マクダネル・ダグラスF-4JファントムII

ハセガワ1/72
アメリカ海軍CVW-3/VF-31
(第3空母航空団第31戦闘飛行隊、空母サラトガ搭載)所属
VF-31飛行隊長機(AC101/157293,1973年10月)
ハセガワ1/72 F-4JファントムII(VF-31)

ハセガワ1/72 F-4JファントムII(VF-31) その1

ハセガワ1/72 F-4JファントムII(VF-31) その2

ハセガワ1/72 F-4JファントムII(VF-31) その3

ハセガワ1/72 F-4JファントムII(VF-31) その4

★使用キット:ハセガワ1/72 00858 F-4JファントムII“VF-31トムキャッターズ”
★使用デカール:キット付属

【2007年11月29日完成】
 作例はVF-31所属機で、飛行隊長機に指定されている機体です。ベトナム戦争中の1972年6月21日、VF-31に所属するサム・フリン中佐は後席(RIO)にウィリアム(ビル)・ジョン中尉を乗せ、ラインバッカー作戦参加機の一員としてAC106(Bu.No.157307、コールサインは「バンドワゴン106」)で空母サラトガから出撃、1機のMiG-21をAIM-9Dサイドワインダーで撃墜しました。母艦に帰還後、二人の名前がもともとキャノピーフレームに記されていたAC102(157280)のインテークベーンに撃墜マークが記入されました(以上はフォックスワンデカール72-001の解説文による)。その後フリン中佐はVF-31の飛行隊長に昇格、隊長機に指定された作例のAC101に改めて撃墜マークが描かれたのでした。ちなみに「E」は大西洋艦隊の優秀褒賞バトル・エフィシェンシー(バトルE )アワードを、「S」は安全褒賞セーフティアワードを受賞したことを示しています。
 VF-31では1968年1月から1981年1月までF-4Jを使用し、その後F-14Aに機種転換しています。

 今回の量産は、2006年秋から始まった「米海軍・海兵隊ファントム使用全飛行隊制覇計画」の第二弾です。
 ハセガワ1/72のF-4シリーズの製作は、今回の6機量産が通算31〜36機目になります。なので慣れているので(笑)製作上特に困ったところなどはありませんでしたが、例によってインテーク周りの合わせが悪いのでここだけはパテのお世話になりました。また、この機体はECM機材強化前なので、左右の主翼下面にモールドされたアンテナフェアリングは切り飛ばし、右インテーク下面のフェアリングは左下面のそれと同形状になるように削っています。吊しモノののAIM-9DとAIM-7Fはウェポンセットからです。
 デカールはキット付属のカルトグラフ製デカールです。質も発色もよく、また大きさもピッタリでコーションデータもたっぷりあって悩むことはありませんでした。ただウォークウェイが塗られていないのは実機通りなんですが、ラムエアタービンのドアを示す赤線がなかったのでテキトーなストライプデカールで再現、また主翼上面の平行四辺形のウォークウェイは枠のみ描かれている(と推測される(爆))ので、ジャンクにあったRF-4Eのデカールから流用しました。
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