★使用キット:ハセガワ1/72 01997 F-16A ADFファイティングファルコン“ベルトロ51(オクトパス)” ★使用デカール:キット付属 【2023年9月1日完成】 イタリア空軍は老朽化したF-104Sの後継であるユーロファイターF-2000の配備の遅れをカバーするため、1993年から24機のトーネードADVを10年間イギリス空軍からリースで使用しました。しかしF-2000の配備がさらに遅れたため、今度は2003年から30機のF-16ADFを10年間アメリカ空軍からリースして使用しました。その後F-2000の戦力化に伴い2010年ごろから退役を開始し、2012年5月に全機の運用を終了しました。ちなみにこれは、F-16を装備した空軍で最初に全機退役させたケースとなりました。 作例は2008年に飛行隊創設90周年を迎えた23゚Gruppoが登場させた記念塗装機です。全面黒を基調として胴体背面に飛行隊のシンボルである“Veltri”(グレイハウンド)を大きく描いていますが、尾翼右側面の蛸が何を意味するのか分かりません(誰か教えて(^^;)。本機はこの塗装を維持したまま2010年4月16日と17日に開催された親部隊5゚Stormoの解散記念式典“Con la Diana sul Petto”(ディアナを胸に)に参加していますが、飛行予定だった2日目は悪天候で飛べませんでした。 今回のイタリア空軍F-16ADF×5機量産は、もともとは2021年6月にTwitter(現:X)上で始まった「#F16祭り」に便乗して始めたものでしたが、途中でいろいろ挟まったりして2ヵ月の期限に間に合うはずもなく、全機完成まであろうことか2年以上もの歳月を要してしまったものです。もう量産なんてできんなぁこれは(悲)。それはともかく、キット自体はハセガワの傑作キットに近年になってADF専用のパーツを追加したもので、作りやすさはそのままに(インテーク周りの作りにくさもそのままw)お手軽にADFを再現できる優れモノです。ただ定番品じゃないのが残念なところ。なお機首のピトー管はマスター製の金属パーツ、機首左側のサーチライトはウェーブのHアイズ3ミニ[クリア]の1.5mm径を埋め込み、排気口はV1 MODELS さんの3Dプリンタ製パーツを使いました。デカールはカルトグラフ製で発色はバツグンですが少々固くて機体表面に馴染ませるのが大変でしたし(馴染み切ってません(泣))、シルバリングも起こしたのでニス部分は可能な限り取り除きました。 詳しくはTwitter(現:X)まとめのこちらをドゾー。 |