★使用キット:ハセガワ1/72 01913 F-16A ADFファイティングファルコン“イタリア空軍スペシャルコンボ”(2機セット) ★使用デカール:Twobobsデカール 72-094/32-060 F-16ADF L'Ultima Diana 【2023年9月15日完成】 イタリア空軍は老朽化したF-104Sの後継であるユーロファイターF-2000の配備の遅れをカバーするため、1993年から24機のトーネードADVを10年間イギリス空軍からリースで使用しました。しかしF-2000の配備がさらに遅れたため、今度は2003年から30機のF-16ADFを10年間アメリカ空軍からリースして使用しました。その後F-2000の戦力化に伴い2010年ごろから退役を開始し、2012年5月に全機の運用を終了しました。ちなみにこれは、F-16を装備した空軍で最初に全機退役させたケースとなりました。 作例はF-16ADF退役に伴い解散することとなった5゚Stormoが解散記念塗装機として登場させた機体で、2010年4月16日と17日の航空団解散記念式典“Con la Diana sul Petto”(ディアナを胸に)でお披露目されました。尾翼に描かれているのは航空団のシンボルである、ローマ神話に登場する女神ディアナです。また黄色いバゲージポッドに描かれたマークは23゚Gruppoのクレストですが、グレーのバゲージポッドに書かれた「906TH FG」が何を意味するのかは不明です。 今回のイタリア空軍F-16ADF×5機量産は、もともとは2021年6月にTwitter(現:X)上で始まった「#F16祭り」に便乗して始めたものでしたが、途中でいろいろ挟まったりして2ヵ月の期限に間に合うはずもなく、全機完成まであろうことか2年以上もの歳月を要してしまったものです。もう量産なんてできんなぁこれは(悲)。それはともかく、キット自体はハセガワの傑作キットに近年になってADF専用のパーツを追加したもので、作りやすさはそのままに(インテーク周りの作りにくさもそのままw)お手軽にADFを再現できる優れモノです。ただ定番品じゃないのが残念なところ。なお機首のピトー管はマスター製の金属パーツ、機首左側のサーチライトはウェーブのHアイズ3ミニ[クリア]の1.5mm径を埋め込み、排気口はV1 MODELS さんの3Dプリンタ製パーツを使いました。吊るし物はバゲージポッドをストックのハセガワ旧版F-4E付属パーツから流用したほかはキット付属を使っています。デカールはさすがの良い品質でしたが、尾翼のディアナが引いている矢が黒で印刷されてしまっていて(実機は濃い茶色)、地色に溶け込んでしまったのが残念。 詳しくはTwitter(現:X)まとめのこちらをドゾー。 |