アグスタ・ウェストランド(EHインダストリーズ)
                MCH-101,CH-101

《シリアルナンバー》

MCH-101
8651/8660
CH-101
8191/8193

《実機について》

 EH101はイギリスのウェストランドとイタリアのアグスタが共同で設立したユーロ・ヘリコプター・インダストリーズ(EHI、なお両社は2000年7月に合併してアグスタ・ウェストランドとなり、EH101は2007年にAW101と改称)により1984年に開発がスタートしたターボシャフト3発の大型ヘリコプターで、原型初飛行は1987年10月9日です。イギリス海軍とイタリア海軍でシーキングの後継機として艦載対潜作戦型が導入されつつあるほか、イギリス空軍、デンマーク空軍、カナダ国防軍航空軍、ポルトガル空軍などで輸送型や捜索救難型が導入中、また日本の警視庁でも現時点で唯一の民間型を1機(EH101-510“おおぞら”)使用しています。

《自衛隊での使用状況》

 防衛庁は2003年6月5日に、MH-53ES-61A-1の後継機となるMCH(新掃海・輸送ヘリコプター)としてEH101を採用しました。海上自衛隊での正式名称はそれぞれ掃海・輸送型がMCH-101、輸送型がCH-101です。

 MCH-101の1号機は2005年2月15日にイギリスで初飛行、7月25日に川崎重工(KHI)に到着、艤装を施されたのち2006年1月に飛行テストを開始し、2006年3月3日に海上自衛隊に納入されました。2号機は2007年3月23日に納入されています。1号機のみアグスタ・ウェストランド社製の機体の輸入となり、2号機以降はCH-101を含めてKHIでノックダウン生産されています。2007年3月30日には部隊使用承認が取得され、10機が導入されて最終号機(#8660)は2017年3月29日に納入されました。

 CH-101はまず文部科学省の予算から発注、後に防衛省に予算が振り替えられる形をとることになります。導入予定は3機で、まず2004年度と2006年度の予算で1機づつが発注されました。1号機は2007年9月初旬にKHIにて初飛行、29日に海上自衛隊に納入後10月2日に岩国航空基地にフェリーされました。2号機は2009年6月に納入されましたが、3号機は2012年度予算でようやく予算化され、2016年8月に納入されました。

《性能諸元》

EH101
主回転翼直径18.59m,5枚羽根
全長22.81m
全高6.65m
運用自重10,500kg(海軍型)
総重量14,600kg
発動機RRチュルボメカ/川崎RTM322
ターボシャフト×3
出力2,100shp(1基)
最大速度309km/h
巡航速度278km/h
航続距離926〜1,158km
乗員2名

《配備部隊》

MCH-101
部隊名上位組織
第51航空隊航空集団直轄
第111航空隊航空集団直轄
CH-101
部隊名上位組織
第51航空隊航空集団直轄
第111航空隊航空集団直轄
しらせ飛行科横須賀地方隊
MCH-101と同機種ということで当初は便宜的に第111航空隊に配備されました。2009年5月に砕氷艦しらせ(II)(AGB-5003)が就役したことに伴いしらせ飛行科に異動しましたが、整備の都合上そのまま岩国航空基地に留まっています。

《キット》

※1/350や1/700は2014年3月現在で艦船キットの付属品としてのキット化がほとんどなので、漏れがあると思いますがきちんと調べるのめんどい(爆)のでご容赦ください。m(_ _)m
1/48 エアフィックスマーリンHC.3
2013年2月に発売されたイギリス空軍の輸送機型。MCH-101と胴体の基本形状が同じではありますが、改造するのはかなりの困難が伴うものと思はれ。
1/72 イタレリAW101マーリンTTI
イタリア海軍の哨戒型。
EH101コーモラント
カナダ国防軍航空軍の捜索救難型。
マーリンHC.3イギリス空軍の輸送機型。
ドイツレベルマーリンHC.3
イギリス空軍の輸送機型。イタレリのバージョン替え。
 掃海具を曳航したり貨物を搭載したりするのに必要な、胴体後部のローディングランプを備えているのが上記3つのバージョンなので、イタレリとドイツレベルのマーリンHAS.1/HM.1(イギリス海軍の哨戒型)は入れていません。上記の中ではイタリア海軍型が一番MCH-101に近いと思われます。
 なおイタレリ&ドイツレベルのキットを元に、如何に楽をしてMCH-101をでっち上げるか、という検討の結果をこのページにまとめてありますので、よろしかったらご覧下さい。(^◇^;)
1/144 エフトイズ・
コンフェクト
MCH-101
【限定版】番外編。2010年4月(東日本)発売の『ヘリボーンコレクション4』のアイテムのひとつになるものです。塗装済み完成品なので番外としましたが、このスケール唯一のものですし、プラキットと並べても遜色のない出来です。
CH-101
1/350 フジミMCH-101護衛艦「DDH-181ひゅうが」「DDH-182いせ」のキットに搭載機として入っています。
1/450 ハセガワMCH-101[2017年11月発売予定]護衛艦「DDH-181ひゅうが」のキットに搭載機として入るそうです。
1/700 ピットロードMCH-101「海上自衛隊航空機セット」と、護衛艦「DDH-181ひゅうが」「DDH-182いせ」のキットに搭載機として入っています。
アオシマMCH-101護衛艦「DDH-181ひゅうが」「DDH-182いせ」および「トモダチ作戦&海上自衛隊護衛艦(DD-102はるさめ)」「トモダチ作戦&海上自衛隊護衛艦(DD-110たかなみ)」のキットに入っています。
ハセガワMCH-101「海上自衛隊 艦載機セット(護衛艦 いずも用)」と、ヘリコプター搭載護衛艦「DDH-183いずも」のキットに搭載機として入っています。

《デカール》

1/48エクストラデカールX48131MCH-101第111航空隊
CH-101しらせ飛行科
イギリス製デカール。こちらも漢字はほぼ正確ですが、やっぱり貼るべきキットが出ていません。発売元のハナンツでも説明文で“Basic kit will need modification to window layout for all of these aircraft.”とか書いてますし。 (´・ω・`)
1/72マックスデカールMD7222CH-101しらせ飛行科
アイルランド製のデカール。特筆すべきは漢字がほぼ正確なこと。協力者名の中に日本人らしき名前がありました。ただ、日の丸と機番と「海上自衛隊」の文字と小さな小さなペンギンマークだけなので、この程度なら自作や流用でもなんとかなりそうな感じ(爆)。その上残念なのは貼るべきキットが出てないということです。(´・ω・`)

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