ボーイング(マクダネル・ダグラス)/BAe ハリアーGR Mk.5

ハセガワ1/72
イギリス空軍No.3Sqn.(第3飛行隊)所属 (AF/ZD410,1990年)
ハセガワ1/72 ハリアーGR.5(イギリス空軍No.3Sqn.)

ハセガワ1/72 ハリアーGR.5(イギリス空軍No.3Sqn.) その1

ハセガワ1/72 ハリアーGR.5(イギリス空軍No.3Sqn.) その2

ハセガワ1/72 ハリアーGR.5(イギリス空軍No.3Sqn.) その3

ハセガワ1/72 ハリアーGR.5(イギリス空軍No.3Sqn.) その4

ハセガワ1/72 ハリアーGR.5(イギリス空軍No.3Sqn.) その5

★使用キット:ハセガワ1/72 00185 ハリアーGR Mk.5“ロイヤルエアフォース”
★使用デカール:キット付属

【2002年12月完成】
 今回やったハリアーII×10機量産は、2機の複座型をニコイチした以外はすべてハセガワのキットを使用しました。組み上がると見事なハリアーIIが出来上がるのですが、2001年発売の最新キットの割には組みにくいキットでした。特に主翼周りはLERXとの合いも胴体との合いも悪いです。また合計で9個もある主翼下と胴体下のパイロンは全て片側に押し出しピンの跡が出ているので消す必要があるとか、前後左右で4個あるノズルもいちいち接合線を消さなければならないとか、脚が4本あるので他の飛行機キットよりパーティングライン消しの手間が多いとか、スライド金型でΩ型を再現したウインドシールドとキャノピーもパーティングラインを消さなければならないとか、とにかくペーパー掛けと整形が多かったという印象でした。
 キットを組み立てるだけの工作で疲れてしまうので、インテーク内部をスムーズに繋がるよう工作するとか後部ノズルを開口するとかといった手の掛かるディテールアップは全て省略、最低限のものだけに留めました。具体的には以下の点です。
  1)ウインドシールド直前にある小穴を開口し機首上面のヨーインジケータを自作
  2)射出座席(マーチンベイカーMk.12H)をエアロクラブのレジン製に換装
  3)主翼付け根前縁のエアインレットを開口
  4)両主翼端のミサイル警報アンテナフェアリングを伸ばしランナーを加工し追加
  5)胴体上下面のACLが三角形のストロボライト(?)なので、キットのモールドを削り落としてた上に透明プラ板で自作し追加
  6)垂直尾翼両側面にある全温度センサーブロープのモールドを削り落として、右側面のスジボリは埋め左側面には自作したブロープを追加
  7)ラダー両側面にある凸スジを伸ばしランナーを貼り付けて追加
  8)エアブレーキ両端のフェンスをプラ板で自作し追加
  9)エアブレーキ直後の胴体下面にあるフェアリングをプラ板で自作し追加
  10)胴体後端部の後部ミサイル警報アンテナとレーダー警報アンテナを、ファルコンAAM(ハセガワのウェポンセットから流用)の弾頭部分とプラ板で自作し追加
 なおキャノピー破砕コードのデカールはニス部分が気になりそうだったので使ってません。また、GR.5のインパネには右側に丸い形のムービングマップディスプレイがあるのですが、キットのインパネのデカールはAV-8Bと共通なのが残念です。
 機体塗装はイギリス空軍ハリアーIIの初期迷彩。なおインテーク内の塗り分けは、インストの指示が全く違っているので写真を見てマスキングしました。デカールはキット付属のものを使っています。ぶら下げモノは主翼下と胴体下の計7ヶ所のパイロンにBL755クラスター爆弾をズラリとぶら下げ、イギリス空軍型独自装備のサイドワインダー専用パイロンにはAIM-9Lを付けています。BL755はジャンクパーツから(恐らくフジミ1/72ブリティッシュファントムの付属パーツ)、AIM-9Lはキット付属のものを使用しています。 inserted by FC2 system