センサーブロープは自作しましたが、もっと目立つHUDはキットのままです。(^◇^;) このキットのハイライトのひとつ、アイリスカバーを外した状態の排気口は、組立前に内部の白を塗ったあとでタミヤのウェザリングマスターBセットの「スス」を擦り付けてやりましたが、簡単な割には思ったより雰囲気が出て良き哉良き哉。ついでに可動部直前の部分には、やはりウェザリングマスターDセットの「青焼け」と「赤焼け」を使って焼けた感じを表現しています。しかし、この部分にはこんなに気合を入れているのに、機体側の無塗装部分はただメタリックカラー(クレオス#103「ガンステンレス」とガイアカラー#009「ブライトシルバー」を混ぜたもの)を塗っただけというのはいかがなモノかと。(^。^;)ヨホホホ 全体塗装は、説明書には全体がクレオス#308と指示されていますが、実機は下面中央の一部を除いて全塗装されています。そこで#308に白と青を若干混ぜた色を作って塗装。また増槽の塗り分けは、上下の青と白が逆に指示されています。キット付属のデカールは、マークソフターの類を使わなくてもキット表面にぴったりフィットしてくれる良質のもの。しかし肝心の考証はけっこういい加減で、しかも説明書の指示もいい加減。機首側面のクチバシの黒線の位置など説明書を信じたらとんでもない目に遭います。インテーク上面の黒い部分は後端が後ろ過ぎですし、逆に下面は寸足らず。上面の各部にある、翼竜のディテールを出すための補助線の位置や形などデタラメといっていいです。挙げ句は垂直尾翼の「40」の文字が大きすぎてシリアルナンバーに掛かってしまう始末。こんな判りやすいところをなぜ間違える?(~。~;) なおブログに上げたリアルタイム製作記はこちら |