スチンソンL-5A/B/C/E/Gセンチネル
《シリアルナンバー》
L-5A | (資料不足のため詳細不明) | 保安隊時代 |
10001〜(資料不足のため詳細不明) | 陸自時代 |
L-5B | (資料不足のため詳細不明) | 保安隊時代 |
10101〜(資料不足のため詳細不明) | 陸自時代 |
L-5C | (資料不足のため詳細不明) | 保安隊時代 |
10201〜(資料不足のため詳細不明) | 陸自時代 |
L-5E
| (資料不足のため詳細不明) | 保安隊時代 |
10301〜(資料不足のため詳細不明) | 陸自時代 |
L-5G | (資料不足のため詳細不明) | 保安隊時代 |
10401〜(資料不足のため詳細不明) | 陸自時代 |
《実機について》
L-5は、1941年にアメリカ陸軍でテストされた軽飛行機スチンソン105ボイジャーをベースにして、胴体を大型化しエンジンを強化したモデルV76を1942年にO-62(すぐにL-5と改称)としてアメリカ陸軍が採用したものです。L-5AはL-5の電源を12Vから24Vに変更する改修を受けたタイプ、L-5Bは胴体右側に横長のハッチを設けて担架を積めるようにした患者輸送機タイプ、L-5CはK-20カメラを積んだ簡易偵察機タイプ、L-5Eはエルロンをドループエルロンとして離着陸性能を向上させたタイプ、L-5GはE型のエンジンをパワーアップしたタイプです。また、第二次大戦中にはOY-1/-2としてアメリカ海兵隊でも使用されました。
なお、スチンソン社は第二次大戦中にヴァルティー社の傘下に入りL-5を生産していましたが、1943年にヴァルティー社はコンソリデーテッド社に吸収合併されています。アメリカ海兵隊型のOY-1/-2にコンソリデーテッド社の会社記号「Y」が使われているのはそのためです。
《自衛隊での使用状況》
日本では、1953年1月から保安隊(現・陸上自衛隊)航空部隊に中古のL-5A/B/C/E/G各型合わせて35機が供与されました。1954年7月1日の防衛庁の設置とともに陸海空3自衛隊が発足すると、機体は陸上自衛隊に移管されましたが、1957年までに全機退役しました。
《性能諸元》
| L-5 |
全幅 | 10.35m |
全長 | 7.35m |
全高 | 2.13m |
主翼面積 | 16.7u |
運用重量 | 690kg |
最大離陸重量 | 980kg |
発動機 | ライカミングO-435-1 空冷水平対向6気筒×1 |
出力 | 190hp/3,400rpm |
燃料容量 | 36gal |
最大速度 | 206km/h |
巡航速度 | 90km/h |
実用上昇限度 | 15,500ft |
海面上昇率 | 975ft/min |
飛行航続距離 | 430km |
乗員 | 2名 |
《配備部隊》
陸上自衛隊時代 |
部隊名 |
具体的な配備先は資料不足のため詳細不明です。 |
《キット》
1/48 |
ソード | L-5A | [2024年発売予定?]デカールはA型は米陸軍機と英空軍機、B型は米海兵隊機と英空軍機です。
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L-5B/OY-2 |
1/72 |
AZモデル | L-5 | 2009年6月に発売された最新の簡易インジェクションキット。胴体とキャノピーが2種類入っています。米陸軍のL-5(キットNo.AZ7274)と米海兵隊のOY-2(キットNo.AZ7275)の2種類のパッケージが出ていますが、デカールの違いだけで中身は同じです。 2018年6月にOY-2(キットNo.AZ7589)、8月にL-5(キットNo.AZ7590)が再販され、OY-2のほうには陸自(?)デカールが入りました。 |
OY-2
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ソード | L-5
| 1999年秋に発売された簡易インジェクションキット。米陸軍のL-5と米海兵隊のOY-1とのコンパチで、胴体とキャノピーが2種類入っています。 |
ビーチナットモデルズ | 型式不明 | 【絶版】簡易インジェクションキット |
アリストクラフト | 型式不明 | 【絶版】簡易インジェクションキット? |
レアプレーン | L-5A
| 【絶版】バキュームフォームキット |
《デカール》
1/72 |
AZモデル | キット付属 | L-5(OY-2) | 不明(第4飛行隊?) |
全面濃緑色に日の丸、機首には「2」尾翼には「IV-1002」と書かれ「Base Nagoya, Japan 1954」と解説されているこのマーキング、どの資料を元にしたのかさっぱり分かりません。(^_^;) |
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