★使用キット:ズベズダ1/72 7253 Mil Mi-17+Ciroモデル1/72 C002 Mi-17Z-2 ★使用デカール:改造パーツ付属 【2005年11月28日完成】 Mi-8/-17“ヒップ”シリーズは、旧東側陣営の国々に於ける標準的なタービン双発中型汎用ヘリコプターとして8,000機以上が生産され、軍民問わず様々な用途で用いられています。その中でもこのMi-17Z-2というサブタイプは珍しいもので、チェコスロバキア空軍(分割後はスロバキア空軍所属)に2機しか存在しません。ELINT(電子情報収集)機らしいのですが詳しいことはわかりません。 キットはロシアのズベズダ製で、それにチェコのCIROモデル製改造パーツを組み合わせました。キットそのものは確か2004年に出た新しいものなので、KPよりは顔が似ています(笑)。 KP同様、Mi-8と-17との作り分けのため別パーツになっているエンジンナセルを胴体に取り付ける前に、胴体上部にメインローターのシャフトを組み込むようになっているのですが、それだとローターブレードの取り付けが大変そうなのと完成後にローターを外せないので、シャフトを後から差し込めるようにしておきます。そのエンジンナセルや胴体後部のカーゴドアなど、各パーツの合いは見た目のシャープさとは裏腹にあまり良くなく、パテ埋めやペーパー掛けなどかなり手こずった部分もありました。 またメインローターのハブ部分のパーツ構成はKP以上に脆弱で、少しの力ですぐに折れてしまいそうだったので、モールドが潰れるのも構わず瞬着で固めてしまいました。胴体下面は資料不足なのをいいことにのっぺらぼうのままです。 改造パーツのキモである、電子機器が納まっていると見られるドラム缶のようなポッドはレジンのムクだったので、肉抜きを行いました(このためにリューターを購入しました(笑))。元々KPのキット用の改造パーツであるため、胴体との取り付け部分はKPの兵装ラックのパーツを加工して流用するよう指定されていたのですが、ズベズダのそれとは寸法が異なるためそのままでは使えないので、プラ板やプラ棒でほぼ全て作り直しました。 なお改造パーツのインストに示された塗装指示の色指定はあまり信用できなかったので、ネットで集めた写真を参考にしました。 ブログに上げたリアルタイム製作記はこちら。 |