★使用キット:ハセガワ1/72 00188 F-16Aファイティングファルコン“ブラックナイツ” 他 ★使用デカール:キット付属 【2002年5月完成】 アクロバットチーム“ブラックナイツ”は1974年6月7日にホーカー・ハンター5機で編成され、使用機はその後F-5Eを経て現在はA-4SUスーパースカイホークを使用し、2年置きにチャンギ国際空港で開催される国際航空ショー『アジアン・エアロスペース』に合わせて編成されるようになっています。2000年2月に開催されたアジアン・エアロスペース2000では当初F-16のみの6機編成が計画されましたが、F-16の配備が間に合わずA-4SU 4機に加えて2機のF-16Aをソロ機として使用するという異機種混合編成となりました。臨時編成のためか元々のシリアルナンバーは塗りつぶされてしまっていて判らず、従ってこの機体のシンガポール空軍シリアルナンバーもアメリカ空軍シリアルナンバーも不明です。 今回やったF-16×15機量産のうち、ハセガワのF-16シリーズは13機作りました。ハセガワのF-16は発売されてから17年も経つキットですがバリや歪みもほとんどなく、今でも充分に1/72のベストキットとして通用します。インテーク周りが実機にない分割ラインになっていて、しかもパーツの合いが悪いのでここはパテや瞬着を盛ってゴンゴン削りましたが、あとはほとんどパテも要らず合いも良く、それほど苦労はしませんでした。 シンガポール空軍のブロック15OCUはドラグシュートを装備していますが、この限定版キットはドラグシュート収納部付きの垂直尾翼下半分がまるごとレジンパーツで入っており、キットの垂直尾翼パーツ(F-16C用)の上半分を切り取って移植するように指示されています。レジンパーツとキットのパーツとの接合面はイモ付けなのでアルミパイプを仕込んで補強。そのほか機関砲口をC/D型と同形状に改修し、射出座席はハセガワ1/72 F-15Jの余りパーツを流用しています。キャノピーは全体に濃いスモークがかかっているので、自分で調合したスモーク色を裏表から筆で塗っています。 キットは胴体下(Sta.5)の300gal増槽以外の赤い部分が全てデカールになっていますが、さすがにそれは無理があるので塗装しています。それ以外の文字やコーションデータはデカールを使用、また主翼と水平尾翼下面のグレー部分はデカールを切り出して使用しています。垂直尾翼のナイトの中の白数字は例によって透け透けだったのでデカールを2枚重ねしています。ぶら下げモノは胴体下(Sta.5)にパイロンと300gal増槽のみ。 |