ボーイングMV-22Bオスプレイ

《シリアルナンバー》

MV-22B----2014年11月現在

《実機について》

 V-22オスプレイは「回転翼機のように垂直離着陸や空中停止でき、固定翼機のように速く遠くに貨物や人を運べる」機体として開発されました。アメリカ4軍共同の「統合垂直離着陸研究」(JVX, Joint-service Vertical take-off/landing eXperimental)として1981年から開発が始められ、試作1号機は1989年3月19日に初飛行しました。その後開発中止の危機や試作・開発段階での4度の重大事故を乗り越えて、現在はアメリカ海兵隊の戦術輸送機MV-22B、空軍の特殊作戦機CV-22Bの配備が進められており、海軍もCOD(艦上輸送)任務用輸送機CMV-22Bとして採用しました(なお陸軍は開発段階で計画から離脱)。ちなみに、通常なら機種記号として輸送任務に「C」、特殊作戦任務に「M」を用いますが、オスプレイの場合は海軍の空母を示す「CV」との混同を避けるため逆にしているようです。

《自衛隊での使用状況》

 防衛省は2014年11月21日、2015年度概算要求に計上している陸上自衛隊のティルト・ローター機として、ボーイングV-22の採用を発表しました。報道発表ではサブタイプについては触れられていませんが、輸送任務に就くことからしてMV-22Bではないかと思われます。機体の整備は米軍機も併せて富士重工が担当し、木更津駐屯地で行われることになります。2017年8月26日には陸自向け1番機とされる画像がネットメディアに掲載されましたが、その塗装は米海兵隊機とも従来の陸自迷彩とも異なる明るい色調のグレイ迷彩になっています。

 導入予定数は今の中期防衛力整備計画(2014年度〜2018年度)の期間中に17機とされており、今後の納入予定は2018年度に5機(2015年度発注分)、2019年度に4機(2016年度発注分)、2020年度に4機(2017年度発注分)となっています。2018年度予算概算要求では残り4機の調達予算が盛り込まれています。

《性能諸元》

MV-22B
プロップローター直径11.62m,3枚羽根(左右とも)
全幅25.58m(プロップローター含む)
全長17.48m
全高6.73m(エンジンナセル起立時)
主翼面積35.49u
キャビン寸法W1.80m×L7.37m×H1.83m
通常離陸重量21.575kg(垂直離陸時)
最大離陸重量23,859kg(垂直離陸時)
発動機ロールスロイスT406(AE1107Cリバティ)
ターボシャフト×2
出力6,150shp(4,586kW)(1基)
燃料容量1,721U.S.gal.(機内)
巡航速度446km/h
最大速度565km/h
実用上昇限度7,620m
飛行航続距離3,590km(最大)
乗員2名

《配備部隊》

部隊名上位組織
まだ引き渡されていません。

《キット》

※1/350や1/700は2014年11月現在で艦船キットの付属品としてのキット化がほとんどなので、漏れがあると思いますがきちんと調べるのめんどい(爆)のでご容赦ください。m(_ _)m
1/48 イタレリMV-22Bこのスケール唯一のキット。キットNo.825は試作機段階でキット化したため現在の量産型とはかなり異なっていますが、1990年代に出た現行のキットNo.2622(さらに2012年には現行パッケージにデザイン替え)は多少は量産型に近づいているようです。
1/72 ハセガワMV-22B
2013年7月発売の最新キット。現行の量産型を作るのならコレ一択でせう。なお、2014年12月に限定版で陸上自衛隊架空仕様のキットが発売されたほか、海上自衛隊のMV-22B架空仕様、航空自衛隊のCV-22B架空仕様のキットも同じく限定版で発売されています。
イタレリMV-22BキットNo.175は1989年に出たもので、試作機段階でキット化したため現在の量産型とはかなり異なっています。1996年にキットNo.068として箱替えされましたが(さらに2012年には現行パッケージにデザイン替え)中身は変わっていません。
ドイツレベルMV-22B2015年暮れに発売されたキットですが、中の人は今さらのイタレリです。なぜハセガワじゃない?
テスターV-22【絶版】上記イタレリのキットNo.825のパッケージ替えです。
エッシーMV-22A【絶版】1989年に4軍共同の試作機HV-22Aとして発売されたキットで、空軍のCV-22A、海軍のPV-22A、海兵隊のMV-22Aのパッケージも出ていました。中身はもちろん試作機そのままです。
エッシー/
アーテル
SV-22A【絶版】上記エッシーのパッケージ替えなので、中身はもちろん試作機そのままです。
ホビークラフト
カナダ
V-22
【絶版】1980年代に出ているので間違いなく試作機のモデライズでせう。どこかのコピーの可能性もありそうな。
1/144 トミーテックMV-22B2014年4月発売。『技MIX・航空機シリーズ』のアイテムのひとつです。従来品と同様の塗装・マーキング済み組み立てキットですが、元になる食玩がないので新たに金型を起こしています。陸上自衛隊の架空仕様のキットが限定版で2015年1月に発売されました。
エフトイズ・
コンフェクト
MV-22B
【限定版】番外編。2006年8月発売の『ヘリボーンコレクション3』のアイテムのひとつになっているもので、米海兵隊仕様と陸上自衛隊仕様がありました。当時は陸上自衛隊が採用するなどまったく想定されていなかったので架空ですが。また、同じ月の夏ワンフェス限定で架空の海上自衛隊南極観測隊支援機仕様が発売されました。
MV-22B【限定版】番外編。2013年2月発売の『ヘリボーンコレクション5』のシークレットアイテムになっているものですが、こちらは上記と違って米海兵隊仕様のみです。
MV-22B【限定版】2013年4月発売。上記アイテムが米海兵隊仕様で2機入り塗装済み半完成品として発売されていました。
1/350 ブロンコ MV-22B2012年発売で2機入り。クリヤープラで成形されています。下記「ニューヨーク」の搭載機を独立させたものと思はれ。
MV-22Bアメリカ海軍ドック型輸送揚陸艦「LPD-21ニューヨーク」のキットに搭載機として入っています。
フジミMV-22B2013年10月発売で4機入り。クリヤープラで成形されています。下記「いせ」の搭載機を独立させたものと思はれ。
MV-22B2013年6月発売の護衛艦「DDH-182いせ」のキットに搭載機として入っています。
トランペッターMV-22B2013年発売で3機入り。クリヤープラで成形されています。下記「ニューヨーク」の搭載機を独立させたものと思はれ。
モノクローム
(トランペッター)
MV-22Bアメリカ海軍ドック型輸送揚陸艦「LPD-21ニューヨーク」のキットに搭載機として入っています。
1/450 ハセガワMV-22B[2017年11月発売予定]護衛艦「DDH-181ひゅうが」のキットに搭載機として入るそうです。
1/700 アオシマMV-22B海上自衛隊ヘリコプター搭載護衛艦「DDH-181ひゅうが 離島防衛作戦」のキットに搭載機として入っています。
ハセガワMV-22B「海上自衛隊 艦載機セット(護衛艦 いずも用)」と、ヘリコプター搭載護衛艦「DDH-183いずも」のキットに搭載機として入っています。“海上自衛隊仕様”となっているのがアレなんですが。(^^;)
ホビーボスMV-22Bアメリカ海軍強襲揚陸艦「LHD-1ワスプ」「LHD-2エセックス」「LHD-3キアサージ」「LHD-4ボクサー」「LHD-5バターン」「LHD-6ボノム・リシャール」「LHD-7イオー・ジマ」、ドック型輸送揚陸艦「LPD-21ニューヨーク」のキットに搭載機として入っています。
ドラゴン
(サイバーホビー)
MV-22Bアメリカ海軍ドック型輸送揚陸艦「LPD-17サン・アントニオ w/MV-22」のキットに搭載機として入っています。
ドイツレベルMV-22Bアメリカ海軍強襲揚陸艦「LHD-3キアサージ」のキットに搭載機として入っています。
オレンジホビーMV-22レジン製4機入りでローター等のエッチングパーツ付き。
ラーセナルMV-22レジン製2機入りでローター等のエッチングパーツ付き。

《デカール》

陸上自衛隊デカールはありません。

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