ボーイング(マクダネル・ダグラス)/BAe AV-8B(NA)ハリアーII

ハセガワ1/72
アメリカ海兵隊HMM-262(Rein)
(第262海兵中型ヘリコプター[増強]飛行隊)所属
(元の飛行隊はVMA-311(第311海兵攻撃飛行隊))
強襲揚陸艦ベローウッド搭載 (ET55/164117,1999年5月)
ハセガワ1/72 AV-8B(NA)ハリアーII(アメリカ海兵隊VMA-311)

ハセガワ1/72 AV-8B(NA)ハリアーII(アメリカ海兵隊VMA-311) その1

ハセガワ1/72 AV-8B(NA)ハリアーII(アメリカ海兵隊VMA-311) その2

ハセガワ1/72 AV-8B(NA)ハリアーII(アメリカ海兵隊VMA-311) その3

ハセガワ1/72 AV-8B(NA)ハリアーII(アメリカ海兵隊VMA-311) その4

ハセガワ1/72 AV-8B(NA)ハリアーII(アメリカ海兵隊VMA-311) その5

★使用キット:ハセガワ1/72 00283 AV-8Bナイトアタックハリアー
★使用デカール:キット付属

【2003年5月完成】
 今回やったハリアーII×10機量産は、2機の複座型をニコイチした以外はすべてハセガワのキットを使用しました。組み上がると見事なハリアーIIが出来上がるのですが、2001年発売の最新キットの割には組みにくいキットでした。特に主翼周りはLERXとの合いも胴体との合いも悪いです。また合計で6個ある主翼下のパイロンは全て片側に押し出しピンの跡が出ているので消す必要があるとか、前後左右で4個あるノズルもいちいち接合線を消さなければならないとか、脚が4本あるので他の飛行機キットよりパーティングライン消しの手間が多いとか、スライド金型でΩ型を再現したウインドシールドとキャノピーもパーティングラインを消さなければならないとか、とにかくペーパー掛けと整形が多かったという印象でした。
 キットを組み立てるだけの工作で疲れてしまうので、インテーク内部をスムーズに繋がるよう工作するとか後部ノズルを開口するとかといった手の掛かるディテールアップは全て省略、最低限のものだけに留めました。具体的には以下の点です。
  1)機首上面のFLIRフェアリングの先端の丸い受光部を伸ばしランナーの輪切りで自作
  2)ウインドシールド直前にある小穴を開口し機首上面のヨーインジケータを自作
  3)大型LERXと主翼前縁とが合わさる部分は実機と異なるのでナイフとペーパーで削り込んで修正
  4)垂直尾翼両側面にある全温度センサーブロープのモールドを削り落として、右側面のスジボリは埋め左側面には自作したブロープを追加
  5)ラダー両側面にある凸スジを伸ばしランナーを貼り付けて追加
  6)エアブレーキ両端のフェンスをプラ板で自作し追加
  7)エアブレーキ直後の胴体下面にあるチャフ/フレアディスペンサーを自作デカールで再現
  8)水平尾翼下の胴体と腹ビレの境目にあるエアアウトレットをプラ板で自作し追加
 なおキャノピー破砕コードのデカールはニス部分が気になりそうだったので使ってません。またインパネのタイプがよくわからなかったのでキット付属のインパネデカール(AV-8Bと同じ)を使いましたが、あとでAV-8B+と同じMFDが2個になったタイプと判明してシオシオ。・゚・(ノД`)・゚・。
 機体塗装はアメリカ海兵隊ハリアーIIの現在の標準迷彩です。塗装パターンはキットのインスト通りですが、側面色(グレーFS36320、Mr.カラー307番)と下面色(グレーFS36375、同308番)との境目はインストの指示が間違っているのでトゥーボブズデカールのインストを参考にしました。また上面色はキット指定のグレイッシュブルーFS35237(Mr.カラー337番)ではコントラストがなさ過ぎるような気がしたのでガンシップグレーFS36118(同305番)に変更しています。なおインテーク内の塗り分けは、インストの指示が全く違っているので写真を見てマスキングしました。デカールはキット付属のものを使用。
 ぶら下げモノは主翼下内側パイロンに増槽、中央パイロンにMk.82スネークアイ高抵抗通常爆弾、外側パイロンにAIM-9L。Mk.82スネークアイはハセガワ1/72ウェポンセットのものを、増槽とAIM-9Lはキット付属のものを使用しました。 inserted by FC2 system