★使用キット:ドイツレベル1/72 04612 Lockheed F-16 MLu 他 ★使用デカール:自作+キット付属(ドイツレベル&ハセガワF-16CJ) 【2002年5月完成】 今回やったF-16×15機量産のうち、ドイツレベルのF-16MLuは2機作りました。このキットは2000年発売の最新のF-16キットで、胴体のパーツ割りはハセガワ1/72 XF-2を参考にしているほか随所にハセガワ1/72のF-16シリーズを超えた点が見受けられます。またMLU(中間機令能力向上計画)実施後の通称F-16AMを作れる各スケールを通じて唯一のキットでもあります。ただし垂直尾翼はドラグシュート付きもしくはベルギー空軍独自装備のECMシステム収納部が付いたタイプしか作れず、主翼中央(Stn.3/7)用パイロンはチャフ/フレアディスペンサー内蔵タイプのパーツしかなく、また機首上面のAIFFアンテナがないパーツは用意されていないので、実質的にはベルギー、オランダ、ノルウェーのF-16AMしか作れません(笑)。とはいえ、これで国内販売価格が2,000円以上もしなければベストキットと言ってもいいでせう。 組み立ては前後に別れた胴体上半分の継ぎ目とインテーク周りに若干のパテが必要だったほかは、さしたる苦労もなくスラスラと組み上がりました。ただし主脚柱に着陸/滑走灯のパーツを付けるように指示されていますが、これは前脚扉に移設されているので付ける必要はありません。キャノピー後半の固定部分は製作中に誤って割ってしまったので、ハセガワ1/72 XF-2A用のものをジャンクから漁ってきて加工して使ってます。ちょっと大きいのでキャノピーを開けてごまかすしかありません(涙)。 台湾空軍のブロック20は実質的にMLUを取り入れているので、基本的にはドイツレベルのキットそのままで作れます。ただし主翼前縁にはRWRアンテナフェアリングが付いているので自作したほか、垂直尾翼上端がF-16C/Dと同形状になっているため、キットのドラグシュート収納部付きの下半分にハセガワ1/72 F-16Cの垂直尾翼パーツの上半分を移植しています。またノーマルタイプの主翼中央(Stn.3/7)用パイロンもハセガワ1/72 F-16Cから流用しました。なお主翼外側ランチャー(Sta.2/8)と翼端ランチャー(Sta.1/9)にはAIM-9専用のAero3Bランチャーを使用します。 機体塗装はアメリカ空軍に準じたものです。デカールは国籍マーク、部隊マーク、機番を自作しましたが、機番はひとまわり小さかったです(爆)。また主翼下面の国籍マーク位置はわかる写真がなかったので推定です。色は上側面と同じにしてしまいましたが、それでは明度差がほとんどないので本当はもっと濃いと思います(爆)。コーションデータ類はハセガワ1/72 F-16CJ付属のもの(一部キット付属のもの)を使用しました。 ぶら下げモノは胴体下(Sta.5)にパイロンとALQ-184、主翼内側(Sta.4/6)にパイロンと370gal増槽×2、主翼中央(Stn.3/7)にパイロンとAGM-84A×2、主翼外側ランチャー(Sta.2/8)および翼端ランチャー(Sta.1/9)にAIM-9L×4という重武装。AIM-9L、AGM-84A、ALQ-184はハセガワ1/72ウェポンセットを使用しました。AIM-9Lはキットにも出来のいいものが付いているのですが、同時に作った他の機体とフォルムを統一したかったのでウェポンセットのものを使っています。 |