ノースアメリカンT-28Bトロージャン

《シリアルナンバー》

T-28B
63-0581

《実機について》

 T-6テキサンの後継機としてアメリカ陸軍航空隊(後に空軍)向けに開発されたレシプロ単発の複座練習機で、原型機XT-28は1949年9月26日に初飛行しました。T-28Bはアメリカ海軍向けにエンジンをT-28AのR-1300-1A(800hp)からR-1820-9(1,425hp)に強化しプロペラを2枚羽根から3枚羽根に換装、胴体下面にスピードブレーキを装備したモデルです。
 また、フランス空軍向けの機体はフェネックと呼ばれ、T-28AのエンジンをT-28Bと同じR-1820-9に強化し3枚羽根のプロペラを装備、コクピットに装甲板を追加し主翼下面に4ヶ所のハードポイントを設けています。T-28Dはフェネックの実績をもとに作られた対ゲリラ戦用の小型地上攻撃機で、R-1820-56S(1,300hp)エンジンと3枚羽根のプロペラを装備、コクピットに装甲板を追加し主翼下面に6ヶ所のハードポイントを設けています。後期生産型は主翼下面に12.7mm機銃のガンパックを装備し主翼内に銃弾を収容するスペースを設けており、T-28D-5と呼ばれました。

《自衛隊での使用状況》

 T-28Bは航空自衛隊の中間練習機として売り込むため1954年に三菱が輸入したものの、T-1の採用が決まったため1956年4月に航空自衛隊が研究用として購入しました。
 実験航空隊にて各種テストが行われたほかチェイス機や装備品テスト機としても使用され、その後三菱重工によって後部胴体にカメラが搭載され、1962年に偵察航空隊に配備されて偵察訓練機として使用されました。1963年7月3日に陸上自衛隊北宇都宮駐屯地にて不時着事故を起こしてそのまま用廃となり、現在は浜松基地の航空自衛隊浜松広報館“エアーパーク”で展示されています。

《性能諸元》

T-28B
全幅12.37m
全長10.45m
全高3.84m
主翼面積24.89u
運用重量2,916kg
最大離陸重量3,640kg
発動機ライトR-1820-9
空冷複列星形×1
出力1,425hp
最大速度554km/h
巡航速度496km/h
実用上昇限度37,000ft
飛行航続距離1,695km
乗員2名

《配備部隊》

部隊名上位組織
実験航空隊
第501飛行隊偵察航空隊

《部隊マーク》

第501飛行隊
制定不明
図柄「望遠鏡で宇宙を見る」イメージの青/黄のマーク
(RF-86Fと同デザイン)
実験航空隊時代はノーマーク

《キット》

1/32キティホークモデルT-28B/D
航空自衛隊デカール入りですが胴体下面のカメラ窓パーツはないそうです。(´・ω・`)
1/48バンダイ/モノグラムT-28B【絶版】モノグラムの箱・デカール替え。航空自衛隊デカール入り。
ローデンT-28B
2012年4月リリースの、ウクライナ製の簡易インジェクションキット。簡イ以上インジェクション未満的な出来であるご様子。
レベルモノグラムT-28D元モノグラムのキット。T-28Bとして売られてたこともあります。
1/72 ソードT-28B
2012年11月リリースの最新キットで、チェコ製の簡易インジェクションキット。空自デカール入りで下面のカメラ窓まで再現されています。ビーバーコーポレーション扱いのものは2機入りです。
エレールT-28D/
フェネック
機首上面の風防直前のエアインレットや、主翼下面のガンパックとパイロン基部を削り取るなどの改造が必要です。
エアモデル型式不明【絶版】バキュームフォームキット
1/144ミニウィングT-28B[2017年発売予定?]航空自衛隊デカール入り。胴体下面のカメラ窓パーツはなさそうな悪寒。
偵察航空隊時代を再現する場合、ソードのキット以外は胴体下面にカメラ窓を自作する必要があります。
当サイトのBBSで子細に検討されたそのカメラ窓位置を元に、ドラ猫さんがエレール1/72を改造して制作されました。その時の検討の様子をまとめた物はこちら

《デカール》

1/32 キティホークモデルキット付属T-28B第501飛行隊[偵察航空隊]
1/48 バンダイ/モノグラムキット付属
【絶版】
T-28B第501飛行隊[偵察航空隊]
1/72 ソードキット付属T-28B第501飛行隊[偵察航空隊]
浜松エアーパーク展示機
フライングパパスKA72M078T-28B第501飛行隊[偵察航空隊]
デカール自体はMDプリンターで印刷されたもので、赤や黄色あるいはグレーなどの中間色に網目が出ている場合がありますので、その点を承知した上で使いませう。ホビーセンターえんどうでのみ入手できます(通販可)。

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