SEPECAT ジャギュアT.2

ハセガワ+Lonestar1/72
イギリス空軍ETPS(王立テストパイロットスクール)所属
(XX830,1990年代初頭)
ハセガワ+Lonestar1/72 ジャギュアT.2

ハセガワ+Lonestar1/72 ジャギュアT.2 その1

ハセガワ+Lonestar1/72 ジャギュアT.2 その2

ハセガワ+Lonestar1/72 ジャギュアT.2 その3

ハセガワ+Lonestar1/72 ジャギュアT.2 その4

ハセガワ+Lonestar1/72 ジャギュアT.2 その5

★使用キット:ハセガワ1/72 00198 ジャギュアT Mk.2“DERA”+Lonestar製フラップダウン主翼
★使用デカール:キット付属+ドイツレベル付属

【2005年5月完成】
 作例はイギリス空軍王立テストパイロットスクールの所属機で、1990年代初め頃の姿を再現しました。イギリス空軍の試験機共通の、いわゆる“ラズベリーリップル”といわれる3色塗装です。ちなみにキットのタイトルになってる「DERA」とは Defence Evaluation & Research Agency(国防評価研究機関)の略ですが、これはETPSとは別の組織です。
 今回のジャギュア量産は5機作ったのですが、全てハセガワのキットをベースに「Lonestar」のZAWAさんが製作したレジン製フラップダウン主翼を組み合わせ、さらにイタレリ1/72キットの出来のいい細部パーツを流用するというかつてない殿様モデリングになりました。
 ジャギュアEとT.2との違いは、外見でわかるものとして(1)機首先端(E:空中給油ブロープ、T.2:ピトー管)(2)射出座席(E:マーチンベイカーMk.4、T.2:マーチンベイカーMk.9)、(3)30mm機関砲の数とその違いによる砲口形状及び胴体下面形状(E:DEFA553×2門、T.2:アデンMk.4×1門)などが挙げられます。また主翼と胴体下面に装着するパイロンの形状も英仏で異なっていますが、キットのパイロンはイギリス空軍型です。
 射出座席は前後ともパブラモデルのレジン製MB Mk.9を使用。機首先端のピトー管は、キットではE型用の空中給油ブロープのパーツしかないので真鍮パイプを組み合わせて自作しました。ウインドシールド左右の2本の小ピトー管、、エアブレーキ、垂直尾翼両側面のVORアンテナブレードはイタレリから流用。また細かいところでは機首下面の逆L字型のアンテナ、機体各部に4枚ある台形のブレードアンテナ、胴体上下のストロボタイプのACLは自作しています。胴体下面の機関砲収納部のフェアリングは、ZAWAさんが下さったテンプレートを貼り付けてその上にエンボスペイントを盛りつけて再現しました。
 機体塗装ですが、ハセガワのインストの塗装指示は例によって間違っています。まず機首上面のアンチグレアの黒塗装が抜けてますし、主翼下面内側は白ではなく下面色の青、さらに主翼外側の赤の塗り分けラインは5mmほど外に寄っていて国籍マークにかかりません。アンチグレアと主翼下面の色は気づいたのですが赤の塗り分けラインに気づいたのはデカールを貼っている時だったので手遅れでした(泣)。ちなみに赤の部分は全てデカールになっていますが、さすがにあんまりなので塗装しています。塗色もハセガワのインストでは暗すぎる印象があるので、フジミのブリティッシュファントムのインストの指示に従い赤は78番シャインレッド、青は5番ブルー+80番コバルトブルーにしています。
 デカールはキット付属のもの。2枚あったので国籍マークとフィンフラッシュは透け防止で2枚貼り重ねています。また主翼下面が青なので主翼下面用シリアルナンバーが使えず、白で自作しています。コーションデータ類はキット付属だけでは全然足りないので、ドイツレベル1/72ジャギュアGR Mk.1(中身はイタレリ)に付属のデカールから流用しました。ぶら下げモノはパイロンと増槽2本のみです。
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