アメリカ空軍向けの原型機YC-130の初飛行は1954年8月23日ですが、ユーザーは世界65ヶ国以上、現在でも発展型C-130Jの生産が続いているという空前絶後の傑作ターボプロップ4発戦術輸送機です。高翼形式に太い胴体、後部に貨物の空中投下も可能なローディングランプ付き貨物ドア、胴体両側に主脚を収納するバルジという機体レイアウトは、航空自衛隊のC-1も含めたその後の戦術輸送機の規範となりました。なお、C-130Rの主脚収納バルジは胴体に巻かれたプロペラ警戒ラインに掛からない短いタイプなので、航空自衛隊が使用しているC-130Hとは異なります。
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イタレリ | C-130H
| 主脚収納バルジはボックスアートは長いタイプで描かれていますが、キットは元々E型をモデル化したため短いタイプのままなので、海自機を作る場合はそのままでいけます。
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テスター | C-130E | イタレリのOEM。 |
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ズベズダ | C-130H | 2021年1月発売。ロシア製の完全新金型キットでなんと航空自衛隊デカール入り。主脚収納バルジや尾部は長短両方が入っているので海自のC-130Rもイケるかもしれません。 |
イタレリ | C-130E/H
| 主脚収納バルジは短いので海自機を作るにはうってつけw |
エレール | C-130 | イタレリのOEM。 |
テスター | C-130E | イタレリのOEM。 |
エアフィックス | C-130E | キットNo.9001の製品は1960年代から発売されていたオリジナルキットで、元は英空軍のハーキュリーズC.1なので主脚収納バルジは短いです。キットNo.9003の製品は1994年リリースでイタレリのOEMです。 |
ウルフパック デザイン | C-130H (レジン製 改造パーツ)
| イタレリのキットをアップグレードするための改造パーツで空自デカール入り。日の丸や注意書きが流用できるかも。 |
MPC | C-130E | 【絶版】エアフィックスのオリジナルキットのOEM。 |
エッシー | C-130H | 【絶版】主脚バルジは短いタイプ。 |
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レベル モノグラム | C-130H | 元レベルのキット。主脚バルジは短いです。箱の表記はもちろん1/144。(^_^;) |
ハセガワ/ モノグラム | C-130H
| 【限定版】レベルモノグラムの箱・デカール替え。こちらも箱の表記は1/144です。なので空自のC-130Hを作るなら主脚バルジに手を入れる必要がありますが、海自機ならその部分はそのままでもいけるのではないかと。 【デカール替えキット】
●記念塗装機 |
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ミニクラフト | C-130H | 2011年7月にようやく米空軍型が出ました。主脚バルジが短いのは海自機を作るには都合がいいのですが、機首があまり似ていない上に価格がバカ高いのが残念。 |
Aモデル | C-130F | 米海軍アクロチーム“ブルーエンジェルズ”の支援機"ファット・アルバート”のキット(同スケールのF-4Jとセット)です。主脚バルジはもちろん短いタイプ。いかにもAモデルらしいヨレヨレなモールドで、プロペラ軸がエンジンナセルの中心からずれていたりして制作意欲を萎えさせてくれます(笑)。 |
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ハセガワ | C-130R
| 2015年10月発売。小粒ながらプロポーションは良好、ただし一部合いの悪いパーツがあります。短い主脚バルジとH型より長い尾部のパーツを新たに起こしていますので、今のところストレートにC-130Rを作れる唯一のキットです。 なお短い主脚バルジパーツのランナーには「KC-130」と刻印されたタグが付いていますので、マリンコのKC-130Rも近いうちに出るのではないかと。(^^;)
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エフトイズ・ コンフェクト | C-130R | 【限定版】番外編。2015年12月発売の『日本の輸送機コレクション』のアイテムのひとつになっているものです。下記C-130Hの単なる塗り替え(&デカール替え)なので、主脚バルジや尾部などの違いは再現されていません。 |
C-130H
| 【限定版】番外編。2009年11月発売(東日本地区)の『名機の翼コレクションvol.2』のアイテムのひとつになっているものです。塗装済み完成品なので番外としましたが、プラキットと並べても遜色のない出来です。 |
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ホワイト エンサイン モデル | ハーキュリーズ C.1 | レジン製、プロペラなどのエッチングパーツ付き。 |
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ピットロード | C-130H | 「デザート・シールド1」(S06)及び「ザ・ウエストウイングス1」(S07)【絶版】に付属。日の丸はデカールにありますがシリアルナンバーと部隊マークはありません。胴体がAC-130Hと共通なので、左側面から突き出た機関砲などを削り取る必要があります。 |