ホーカー・ハンターF.58

ドイツレベル1/72
スイス空軍アクロチーム“パトルイユ・スイス”所属
(J-4030、1991年)
ドイツレベル1/72 ハンターF.58

ドイツレベル1/72 ハンターF.58 その1

ドイツレベル1/72 ハンターF.58 その2

ドイツレベル1/72 ハンターF.58 その3

ドイツレベル1/72 ハンターF.58 その4

ドイツレベル1/72 ハンターF.58 その5

★使用キット:ドイツレベル 04186 Hawker HUNTER FGA.9/Mk.58+
        PJプロダクション 721108 HAWKER HUNTER Conversions
★使用デカール:キット付属

【2010年11月19日完成】
 作例はアクロチーム“パトルイユ・スイス”所属機です。後部胴体側面に貼られた白いステッカーは、1991年のスイス連邦建国700周年を記念したもので(Confoederatio Helvetica はスイス連邦のラテン語正式名)、それまで機首側面のエンブレム以外は全くのノーマル塗装だったチームの所属機も、この年から胴体下面にアクロ機塗装が施されるようになりました。なおチームは1995年からF-5EタイガーIIに機種改変しています。
 今回のハンター量産は、ドイツレベルのF.6とFGA.9/Mk.58の2種類のキットを基本にしてマッチボックスのキットを織り交ぜ、さらにパブラモデルやPJプロダクション、クイックブーストの改造パーツを練り込むというカオスな内容(笑)。そのせいか製作期間は延べ9ヶ月の長きに渡りました。ドイツレベルのキットは2003年ごろに発売された1/72スケールの決定版で、これでエアフィックスはもはや用無し、マッチボックスは複座型が作れるだけが取り柄となってしまいました。
 作例はFGA.9/Mk.58のキットをストレート組みしました。なお、射出座席はキットのパーツもなかなかの出来ではありましたが、ここは慣例に従って(笑)パブラモデルのマーチンベイカーMk.3に載せ替えました(フェイスカーテンハンドルはキットのパーツを使用)。翼下の増槽はキット付属の230gal増槽ではなくスイス空軍機オリジナルのもの。全体的に230gal増槽より細身で尾部にフィンがあり、下面4ヶ所に補強板(?)が付いています。さすがに無視は出来ませんが、幸いにもFR.10とGA.11で使ったPJプロダクションハンター改造セット(絶版)にレジン製のスイス空軍機用増槽があったので、ありがたく使わせてもらいました。ちなみに、ここで余った230gal増槽はFR.10に回しました。
 塗装は基本的にはキットの指定通り。イギリス空軍機と同様、上面はダークグリーンBS381C-241/ダークシーグレイBS381C-638の迷彩、下面はハイスピードシルバーというもので、上面色はクレオスの特色(#330/331)、下面色はガイアノーツのスターブライトシルバー(#121)にクレオスのミディアムシーグレー(#335)を混ぜました。下面のアクロ機塗装はドイツレベルが全く無視してくれてデカールなどないので、写真を見ながら久しぶりの手描き。クレオスのGX1クールホワイトを下地に吹いてから、マスキングテープをちまちま切り出しつつ(一部パソコンで作った型紙を使用)地道にマスキング。最後にクレオスのレッドFS11136(#327)を吹いてやりました。
 デカールは基本的にキット付属のもの。ニスが固くてシルバリングを起こしやすいので、GSRのデカール軟着剤だのデカール強力軟化剤だのを駆使して対処。機首左右のチームのエンブレムは下地が水色で自分のイメージに合わなかったので、「こんなこともあろうかと」用意しておいたモデルアートデカール72-009『HAWKER HUNTER T.8/Mk.58/ENBRAER TUCANO T-27』を使用しましたが、気持ちオーバースケールっぽいようです。後部胴体の白いステッカーのデカール、中の文字が『Confoederation Helvetica』となっていますが、これじゃ英語なのかラテン語なのか判りません(爆)。実機写真のこの部分は小さくて文字など読めないので、本当のところは判りませんが、たぶん「Confoederation」の最後の「n」はいらないんじゃないかな。(^◇^;)

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