富士T-5

《シリアルナンバー》

T-5
6301/63672015年2月現在

《実機について》

 T-5は、T-34Aをベースにした初等練習機KM-2の後継機として開発されたものです。開発に当たり、まずKM-2のエンジンをターボプロップ(アリソン250-B17D(420shp)、350shpにフラットレートして使用)に換装、主翼端を跳ね上げ垂直尾翼を後退角付きにするなどの大幅な設計変更を加えたKM-2Dが製作され、1984年6月28日に初飛行しました。KM-2Dでのテストの結果、同機に取り入れられた改良点に加えコクピットをいくらか拡大しキャノピーを透明化した上、装備品類も更新されたKM-2改(後にT-5)が開発され、1号機は1988年4月27日に初飛行しました。

《自衛隊での使用状況》

 1号機は1988年8月30日に海上自衛隊に引き渡され、1989年3月から部隊配備が開始されました。1997年度までに36機を納入していったん生産は終了しましたが、初期に納入された機体の老朽化に伴い2006年度予算で調達が再開されました。2008年3月27日に37号機が引き渡され、2015年2月現在で延べ67機が納入されています。2014年度以降は発注がありませんでしたが、2024年度予算概算要求で2機の調達予算が計上されています。

《性能諸元》

T-5
全幅10.04m
全長8.44m
全高2.96m
主翼面積16.5u
運用重量1,080kg
最大離陸重量1,850kg
発動機アリソン250-B17D
ターボプロップ×1
出力350shp(フラットレート)
プロペラハーツェル
直径2.28m/3枚羽根
燃料容量99gal(機内)
最大速度380km/h
実用上昇限度23,000ft
海面上昇率1,800ft/min
飛行航続距離950km
乗員2名+2名

《配備部隊》

部隊名上位組織
第51航空隊航空集団直轄
第201教育航空隊小月教育航空群
1号機は引き渡し当初は第51航空隊でテストを行い、その後全機が第201教育航空隊に配備されました。

《キット》

1/72FOXONET-5下記1/144から5年、ついに2019年12月にナナニが発売されました!中身は1/144と同じくレジンキットでキャノピーは透明レジン、MDプリンタ製デカールが入っています。
1/144FOXONET-5
2014年9月発売のレジンキット。待望の初キット化!キャノピーは透明レジン製でMDプリンタ製デカールが入っています。

《デカール》

1/72FOXONEキット付属T-5第201教育航空隊[小月教育航空群]
1/144FOXONEキット付属T-5第201教育航空隊[小月教育航空群]

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