川崎KAL-2
《シリアルナンバー》
《実機について》
KAL-2はレシプロ単発5座の連絡機で、1954年11月25日に初飛行しました。川崎重工が戦後初めて手掛けたKAL-1をベースに、コクピットを視界の良いデザインに変更、降着装置を尾輪式から首輪式にし、主翼は練習機として自主開発されたKAT-1のものに替えて強度と運動性能を向上させています。
《自衛隊での使用状況》
陸上自衛隊の多座連絡機選定を富士重工のLM-1(T-34改造)と争って破れましたが、2機生産されたKAL-2は防衛庁に買い上げられ1954年に航空自衛隊と海上自衛隊に1機づつ引き渡されました。航空自衛隊では主に連絡機として使用されました。1964年に陸上自衛隊に移管されましたが、その年のうちに退役しています。現在は埼玉県所沢市の航空発祥記念館に展示されています。
《性能諸元》
| KAL-2 |
全幅 | 11.93m |
全長 | 8.75m |
全高 | 2.93m |
主翼面積 | 19.2u |
運用重量 | 1,060kg |
最大離陸重量 | 1,630kg |
発動機 | ライカミングGO-425-02B 空冷水平対向6気筒×1 |
出力 | 240hp |
巡航速度 | 265km/h |
実用上昇限度 | 18,000ft |
飛行航続距離 | 1,600km |
乗員 | 2名+乗客2名 |
《配備部隊》
《キット》
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