ボーイング(マクダネル・ダグラス)/BAe ハリアーGR Mk.7

ドイツレベル1/72
イギリス空軍No.20(R)Sqn.(第20[予備役]飛行隊)所属
No.20(R)Sqn.2001年ディスプレイ機塗装 (23/ZD375,2001年)
ドイツレベル1/72 ハリアーGR.7(イギリス空軍No.20(R)Sqn.)

ドイツレベル1/72 ハリアーGR.7(イギリス空軍No.20(R)Sqn.) その1

ドイツレベル1/72 ハリアーGR.7(イギリス空軍No.20(R)Sqn.) その2

ドイツレベル1/72 ハリアーGR.7(イギリス空軍No.20(R)Sqn.) その3

ドイツレベル1/72 ハリアーGR.7(イギリス空軍No.20(R)Sqn.) その4

ドイツレベル1/72 ハリアーGR.7(イギリス空軍No.20(R)Sqn.) その5

★使用キット:ドイツレベル1/72 04634 BAe HARRIER GR.Mk7
★使用デカール:キット付属他

【2003年5月完成】
 今回やったハリアーII×10機量産は、2機の複座型をニコイチした以外はすべてハセガワのキットを使用しました。この作品はドイツレベル1/72の定番キットを製作したものですが、内容はハセガワ製キットのデカール替え&パーツ追加キットです。
 組み上がると見事なハリアーIIが出来上がるのですが、2001年発売の最新キットの割には組みにくいキットでした。特に主翼周りはLERXとの合いも胴体との合いも悪いです。また主翼と胴体下のパイロンは全て片側に押し出しピンの跡が出ているので消す必要があるとか、前後左右で4個あるノズルもいちいち接合線を消さなければならないとか、脚が4本あるので他の飛行機キットよりパーティングライン消しの手間が多いとか、スライド金型でΩ型を再現したウインドシールドとキャノピーもパーティングラインを消さなければならないとか、とにかくペーパー掛けと整形が多かったという印象でした。
 キットを組み立てるだけの工作で疲れてしまうので、インテーク内部をスムーズに繋がるよう工作するとか後部ノズルを開口するとかといった手の掛かるディテールアップは全て省略、最低限のものだけに留めました。具体的には以下の点です。
  1)ウインドシールド直前にある小穴を開口し機首上面のヨーインジケータを自作
  2)射出座席(マーチンベイカーMk.12H)をエアロクラブのレジン製に換装
  3)主翼付け根前縁のエアインレットを開口
  4)両主翼端のミサイル警報アンテナフェアリングを伸ばしランナーを加工し追加
  5)胴体上下面のACLが三角形のストロボライト(?)なので、キットのモールドを削り落としてた上に透明プラ板で自作し追加
  6)垂直尾翼両側面にある全温度センサーブロープのモールドを削り落として、右側面のスジボリは埋め左側面には自作したブロープを追加
  7)ラダー両側面にある凸スジを伸ばしランナーを貼り付けて追加
  8)エアブレーキ両端のフェンスをプラ板で自作し追加
  9)エアブレーキ直後の胴体下面にあるフェアリングをプラ板で自作し追加
  10)胴体後端部の後部ミサイル警報アンテナとレーダー警報アンテナを、ファルコンAAM(ハセガワのウェポンセットから流用)の弾頭部分とプラ板で自作し追加
 作例はディスプレイ機のため翼下パイロンは内側のみ吊っています。中央のパイロンを外したあとには整流用(?)フェアリングが付きますが、下面なのであまりディテールがわかる写真がなく、時間もなかったので省略しました。また、キャノピー破砕コードのデカールはニス部分が気になりそうだったので使ってません。キットのインパネデカールは実機通りMFDが2個あるタイプでしたが、これはハリアーT.10やAV-8B+も同じなのでこのデカールをスキャンして複製しています(胴体組み立て後にAV-8B(NA)も同じだと判明)。
 機体塗装はイギリス空軍ハリアーIIの現行迷彩。塗装指示は本キットを制作中にハセガワから出たデカール替え&パーツ追加キット『00380 ハリアーGR Mk.7“RAF”』のインストを参考にしましたが(なおこのキット自体はT.10のほうで使用)、インテーク内の塗り分けはそのインストの指示が全く違っているので写真を見てマスキングしました。デカールはキット付属のもの(一部はハセガワ1/72ハリアーGR.7付属のもの)を使用、ぶら下げモノはまったくなしです。 inserted by FC2 system