自衛隊航空略年表(2015年〜2019年)

〜2014年2015年 2016年2017年2018年2019年2020年〜


《2015年(平成27年)》

2月16日【空】東日本大震災で被災して修理対象となっていた13機のF-2Bのうち、修理完了1号機として03-8106が初飛行。
25日【陸】TH-480Bの最終号機を含む最終ロット4機(62377/62380)が北宇キ宮駐屯地に到着。これで陸自ヘリパイ教育は完全にTH-480Bに移行。
4月1日?【海】第3航空隊(第4航空群・厚木)にP-1を配備
5月23日【空】次期救難ヘリコプターUH-60J(近代化)の1号機と思しき機体(58-4593)がロールアウト。初飛行は6月3日。
6月29日【海】シリアルナンバーが#5501から#9501に変更されたUP-1 1号機が初飛行。7月7日に厚木基地にフェリーされ第51航空隊に配備。
7月 1日【空】那覇基地に第9航空団飛行群準備室を設置。
15日【陸】UH-1Jの後継機となる「新多用途ヘリコプター(UH-X)」として、防衛省は開発事業者を富士重工業(株)(米国ベル・ヘリコプター社との共同開発)に決定したと発表。ベル412EPIベースの機体になる模様。
29日【空】UH-60J(近代化)の1号機と思しき機体(58-4593)が航空救難団に配備。恐らく救難教育隊(小牧)で運用試験がなされるものと思われる。
8月31日【海】第72航空隊徳島分遣隊(第22航空群・徳島)が解散。
10月16日【空】第403飛行隊(第3輸送航空隊・美保)にただ1機備されていたYS-11NT航法訓練支援機が用途廃止、美保基地にて記念式典が開催される。
23日【空】防衛省は今次中期防に基づき3機導入予定の新空中給油・輸送機として、ボーイングKC-46Aを選定したと発表。

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《2016年(平成28年)》

1月30日【空】那覇基地の第83航空隊が廃止、第9航空団と隷下に飛行群が新編され、第83航空隊から移管された第204飛行隊と南西支援飛行班、第8航空団(築城)から移管された第304飛行隊が隷下に入る。
2月15日【陸】連絡偵察飛行隊(第1ヘリコプター団・木更津)に残った最後のLR-1(22019)が最終飛行ののち用途廃止。これで自衛隊のMU-2は全機退役。
3月20日【空】2011年3月の東日本大震災で松島基地が被災して以来、三沢基地に移動して任務を続けていた第4航空団第21飛行隊(F-2B)が松島基地に帰還、記念式典が開催される。
6月10日【空】飛行教導群(航空戦術教導団)が新田原基地から小松基地に移転完了、記念式典が開催される。
30日【空】C-2量産1号機(68-1203)納入式典。当面の間(2016年度末まで?)は岐阜でXC-2とともに技術・実用試験に供される予定。
7月29日【空】第8飛行隊(F-2)が第3航空団(三沢)から第8航空団(築城)へ異動完了、記念式典が開催される。
【空】新しい政府専用機となるB777-300ERの1番機(N509BJ)が初飛行。後に艤装作業のためスイスへと移動。
8月24日【空】ロッキード・マーチンで製造されている航空自衛隊向けF-35Aの1号機が初の試験飛行に成功。尾翼のシリアルナンバーは「69-8701」。
31日【空】第305飛行隊(F-15)が第7航空団(百里)から第5航空団(新田原)へ異動完了、記念式典が開催される。
9月23日【空】ロッキード・マーチン社にて航空自衛隊向けF-35A 1号機(69-8701)の公式ロールアウト式典が開催される。
10月この月
(31日?)
【空】第301飛行隊(F-4EJ改)が第5航空団(新田原)から第7航空団(百里)へ異動を完了。
11月17日【空】空自向けF-35A 1号機(69-8701)が航空自衛隊に引き渡される。
12月1日【空】YS-11FCの後継および4月の事故で失われたU-125の補完として2017年度予算概算要求に計上する飛行点検機に、テキストロン社製サイテーション680A(セスナ・モデル680Aサイテーション・ラティテュード)を選定したと発表。

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《2017年(平成29年)》

3月3日【海】第111航空隊(航空集団直轄・岩国)においてMH-53Eの除籍式典が開催され、海上自衛隊におけるMH-53Eの運用が終了。
23日【海】2016年9月の日フィリピン首脳会談の合意を受け、フィリピン海軍に貸与(11月には無償譲渡に変更)される5機のTC-90のうち最初の2機(6822、6824)が徳島航空基地を発ちフィリピンに向かう。27日には現地で引き渡し式典が開催された。
27日【空】C-2の開発を完了、部隊使用承認。
28日【空】第3輸送航空隊(美保)にC-2配備。
29日【海】MCH/CH-101の最終号機(通算13号機)となるMCH-101の10号機(#8660)が納入、第111航空隊(航空集団直轄・岩国)に配備。
5月29日【空】第403飛行隊(第3輸送航空隊・美保)に残った最後のYS-11P(52-1152)が最終飛行ののち用途廃止。これで空自/海自が使用していた人員/貨物輸送型のYS-11は全機退役。
6月5日【空】F-35A国内生産初号機(AX-5:79-8705)が完成、名古屋FACOにて「F-35A戦闘機(国内生産初号機)御披露目式」が開催される。初飛行は6月13日。
7月1日【空】南西混成航空団に代わり那覇基地に南西航空方面隊を新編。
11月13日【空】航空自衛隊向けE-2Dの1号機(81-3471[ex.169320])が初飛行。
12月1日【空】第3航空団(三沢)隷下に臨時F-35A飛行隊を新編。この時点では機体は未配備。
11日【空】プロペラをNP2000と呼ばれる8翅のものに換装したE-2C(34-3459)が飛行試験を開始。
13日【海】第71航空隊(第31航空群・岩国)に残った最後のUS-1A(9090)が最終飛行ののち用途廃止。翌14日に退役記念式典。

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《2018年(平成30年)》

1月26日【空】臨時F-35A飛行隊(第3航空団・三沢)にF-35A国内生産2号機(AX-6:89-8706)を配備。
2月8日【空】XC-2 2号機を改修したC-2 ELINT機(18-1202)が岐阜基地にて初飛行。
24日【空】三沢基地にてF-35A配備記念式典を開催。
28日【空】東日本大震災で被災して修理対象となっていた13機のF-2Bのうち、修理完了最終号機である43-8127が納入され第21飛行隊に配備。
3月23日【海】鹿屋航空基地に第212教育航空隊(航空集団直轄)を新編、第211教育航空隊(航空集団直轄・鹿屋)に配備されていたSH-60Kを移動させ実用機課程担任部隊とし、第211教育航空隊はTH-135装備で回転翼基礎課程及び計器飛行課程担任部隊とする。
27日【陸】全国5個方面隊を統括する陸上総隊を新編し中央即応集団を廃止するなどの大規模組織改編を実施。また同日付で中部方面ヘリコプター隊にCH-47JAを4機装備する第3飛行隊を新編、航空自衛隊美保基地内に同日付で開設された米子駐屯地美保分屯地にまず2機を配備。
30日【空】第403飛行隊(第3輸送航空隊・美保)で同隊の創設40周年記念並びにC-1運用終了記念式典が執り行われ、第403飛行隊はC-2への機種改編を完了。同隊に配備されていた最後の2機のC-1(#019、#024)は第402飛行隊(第2輸送航空隊・入間)に移管され、4月4日に入間基地に移動。
4月2日【海】UH-60J装備の第72航空隊(大村)と第73航空隊(館山)を解散。前者は第22航空隊(大村)隷下の第224飛行隊に改編、鹿屋航空分遣隊は第22航空隊隷下となる。後者は第21航空隊(館山)隷下の第213飛行隊に改編、大湊航空分遣隊は解散、硫黄島分遣隊は第21航空隊隷下となる。
5月28日【空】アメリカ本土で訓練に使用されていた5機のF-35A(#701〜#705)が三沢基地に到着、臨時F-35A飛行隊に配備。
8月17日【空】新しい政府専用機となるB777-300ERの1番機(N509BJ)がスイスでの艤装作業を終えて千歳基地に到着。20日には航空自衛隊のシリアルナンバー「80-1111」を記入。
12月18日【空】2019年度からの新しい「防衛計画の大綱」の中でF-35の導入機数を147機とすることが決定。そのうち42機はB型となる模様。同日決定された平成31年度から平成35年度までの新しい中期防衛力整備計画で、戦闘機部隊を現行の12個飛行隊から13個飛行隊へと増強、警戒航空隊を警戒航空団に再編し、無人機部隊1個飛行隊、空中給油・輸送機部隊1個飛行隊が新編される一方、RF-4の退役に伴い航空偵察部隊1個飛行隊の廃止を明記。
25日【陸】新多用途ヘリコプター(UH-X)の試作機(45001)が陸自宇キ宮飛行場にて初飛行。

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《2019年(平成31年→令和元年)》

2月28日【陸】新多用途ヘリコプター(UH-X)試作機(45001)の納入式典がSUBARU宇都宮製作所にて挙行される。
3月2日【空】第7航空団(百里)、第302飛行隊の部隊移動記念式典を挙行。ただし3月2日という日付は部隊番号の302に掛けたためで、実際の移動は3月26日。
8日【陸】新多用途ヘリコプター(UH-X)試作機(45001)が陸上自衛隊に領収され、XUH-2となる。
24日【空】千歳基地において第701飛行隊(特別輸送航空隊・千歳)に配備される政府専用機の機種交代式典が挙行される。現行機種のB.747は3月31日に退役、新機種のB.777は4月1日から運用が開始される。
26日【空】三沢基地において第3航空団部隊改編(第302飛行隊編成完結)式が挙行され、第302飛行隊はF-35A装備の飛行隊として正式に発足。
【空】空自向けE-2Dの1番機(91-3471 ex.169320)が岩国基地に到着。引き渡しは29日。
【陸】教育支援飛行隊(航空学校・明野)が飛行教導隊に改編。
8月16日【空】2018年12月に42機の導入を決定した航空自衛隊の短距離離陸・垂直着陸(STOVL)戦闘機について、防衛省はF-35Bを選定したと発表。平成31年度から平成35年度までの今中期防において18機を取得する計画。
12月25日【陸】木更津駐屯地が所在する千葉県木更津市が、MB-22Bの木更津駐屯地への暫定配備計画の受け入れを表明。

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