原型は1941年8月7日に初飛行したアメリカ海軍向けの艦上雷撃機グラマンXTBF-1で、1942年3月25日には早くも部隊配備が開始されています。当時は太平洋戦争たけなわで、TBFは自動車メーカーであるゼネラルモーターズ(GM)でも生産され、こちらはTBMと呼ばれました。TBM-3W2はTBM-3の胴体を改設計し下面にレーダーを搭載、機内にオペレーター席を設けた早期警戒型TBM-3Wを対潜索敵専用にしたものです。TBM-3S2はTBM-3Eを対潜攻撃機型に改造したTBM-3Sの装備を近代化したもので、TBM-3W2とコンビを組んで対潜哨戒チームとして運用されました。
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MDC | TBM-3W (レジン製改造パーツ) | アキュレイトミニチュアTBM-3用の改造パーツ。TBM-3Wはレジン製レドーム、コクピット後方のフェアリングなどを、TBM-3Sはバキュームフォームのキャノピーやレジン製主翼下レドームなどをパーツ化しています。 |
TBM-3S (真空成型&レジン製 改造パーツ) |
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ソード | TBM-3W
| 2018年6月発売(SW72114)。チェコ製の簡易インジェクションキットで海上自衛隊デカール入り。ようやくマトモに作れそうなグッピーのキットが出ました。2021年3月にはSW72114(USN,RCN,JMSDF)とSW72115(French and Dutch Navies)を統合したパッケージが「TBM-3W Guppy」(SW72135)として発売されました。 |
TBM-3S2
| 2020年8月発売(SW72131)。上記の胴体とキャノピー等を新規パーツにしたキットで海上自衛隊デカール入り。ハセガワよりは作りやすいでせう。(^^; |
TBM-3R
| 2020年8月発売(SW72132)。内容は上記TBM-3S2と同じで形状の異なるキャノピー後部もS2とRの両方が作れるパーツが入っています。本機は海上自衛隊では使われていませんが、NAS厚木にいた米海軍機を用廃後に譲り受けて日の丸を付け教材として使用していました。 |
ハセガワ | TBM-3S2
| 【限定版】2009年12月発売(2017年7月再販)。『海上自衛隊』(00984)のタイトルで既存のTBF/TBMのキットに改造用のレジンパーツ(クリヤーパーツも透明レジン)を追加して専用デカールをセットしたものです。2021年11月には第3術科学校の教材機と八戸航空隊所属機のデカールを入れた『海上自衛隊 第3術科学校』(02386)も発売されました。正直、かなり改造のハードルが高いような気が・・・。(^◇^;) |
マッハ2 | TBM-3W | フランス製の簡易インジェクションキット。マッハ2初期の製品なので、素直にソードを作るほうが賢明でせう。(^^;)
なお2013年8月にビーバーコーポレーションから海自デカール入りキットが発売されましたが、残念な事にというかやっぱりというか単なるデカール替えでした。(´・ω・`)
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ハイプレーンズ モデル | TBM-3W
(簡易インジェクション製 改造パーツ) | ハセガワTBM-3用のオーストラリア製改造パーツ。胴体、レドーム、水平尾翼の補助垂直安定板などがパーツ化されていますが、キャノピーや胴体窓は自作かオリジナルキットからの改造が必要です。デカールは海上自衛隊とアメリカ海軍VS-32が入っています。もう店頭ではほとんど見掛けません。 |
RVHP | TBM-3W (レジン製改造パーツ) | ハセガワTBM-3用のチェコ製改造パーツ。胴体(レドームは一体成形)、水平尾翼の補助垂直安定板などがパーツ化されていますが、キャノピーや胴体窓は自作かオリジナルキットからの改造が必要です。デカールはアメリカ海軍機のみです。 |
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トランペッター | TBF | 透明プラ成型品、6機入り。このスケールですからTBM-3W/-3Sにするのは難しいことではないでせう。 |
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ハセガワ | TBF | ウォーターラインシリーズの「アメリカ航空母艦搭載機」に付属。このスケールですからTBM-3W/-3Sにするのは難しいことではないでせう。 |
フジミ | TBF | シーウェイモデルシリーズの「アメリカ航空母艦搭載機」に付属。このスケールですからTBM-3W/-3Sに(ry |
ドラゴン (サイバーホビー) | TBF | WWII時の米海軍空母・軽空母や「WW.II アメリカ海軍 艦載機セットA」に付属。透明プラ成型品です。このスケール(ry |