★使用キット:ハセガワ1/72 01913 F-16A ADFファイティングファルコン“イタリア空軍スペシャルコンボ”(2機セット) ★使用デカール:キット付属 【2023年9月7日完成】 イタリア空軍は老朽化したF-104Sの後継であるユーロファイターF-2000の配備の遅れをカバーするため、1993年から24機のトーネードADVを10年間イギリス空軍からリースで使用しました。しかしF-2000の配備がさらに遅れたため、今度は2003年から30機のF-16ADFを10年間アメリカ空軍からリースして使用しました。その後F-2000の戦力化に伴い2010年ごろから退役を開始し、2012年5月に全機の運用を終了しました。ちなみにこれは、F-16を装備した空軍で最初に全機退役させたケースとなりました。作例は2009年当時の10゚Gruppo飛行隊長の飛行1,000時間を記念したもので、同時期に同じ37゚Stormo隷下の18゚Gruppo飛行隊長も飛行1,000時間を達成し記念塗装機が登場しています。 今回のイタリア空軍F-16ADF×5機量産は、もともとは2021年6月にTwitter(現:X)上で始まった「#F16祭り」に便乗して始めたものでしたが、途中でいろいろ挟まったりして2ヵ月の期限に間に合うはずもなく、全機完成まであろうことか2年以上もの歳月を要してしまったものです。もう量産なんてできんなぁこれは(悲)。それはともかく、キット自体はハセガワの傑作キットに近年になってADF専用のパーツを追加したもので、作りやすさはそのままに(インテーク周りの作りにくさもそのままw)お手軽にADFを再現できる優れモノです。ただ定番品じゃないのが残念なところ。なお機首のピトー管はマスター製の金属パーツ、機首左側のサーチライトはウェーブのHアイズ3ミニ[クリア]の1.5mm径を埋め込み、排気口はV1 MODELS さんの3Dプリンタ製パーツを使いました。デカールは機体前半部の銀と後半部の赤の境界線が模様込みでデカールになっていますが、デカールの赤と塗った赤の色味が合うわけもないので(インストの塗装指定はクレオスC158スーパーイタリアンレッドですが、デカールの赤は尾翼の馬や獅子の部分がそれで、もっと朱色味が入った感じ)、デカールをテンプレートにしてマステを切り出してマスキングをしています。なお胴体下増槽とパイロンの塗り分けはさらっと無視してくれてデカールもないので、マスキングゾルでテキトーにマスキングしました。 詳しくはTwitter(現:X)まとめのこちらをドゾー。 |