自衛隊航空略年表(2010年〜2014年)

〜2009年2010年 2011年2012年2013年2014年2015年〜


《2010年(平成22年)》

1月8日【空】第404飛行隊(第1輸送航空隊・小牧)にKC-767の4号機(07-3604)配備、KC-767納入完了
26日【空】次期輸送機(C-X)の1号機(08-1201、当初の88-1201から変更)が初飛行。合わせて25日付で型式名が「XC-2」となる
2月10日【陸】操縦訓練用OH-6Dの後継となる「新練習ヘリコプター」について、エンストロム480Bの採用を決定、最初の1機を発注
25日【空】空中給油・受油機能が付加されたC-130Hの試改修初号機(85-1080)が小牧基地に到着
3月2日【海】TH-135の2号機(8802)が鹿屋航空基地に移動
4日【海】第202航空隊(徳島教育航空群・徳島)に配備されていたUC-90“くにかぜII”(9102)が退役
12日【陸】第3対戦車ヘリコプター隊(西部方面航空隊・目達原)にAH-64D(74509)を配備
26日【陸】第14旅団(善通寺)に第14飛行隊を編成、海上自衛隊徳島航空基地内に開設された北徳島分屯地に配置しUH-1JとOH-6Dを配備
【陸】第1混成団(那覇)と第101飛行隊を解散(25日付)、第15旅団と第15飛行隊を編成
30日【空】XC-2 1号機(08-1201)が防衛省に引き渡される。
9月28日【海】第211教育航空隊(航空教育集団直轄・鹿屋)にTH-135を配備
10月1日【空】「防衛省はF-15戦闘機の偵察機転用の改修事業を発注していた東芝に対し、東芝が必要な部品を外国から調達できず、納期を猶予しても防衛省が要求する飛行や撮影の性能を満たすことができないとして、今後契約を解除する見通し」との報道。F-15の偵察機転用計画は白紙に戻る。
11月5日【空】2011年度予算の概算要求に計上している航空自衛隊の次期救難救助機として、三菱重工業提案のUH-60J(近代化)を選定したと発表

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《2011年(平成23年)》

2月4日【陸】新練習ヘリコプターに採用されたTH-480B(エンストロム480B)の1号機(62351)が国内初飛行、28日に明野駐屯地に到着
3月11日【陸】【海】【空】東日本大震災により松島基地と仙台空港が被災。津波により下記の航空機が水没・破損。

【自衛隊被災機(東日本大震災)まとめ】
     坪田敦史編 2013.3.25 (ver.2完成版)
◆航空自衛隊松島基地の被災機
  (合計28機 / F-2B=18 /T-4=4 / UH-60J=4 / U-125A=2)
 第21飛行隊 F-2B 103,104,106/111,114,116/122,127,131
 第21飛行隊 T-4 658,676,683
            ※676は2013年1月に復活し三沢へ
 ブルーインパルス T-4 804
 松島救難隊 UH-60J 560,568,570,578
 松島救難隊 U-125A 013,025

◆仙台空港の自衛隊被災機
 陸上自衛隊 特別輸送ヘリ隊 EC225LP 01022
 海上自衛隊 第202教空 TC-90 6823,6828
この月【空】UH-60J生産最終号機(18-4592)受領。
5月18日【海】第205教育航空隊(下総教育航空群・下総)に残ったYS-11T-A 3機が最終飛行。これでYS-11T-Aは全機退役
6月1日【海】第205教育航空隊(下総教育航空群・下総)解散
9月27日【空】F-2A生産最終号機(13-8564)受領。これをもってF-2の調達は終了。
10月14日【海】YS-11M/M-Aの後継機として、米海軍が保管している中古のKC-130Rから空中給油機能を取り外した機体をC-130Rとして6機導入することを決定し、2011年度第3次補正予算案に計上を要求すると発表。
12月20日【空】F-4EJ改の後継機となる次期戦闘機にロッキード・マーチンF-35AライトニングIIを選定、42機を調達すると発表。

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《2012年(平成24年)》

3月この月【陸】UH-1J生産最終号機(41930)受領。これをもってUH-1系列の調達は終了。
12日【空】アメリカ空軍横田基地内に航空自衛隊横田基地を設置、府中基地から航空総隊司令部などが移転。
28日【陸】UH-1Jの後継機となる「新多用途ヘリコプター」に、川崎重工業のOH-1改造型を選定したと発表。
9月25日【海】P-1の量産1号機(5503)が初飛行。

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《2013年(平成25年)》

1月11日【陸】UH-1Jの後継機となる「新多用途ヘリコプター」開発に関し、納入計画を巡る談合事件が発覚(2012年9月)。これを受けUH-X開発計画の白紙化と川崎重工との契約解除が決定。
3月 この月【空】CH-47J(LR)生産最終号機(37-4501)受領。これをもって空自におけるCH-47J系列の調達は終了。
12日【海】P-1の開発を完了、部隊使用承認。
26日【陸】第15飛行隊(第15旅団・那覇)を第15ヘリコプター隊に改編。
【海】P-1量産1号機(5503)納入式典。2号機(5504)ともども第51航空隊(航空集団直轄・厚木)に配備。
【空】航空救難団を航空支援集団から航空総隊へ隷属替え。

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《2014年(平成26年)》

4月この月【陸】航空学校宇キ宮校(北宇キ宮)にてTH-480Bによる飛行訓練を開始。
20日【空】警戒航空隊(三沢)が組織改編。飛行警戒監視隊(三沢、E-2C)を飛行警戒監視群に改編し隷下に第601飛行隊(三沢)と第603飛行隊(那覇)を新編、併せて飛行警戒管制隊(浜松、E-767)を第602飛行隊と改称。
6月この月【海】改修を終えた海自向けC-130Rの1号機(9051)が、改修施設のあるアメリカ・デビスモンサンAFBで目撃される。海自クルーの飛行訓練が開始された模様。
8月1日【空】横田基地に航空戦術教導団を新編。飛行教導隊(新田原)を航空総隊直轄から航空戦術教導団隷下の飛行教導群に改編。また、航空総隊司令部飛行隊を廃止し航空戦術教導団を新編、隷下に電子作戦群を編成し電子戦支援隊(入間)と電子飛行測定隊(入間)を隷下に納めるとともに電子戦支援隊を電子戦隊に改称。同時に入間基地に中部航空方面隊司令部飛行隊を新編、航空総隊司令部飛行隊にあったT-4とU-4を移管。
12日【空】政府は現行の政府専用機B.747-47Cの後継機としてB.777-300ERを選定し、整備を全日空に委託すると発表。
11月14日【海】C-130Rの2号機(9502)が厚木航空基地に到着。前日の13日に横田基地に到着していたが、そこで通関手続きを行っていたとのこと。垂直尾翼には「51」の部隊番号が書かれていたので、当面は第51航空隊にて試験を行うのものと思われる。なお1号機(9501)はアメリカに留まり乗員の訓練を行っている模様。
21日【空】防衛省は2015年度予算概算要求に計上している早期警戒(管制)機としてE-2Dを選定したと発表。
【空】防衛省は2015年度予算概算要求に計上している滞空型無人機としてグローバルホークを選定したと発表。導入するのは現在米空軍が運用するRQ-4Bブロック30になるのではないかと。
【陸】防衛省は2015年度予算概算要求に計上しているティルト・ローター機としてV-22を選定したと発表。導入するのは現在米海兵隊が運用するMV-22Bになる模様。
12月19日【海】XP-1の1号機(5501)を汎用任務型に用途変更したUP-1が初飛行。
24日【海】第61航空隊(航空集団直轄・厚木)に残ったYS-11M/M-Aの最後の2機(9041,9043)が最終飛行。これで海上自衛隊のYS-11は全機退役し、日本の空に残るYS-11は航空自衛隊の13機のみ。
26日【海】厚木に到着しているC-130Rの2,3号機(9502,9503)が第51航空隊(航空集団直轄・厚木)から第61航空隊(航空集団直轄・厚木)に移管。

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