ユーロコプター(アエロスパシアル)
               AS332Lシュペルピューマ

《シリアルナンバー》

AS332L
JA9629/9631総理府時代 1986/1〜1986/12
00001/00003陸上自衛隊移管後 1986/12〜

《実機について》

 原型はフランスのシュド社(後にアエロスパシアル社を経てヘリコプター部門のみ現・ユーロコプター社)が開発したターボシャフト双発の中型進攻輸送用ヘリコプター、SA330ピューマで、初飛行は1965年4月15日です。その後エンジンを強化したAS331が1977年9月5日に初飛行、1978年9月13日にはさらに改良を進めたAS332が初飛行しこれがシュペルピューマの原型機となりました。
 AS332には胴体長により短胴型(15.49m)と長胴型(16.25m)とがあります。短胴型には軍用輸送型AS332B、民間型AS332C、軍用艦載型AS332Fがあり、長胴型には民間型AS332Lと軍用輸送型AS332Mがあります。なお1990年より軍用型はクーガーと呼ばれるようになりました。
 さらにエンジンを強化した発展型のMk.Iとして、民間型には長胴型AS332L1が、軍用型クーガーには短胴型の多用途型AS532UCと艦載型AS532SC、長胴型の汎用輸送型AS532UL(AS532M)と武装型AS532AC/ALそれに戦場監視レーダーを装備するAS532ULホライズンがあります。1986年2月16日に原型機が初飛行したMk.IIは、従来の長胴型よりさらに胴体が延びてローター直径も大きくなってエンジンも強化されており、民間型にはAS332L2が、軍用型にはL2に相当する汎用輸送型AS532U2と武装型AS532A2があります。

《自衛隊での使用状況》

 日本政府は当時のEC(ヨーロッパ共同体)との貿易摩擦解消の一環としてAS332Lを政府専用機として購入することを決定、総理府所有の民間機として1986年1月30日から3月27日にかけて3機が引き渡されました。当初は運用のみ陸上自衛隊が行っていましたが、自衛隊法の改正に伴い1986年12月19日に陸上自衛隊に移管されました。3機にはそれぞれ『はと』『ひばり』『かもめ』という、総理府時代に一般公募された愛称がつけられています。
 なお2004年度補正予算で、AS332Lを発展させた最新型EC225LPを要人輸送用ヘリとして1機導入する方針が決まりました。これはAS332Lが導入後20年近く経って老朽化や装備品の見劣りが目立つようになってきたためです。EC225LPの1号機は2006年10月に木更津駐屯地に到着しました。EC225LPは2000年11月にシュペルピューマMk.II+として初飛行し、2001年に改称されたEC725クーガーの民間型です。

《性能諸元》

AS332L
主回転翼直径15.58m,4枚羽根
全長19.50m
胴体全長16.25m
全高4.97m
運用重量4,420kg
最大離陸重量8,350kg
発動機チュルボメカ・マキラ1A1
ターボシャフト×2
出力1,700shp
燃料容量544gal
最大速度304km/h(外部搭載なし)
巡航速度266km/h
実用上昇限度15,000ft
飛行航続距離870km
乗員2名+最大20名

《配備部隊》

部隊名上位組織
特別輸送飛行隊[ST]第1ヘリコプター団

《キット》

1/72 イタレリAS532
1999年8月リリースの最新キット。展帳式フロートとエアコンはパーツ化されていますが、スポンソン形状とキャビンドアの改修は必要です。
ドイツレベルAS532
上のイタレリのパッケージ&デカール替え。パーツ内容は全く同じですが価格はイタレリの倍くらいしますので、陸自機にしようとするのであれば敢えて捜すこともないと思います。
エレールAS332M1
展帳式フロートのパーツがAS532U2のほうにしか入っていないので、ベースはそちらにしたほうがいいかも知れません。ただし、スポンソン形状の改修、キャビンドアの改修、機首左側の箱(エアコン)の自作など機体各部に改修が必要です。
AS532U2
1/144エフトイズ・
コンフェクト
AS332L
【限定版】番外編。2005年9月発売の『ヘリボーンコレクション2』のアイテムのひとつになっているものです。塗装済み完成品なので番外としましたが、前回同様プラキットと並べても遜色のない出来です。だたしレギュラーアイテムになっているのは海上保安庁バージョンと東京消防庁バージョンで、陸上自衛隊バージョンはシークレットアイテムになっています(スポンソンをきちんと作り分けているのはさすが)。

《デカール》

陸上自衛隊デカールはありません。

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