★使用キット:ハセガワ1/72 KA7 マクドネルダグラスF-4EJファントムII(箱無し) ★使用デカール:オージーデカール A72036 F-4 Phantom 【2014年8月11日完成】 オーストラリア空軍は引き渡しの遅れたF-111Cを受領するまでのつなぎとして、1970年から1973年までの間に24機のF-4Eをアメリカ空軍から貸与されました。1970年9月14日から10月10日までの間にクイーンズランド州アンバレー基地に到着した24機は、同基地のNo.82Wg.隷下のNo.1Sqn.とNo.6Sqn.に配備されました。「A」で始まるオーストラリア空軍独自のシリアルナンバーは「A69-」を与えられましたが、これは単なる管理用で米空軍シリアルナンバーをそのまま使ったに過ぎず、機体に表記されることはありませんでした。短期間の借用だったため部隊マークも描かれることはなく、機体の識別用にシリアルナンバーの下二桁を白文字で大きく書いただけの素っ気ないマーキングなので、写真だけで所属飛行隊を判別することはできません。なお各機は3年弱の使用期間中に機関砲口の変更とパネル式編隊灯の追加改修を受けています。1971年6月16日には69-7203を夜間訓練中の事故で失い、1972年1月28日には69-7206が着陸に失敗して機首を大破しましたが、これは修理ののち復帰しています。使用期間が終了した23機のF-4Eは1972年10月25日から1973年6月21日までの間にアメリカに返却され、入れ替わりに1973年6月1日からF-111Cの引き渡しが始まりました。 今回久し振りにファントムを量産したわけですが、毎度毎度海軍型では少々飽きたので空軍型でいってみました。ハセガワ1/72のF-4シリーズの製作は、今回の4機量産が通算52〜55機目になります。なので慣れているので(笑)製作上特に困ったところなどはありませんでしたが、例によってインテーク周りの合わせが悪いので出っ張ったほうをガシガシ削ることで対処しました。また今回は主翼下面パーツと機首下面パーツを先に接着してできるだけ合わせ目をツライチにしておいてから胴体に取り付けるという方法を試してみました。ちょっとやりにくいですが、まぁ悪くはないですね。次回もやってみますか。 しかしやはり三毛猫迷彩を3機もいっぺんにやるモンではありませんね(汗)。判っていたことではありますがマスキングが大変過ぎです。使うデカールがオーストラリア製ということでインストの迷彩パターンを信用して一度その通りに仕上げたのですが、実機写真をよくよく見るとパターンがまったく違うことが判明したので上面をまるっと塗り直しする羽目に(塗る前にちゃんと確認しないからこういうことに m9(^Д^)プギャー)。おかげで2014年の静岡に間に合いませんでしたが、オージーデカールに全く入っておらずハセガワのキット付属デカールにもほとんど入っていないコーションデータをあちこちからかき集め、さらに写真を参考にちまちま貼っていくのにかなりの手間を要したので、たぶん塗装を間違わなくても静岡には間に合わなかったでせう。(^^ゞ なお吊しモノはハセガワのウェポンセットから。SUU-20は久し振りに使いました。 なおブログに上げたリアルタイム製作記はこちら。 |