ボーイング747-47C
《シリアルナンバー》
B.747-47C
 | JA8091/8092 | 総理府時代 1991～1992 |
| 20-1101/1102 | 航空自衛隊移管後 1992～ |
《実機について》
ボーイング747は言わずと知れた4発大型旅客機で、原型初飛行は1969年2月9日です。ボーイング747-400は1988年4月29日に初飛行した最新シリーズで、乗員2名での運用を可能にしたほかウィングレットの装着など数々の改良を加えています。「47C」は日本政府向け-400を表すボーイング社のカスタマーコードです。
《自衛隊での使用状況》
日本政府は対米貿易の黒字減らしの一環として、1987年10月に政府専用機として2機のボーイング747-400を導入することを決定し、当初は総理府の所有機として1号機は1991年11月13日、2号機は同年11月20日に日本に到着しています。その後機体の運用管理を防衛庁(当時)が行うこととなり、1992年4月1日に航空自衛隊に移管されました。
その後機体の老朽化とともに、日本の航空会社がB.747を全て手放したことで整備の委託先がなくなったこともあって、政府は2018年度末にB.747を退役させる方針です。2014年8月12日には、後継機としてボーイング777-300ERが選定され、合わせて整備の委託先もこれまでの日本航空から全日空に変更されることが発表されました。
2019年3月24日には新旧政府専用機の交代式典が行われ、B.747は3月31日をもって退役することが公表されました。
《性能諸元》
| ボーイング747-47C
|
| 全幅 | 64.4m |
| 全長 | 70.7m |
| 全高 | 19.3m |
| 主翼面積 | 525㎡ |
| 運用重量 | 181,000kg |
| 最大離陸重量 | 363,000kg |
| 発動機 | ゼネラル・エレクトリックCF6-80C2
ターボファン×4 |
| 出力 | 約26,000kg(1基) |
| 燃料容量 | 198,500gal以上 |
| 最大速度 | M0.85 |
| 巡航速度 | 約900km/h |
| 海面上昇率 | 1,300ft/min |
| 飛行航続距離 | 最大燃料搭載・無風時：約13,000km
要人空輸時：最大11,000km
人員・貨物最大搭載時：約8,000km
(運用条件により変化あり) |
| 乗員 | 飛行要員3名+通信等要員4名
+キャビン要員+客席最大420名 |
《配備部隊》
《キット》
| 1/144 |
ドラゴン | B.747-47C
| 2012年2月発売の最新キット。胴体下面のグレーと主翼のコロガード、機内のフロアー面は塗装済。左側の胴体側面の一部や主翼、エンジンポッドはクリヤーパーツになっていて内部も再現されていますが、機内はどうやらただの旅客機型と同じみたい。てか中国のメーカーが内部を正確に再現してたらそれはマズイぞｗ |
ハセガワ/
モノグラム | B.747-47C
| 【限定版】レベルモノグラムの箱・デカール替え。実機より多い2階席の窓は白いデカールで塞ぐようになってます。(^_^;) |
| レベルモノグラム | B.747-400 | 元レベルのキット |
| ドイツレベル | B.747-400 |
| 童友社 | B.747-400 |
| 1/200 |
ハセガワ | B.747-47C
| 実機より多い2階席の窓は自分で埋める必要があります。1992年12月にまず限定版として発売され、2002年9月より定番商品になって他の1/200旅客機キットと同デザインのパッケージになりました。2004年2月には1/200旅客機キットのパッケージデザイン変更に合わせて再びパッケージがリニューアルされました。 |
| 1/300 |
童友社 | B.747-400 |
| 1/400 |
ハセガワ | B.747-47C
| 【絶版】スナップキット、各パーツは基本塗装済み（垂直尾翼は日の丸まで）。ただしマーキングはデカールではなくシールです。 |
| 1/500 |
エフトイズ・
コンフェクト | B.747-47C | 【限定版】番外編。2015年12月発売の『日本の輸送機コレクション』のアイテムのひとつで、エフトイズが従来から出している旅客機モノ食玩の塗装替えです。トーイングトラクター付き。 |
| B.747-47C | 【限定版】番外編。2019年12月発売の『日本の輸送機コレクション2』のアイテムのひとつで、塗装済み完成品です。恐らく上記のものと同じ型を使っているのではないかと思はれ。パッセンジャーステップ付き。 |
| 1/700 |
タカラトミー | B.747-47C
| 【限定版】番外編。2007年1月発売の『世界の翼DX［成層圏を越えて］』のアイテムのひとつになっているものです。塗装済み完成品なので番外としましたが、プラキットと並べても遜色のない出来・・・というにはちょっと出来が悪いような気が(爆)。ちなみにこのアイテムのボーナスパーツは、国際宇宙ステーションに接続される日本の実験棟（JEM）「きぼう」です。 |
《デカール》
| 1/144 |
ドラゴン | キット付属 | B.747-47C | 第701飛行隊[特別航空輸送隊] |
ハセガワ/
モノグラム | キット付属【限定版】 | B.747-47C | 第701飛行隊[特別航空輸送隊] |
| 1/200 |
ハセガワ | キット付属 | B.747-47C | 第701飛行隊[特別航空輸送隊] |
| 2002年9月の定番商品化に合わせてデカールがリニューアルされ、間違っていた箇所が訂正され細部マークが充実しましたが、胴体帯は相変わらず尾部の幅が足りず使えません。
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フライング
パパス | FPAT211 | B.747-47C | 第701飛行隊[特別航空輸送隊] |
| デカール自体はMDプリンターで印刷されたもので、赤や黄色あるいはグレーなどの中間色に網目が出ている場合がありますので、その点を承知した上で使いませう。「ホビーセンターえんどう」でのみ入手できましたが、どうもサイトを閉めてしまったようです。(´・ω・`) |
| 1/400 |
ハセガワ | キット付属【絶版】 | B.747-47C | 第701飛行隊[特別航空輸送隊] |
| デカールではなくシールになっています。 |
 
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