★使用キット:ハセガワ1/72 DT110 ジャギュアA“E.C 3.7ラングドッグ スペシャルマーキング” +Lonestar製フラップダウン主翼 ★使用デカール:キット付属+モデルアートデカール 72-005 Jaguar A, Lynx HAS.2 AH.1 Mk.80 Mk.23 【2005年5月完成】 今回のジャギュア量産は5機作ったのですが、全てハセガワのキットをベースに「Lonestar」のZAWAさんが製作したレジン製フラップダウン主翼を組み合わせ、さらにイタレリ1/72キットの出来のいい細部パーツを流用するというかつてない殿様モデリングになりました。 ジャギュアAとGR.1との違いは、外見でわかるものとして(1)機首先端のレーザー測距装置(A:外付け(80号機以降)、GR.1:内蔵)、(2)機首下面のドップラーレーダー(Aのみ)、(3)射出座席(A:マーチンベイカーMk.4、GR.1:マーチンベイカーMk.9)、(4)30mm機関砲の違いによる砲口形状及び胴体下面形状(A:DEFA553、GR.1:アデンMk.4)(5)レーダー警報装置の違いによる垂直尾翼形状(A:CFTH、GR.1:ARI18223→スカイ・ガーディアン200)などが挙げられます。また主翼と胴体下面に装着するパイロンの形状も英仏で異なっていますが、キットのパイロンはイギリス空軍型です。ハセガワのキットは英仏で違いが目立つ部分はパーツが差し替えられていますが、それ以外の部分は英仏の特徴が混在している箇所があるので、こだわる場合は修正が必要になります。 射出座席はZAWAさんが自作して複製したレジン製のMB Mk.4を使用。機首先端のピトー管はキットでは何を勘違いしたのか空中給油ブロープになっているので、真鍮パイプを組み合わせて自作しました。機首先端下面のレーザー測距装置のフェアリングは、作例の機体は59号機なので付いていないため切除し、代わりにオメラ40弾着観測用カメラフェアリングをイタレリから流用して取り付けています。ほかにも機首上面の2本の小ピトー管、エアブレーキ、垂直尾翼両側面のVORアンテナブレードをイタレリから流用しました。また細かいところでは機首側面の全温度センサーブロープと機体各部に4枚ある台形のブレードアンテナは自作していますが、機関砲口の形状は直してません。(^^;) 機体塗装はフランス空軍機の標準迷彩。キット指定の色と配合比ではなんか違う色になりそうだったので、グリーンは自分で写真を見て調色、グレーはイタレリのインストの指示通り317番ダークガルグレーを使いました。下面のシルバーと上側面の迷彩との境目のラインはキットの指定通りにしましたが、ベントラルフィンあたりはもうちょっと境目が上だったようです。 デカールはキット付属のものですが、ガチガチに固くて馴染ませているウチに角度のキツイ部分などはパリパリ割れてしまったので、後で似た色でタッチアップしています。ベントラルフィンの3色塗り分けのデカールは失敗したのでモデルアートデカールを使用しましたが、青の色調が全く違っていたのでここもタッチアップしています。また動翼部分に書かれた白い“「”型のマークは大きすぎたので、ここもモデルアートデカールを使用しました。 ぶら下げモノはマトラR550マジックAAM、ロケット弾ポッド、BARRACUDA ECMポッドに増槽と記念塗装に似つかわしくない重装備。マジックと増槽はキット付属のものですが、あとの兵装と全てのパイロンはイタレリから流用しました。 なおブログに上げたリアルタイム製作記はこちら。 |