ノースアメリカンT-6D/F/Gテキサン『まつかぜ』

《シリアルナンバー》

T-6D	52-0001/0009
T-6F	52-0010/0020
T-6G	52-0021/0130　72-0131/0180

《実機について》

　1935年4月1日に初飛行した単発の固定脚練習機NA-16をそのルーツとするT-6は、アメリカ陸軍航空隊(後に空軍)向けと海軍型SNJを含む各型合わせて15,000機以上が生産されました。また、カナダではライセンス生産も行われ、世界30ヶ国以上で使用されました。なお、英連邦諸国では本機をハーバードの名称で使用しました

《自衛隊での使用状況》

《性能諸元》

《配備部隊》

《部隊マーク》

臨時松島派遣隊→第2操縦学校→第13飛行教育団
1955年1月20日に松島基地の臨時松島派遣隊にT-6が配備された当初はノーマーク
制定	不明 (1955年11月1日に第2操縦学校と改称された頃)
図柄	｢2｣を表す青の2本帯に｢School｣を表す赤い｢S｣をデザインしたマーク
このマークは第2操縦学校が1957年8月1日に宇都宮基地へ移動し、1959年6月1日に第13飛行教育団と改称されても使われ続けましたが、1961年2月のT-1への機種改編に伴い変更されています。

第2操縦学校分校→第2操縦学校第1分校→第14飛行教育団
制定	不明 (1956年12月1日に矢の目基地(1958年8月1日に仙台基地と改称)において第2操縦学校分校として編成)
図柄	青いシェブロン
第2操縦学校分校は1958年8月1日に第2操縦学校第1分校に、1959年6月1日には第14飛行教育団と改称されましたが、1963年3月15日に解散しました。

《キット》

1/32	キティホーク モデル	T-6G	2014年1月発売の中国製キットです。海上自衛隊デカール入りバージョンも2014年12月に発売されました。
1/48	ハセガワ/ モノグラム	AT-6D	【限定版】レベルモノグラムの箱・デカール替え。ハセモノのAT-6Dは2種類出ていましたが、航空自衛隊デカールが入っているのは『ノースアメリカンAT-6Dテキサン』というタイトルで、ボックスアートに描かれたアメリカ空軍機の胴体に“TA-133”と書かれているほうのキットです。
		AT-6D/LT-6G
	レベルモノグラム	T-6G	元モノグラムのキット
	ドイツレベル	T-6G	元モノグラムのキット
	イタレリ	T-6G	2006年9月発売。中身はオキシデンタル製だそうです。(^^)v
	オキシデンタル	T-6G	1/48のベストキットでポルトガル製。空自バージョンには一番適したキットです。
	モデルクラフト	T-6G/SNJ-7	ポルトガル製。オキシデンタルの箱・デカール替え。オリジナルとは細かい部分が若干異なったバージョンです。
	オーロラ	AT-6	【絶版】
1/72	ウルフパック 　　デザイン	T-6G	2021年8月発売。プレミアムエディションとしてアカデミーのキットにキャノピー等のマスキングシールとレジン製砲弾型レドームパーツそれに空自＆米空軍デカールをセットしたものです。
	アカデミー	T-6G	1999年2月発売。1/72の決定版的出来。限定版で自衛隊デカール入りパッケージが2001年7月に発売されました。
	童友社	T-6G	下記ホビーボスのキットにオリジナルの空自デカールを入れたものです。
	ホビーボス	T-6G	2007年7月発売。もともと塗装済み完成品のために開発されたものを組み立てキットとしてパッケージングしたもので、ただ組んで色を塗ってデカールを貼るだけなら3日もあれば出来てしまうという、文字通り「イージーアッセンブル」で「ワンシッティングモデル」を地でいくようなキット。プロポーションもまぁまぁのようです。
	ドイツレベル	T-6G	[03924]2018年1月発売ですが、それでもエレールの箱・デカール替えです。
		T-6G/ ハーバードMk.4	[04639]2006年発売、なのにエレールの箱・デカール替えです。
		AT-6/T-6G	【絶版】[4198][4115]いずれもエレールの箱・デカール替え
		ハーバード Mk.IIB
	エアフィックス	T-6G	2005年8月発売。ですが中身はエレールの箱・デカール替えです。
		ハーバードII	【絶版】エアフィックスのオリジナルキットです。
	エレール	T-6G	アカデミーが出るまでは1/72のベストキットでしたが、機首周りなどはこちらのほうがいい雰囲気だという説もあります。
	アンコールモデル	T-6G	エレールの箱・デカール替え
	テスター	SNJ	ホークの箱・デカール替え
	Aモデル	SNJ	【絶版】記念すべきAモデルの第1作。キットタイトルはSNJですがデカールは空軍のT-6で、しかもシリアルナンバーがデタラメです(爆)。キットの出来は推して知るべし。(^◇^;)
	ホーク	T-6G?	【絶版】マーキングが凸スジでモールドされている、古き良き時代のキット。
	アリストクラフト	SNJ-2/-3	【絶版】簡易インジェクションキット？
1/144	プラッツ	T-6F/G	2014年12月発売。下記エフトイズの完成品をキット化したもので2機入りパッケージになります。
	バロム	T-6G	チェコ製の簡易インジェクションキット。2機セットです。
	FEレジン	T-6G	チェコ製のレジンキット。ブランドが違うだけで中身はほぼ同じです。入手は困難。
	ミニウイング (ホーネット)
	エフトイズ・ 　　コンフェクト	T-6F/G	【限定版】番外編2014年8月発売、『日本の翼コレクション4』のアイテムで塗装済み完成品。キャノピー枠の塗り分けと、コクピット後方のアンテナドームの有無でF型とG型の違いを出しています。

《デカール》

1/48	ハセガワ/ モノグラム	キット付属 【限定版】	T-6G	第15飛行教育団
		インストの「第12飛行教育団」は誤り。デカールのシリアルはT-6GですがキットはAT-6Dなので少々改造が必要です。
	フライング パパス	48M002	T-6G	臨時松島派遣隊	米軍供与直後
		FPKA48M026	T-6G	航空救難群
		デカール自体はMDプリンターで印刷されたものなので、赤や黄色あるいはグレーなどの中間色に網目が出ている場合がありますので、その点を承知した上で使いませう。「ホビーセンターえんどう」でのみ入手できましたが、どうもサイトを閉めてしまったようです。(´・ω・`)
1/72	ウルフパック 　　デザイン	キット付属	T-6G	第15飛行教育団
				航空救難隊 （→航空救難群）
	アカデミー	キット付属 【限定版】	T-6G	第2操縦学校 （→第13飛行教育団）
				第2操縦学校第1分校 （→第14飛行教育団）
				第15飛行教育団
				航空救難隊 （→航空救難群）
		インストの「第12飛行教育団」「浜松基地」はそれぞれ「第15飛行教育団」「静浜基地」の誤りです。またデカールのラジオコールナンバー「015」は「105」に要修正です（尾翼のシリアルは正しい）。
	童友社	キット付属	T-6G	第2操縦学校第2分校
				第14飛行教育団
				百里救難隊 [航空救難群]
				所沢航空発祥記念館 展示機
	バードマン 企画	No.72-CD-3 キャノピー マスキング付属	T-6G	第15飛行教育団
	フライング パパス	72M002	T-6G	臨時松島派遣隊	米軍供与直後
		FPKA72M026	T-6G	航空救難群
		デカール自体はMDプリンターで印刷されたもので、赤や黄色あるいはグレーなどの中間色に網目が出ている場合がありますので、その点を承知した上で使いませう。「ホビーセンターえんどう」でのみ入手できましたが、どうもサイトを閉めてしまったようです。(´・ω・`)
1/144	プラッツ	キット付属	T-6F	第15飛行教育団	静浜基地の保管機
			T-6G	第2操縦学校
				第2操縦学校第2分校
				小牧救難隊 [航空救難群]
	アシタの デカール (MYKデザイン)	A-401 【限定版】	T-6D	臨時松島派遣隊	米軍供与直後
			T-6F	臨時松島派遣隊	米軍供与直後
			T-6G	第15飛行教育団
				第2操縦学校第2分校
				第14飛行教育団 　整備群第2小隊
				芦屋救難隊 [航空救難群]
				入間救難隊 [航空救難群]

《便利グッズ》

1/72	バードマン・ キャノピーマスキング （バードマン企画）	No.72-23	アカデミーT-6G用のキャノピー用マスキングシートです。
		No.72-CD-3	上記のT-6Gキャノピー用マスキングシートに、第15飛行教育団の部隊マークとシリアルナンバー、国籍マークのデカールが付いたものです。